新じゃがの季節まっただ中です。
皮が薄くて水気の多い新じゃがが特に好きという人も多いでしょう。
アフリカ大陸にほど近いスペイン領カナリア諸島には、島民が愛してやまない新じゃがで作るソウルフードがあります。
名前のまんま「しわしわポテト」
パパス・アルーガス(Papas arrugas)訛って「パパ・アル~ガ」と聞こえる、この新じゃが料理。アルーガスとは、スペイン語で「シワ」のことで、見た目通りにシワシワのじゃが芋が、この料理の名前です。
食堂に入ると、皆メニューも見ずにまず頼むのは「パパ・アルーガ!」
金属のバケツにたっぷり入った熱々が、テーブルにどかんとやってきます。
それは、こんなお料理。
ぽくっと割って、ソースをつけつけしていただきます。
1. 鍋に新じゃがを入れて、かぶるほど水を入れ塩を加える(1.2Lの水に対して塩50g)
2. 1時間ほど蓋せず中火で煮ていく。グラグラするなら火を弱める。
(湯が少ないようなら足す)
3. 触って柔らかく茹で上がってたら、湯を捨てる。
4. 再び鍋を火にかけ、揺すってシワが寄り塩を吹いたら、出来上がり。
とても原始的なので、水が完全になくならないことだけ気をつければ美味しく出来ます。
新じゃがの水気が抜けて、ぎゅっと濃厚なうま味が出てくるんですよ。
独特の爽やかな緑ソース「モホ・ベルデ」
以下の材料全部をミキサーにかける。
コリアンダー 2束
パセリ 3束
ニンニク 1/3粒
粒のコリアンダー 15粒
クミン 少々
塩 小さじ1/3杯
EXオリーブオイル 150~200cc
ワインビネガー 小さじ1~2杯(味を引き締めるくらいで、酸っぱく感じない程度)
日本にある食材で作れるのに、きっと食べたことのないエキゾチックな美味しさに出会えますよ。