まるで海外!フェリーで渡る福井の無人島が美しすぎる

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Aug 14th, 2015

北陸の福井県に若狭湾という美しい海があります。近隣の越前加賀海岸と並んで国定公園に認定される景観の面白いエリアですが、その若狭湾の東端には敦賀半島が突き出しており、半島の先端近くに水島という無人島が浮かんでいます。

日本のハワイの決定版!フェリーで渡る福井の無人島が面白過ぎる
(C)福井県観光連盟

日本の○○という言葉をよく聞きますが、海面に弧を描いて顔を突き出したこの水島は「日本のハワイ」と形容されるにふさわしい、魅力たっぷりの無人島です。

そこで今回は、日本人にもまだよく知られていない北陸のハワイ(?)、水島をご紹介したいと思います。

対岸から船で上陸するワクワク感がたまらない

日本のハワイの決定版!フェリーで渡る福井の無人島が面白過ぎる
(C)福井県観光連盟

水島を取り囲む海は、日本のハワイと呼ばれるにふさわしい極めて高い透明度です。ゴーグルを装着したまま顔を海に沈めると、ずーっと遠くまで海中の世界を見渡せてしまうほど。

残念ながらハワイのように南国の魚は泳いでいませんが、足元を日本海に暮らす小魚の群れなどが横切る様子は旅の疲れを吹き飛ばしてくれます。

本州の日本海側でこれほどの透明度があるというだけでも十分に驚いてしまうのですが、対岸の桟橋から10分程度フェリーに乗って上陸する、その島への移動手段も旅心をキュンと高めてくれるポイント。

島は船着き場から弓なりに伸びており、島の中心部にはささやかながらも「森」もあります。海を見渡すと、若狭湾国定公園や越前加賀海岸国定公園の変化に富んだ景観が楽しめますので、泳ぎに疲れたら周辺の景色をのんびりと眺めてみてください。

最寄り駅はJR北陸本線の敦賀駅

敦賀半島は福井県の中でも関西寄り、琵琶湖の北端付近に位置しています。最寄り駅はJR北陸本線の敦賀駅。

2015年に開業した北陸新幹線は、東京方面から見ると残念ながら福井の手前(金沢)までしか開通していませんので、富山や金沢など日本海側を経由して行くよりも、東京から米原まで新幹線で一気に行き、米原から敦賀を目指した方が早いです。上手くいけば東京から3時間程度で行けてしまいます。

敦賀駅からはコミュニティーバスに乗り、「常宮線」や「色ヶ浜」のバス停を目指してください。到着後は渡し船に乗り、水島へ上陸です。

徐々に知名度が高まっており、島に上陸する人の数も増えてきている印象があります。行くなら水島が全国的に「穴場」のうちに行った方がいいかもしれませんよ。

[水島 – ふくいドットコム]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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