岡山土産といえば、白桃やマスカットなどのフルーツも有名ですが、やっぱり「きびだんご」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
今年の5月末に、ユニークなお土産が登場しました。その名も「きびだんごが無ければフィナンシェを食べればいいじゃない!」。エンタメ性を兼ね備えた、フレッシュバター100%の焼菓子「フィナンシェ」です。
単なるフィナンシェではない! ユニークなコンセプト
お菓子にまつわる物語を少女マンガと小説にして、お菓子とのセット販売を手がる「女王製菓」。小説を読みながらお菓子が味わえると言う、これまでにないユニークなコンセプトの製菓ブランドです。2014年には、パリの老舗デパートでお菓子のシリーズが発売されるなど、国内外での評判も上々のよう。
物語のなかの主人公・姫の決め台詞は「パンが無ければ◯◯を食べればいいじゃない!」。これは、王妃マリー・アントワネットがフランス革命前に困窮した市民に言い放ったとされる「パンがなければお菓子(ブリオッシュ)を食べればいいじゃない」をマネたものです。
もともと岡山県に拠点を置くブランドということもあり、今回のお土産が登場しました。フィナンシェの新章第一話は「享楽の庭に眠る将軍の金塊と、夜の静寂に妖しく光る漆黒の城」で、バター使用を謳いながらマーガリンを使った粗悪な偽フィナンシェを乱造する悪徳きびだんご商人を追い詰める、痛快なストーリーとなっています。「きびだんご職人が作りあげた似非フィナンシェの為替操作」の件(くだり)には、思わず笑ってしまいました。二話以降の続きも楽しみですね!
漫画ノベルには、岡山の歴史や名勝が盛り込まれているため、パロディながら岡山を学べるのも魅力のひとつです。
フィナンシェ(6個入り)、漫画ポストカード、漫画ノベル(8ページ)、缶バッジ付きで1944円(税込み)。売上収益の一部は、ヴェルサイユ宮殿内、マリー・アントワネットのブドワールの生地修復 メセナに寄付されます。この寄付金は、宮殿と敷地 の補強、修復、保護に使われるものだそうです。
岡山土産でもあり、ちょっぴりフランス土産という気もするユニークなお土産、岡山へ出かけた際には手に取ってみてはいかがでしょう? 通販サイトからも購入できるようですよ。
[photo by prtimes.jp]