少し前からキラキラネームを付ける親の存在が世間で騒がれるようになりましたが、逆を言えば “普通” だと思える名前の基準があるからこそ、そこを大きく外れたキラキラネームが注目を集めるわけですよね。
当然ですが、こうした基準は諸外国にもあり、日本でいう「山田太郎」的な定番の名前は世界各国にもあります。
そこで今回は日本でも大人気の絵本「MAPS 新・世界地図」を参考に、世界各国で定番となっている名前をまとめたいと思います。ただ、世界中の情報を紹介するわけにはいきませんので、日本人がよく行く国の情報に絞ってまとめてみます。
東アジア代表/中国人の定番の名前は?
一般社団法人日本旅行業協会がまとめた日本人の旅行先一覧で、ランキング1位に輝いている行き先は中国です。中国で有名な名前は、
・女性「リー」
・男性「ウェイ」
さんだとか。中国旅行に出掛けた際には、何人のリーさん、ウェイさんに会えるか、カウントしてしみると面白いかもしれませんね。
北米代表/アメリカ人の定番の名前は?
次はアメリカで定番の名前を紹介します。アメリカは中国、韓国に次いで3番目に日本人が訪れる国。ある種憧れの国でもありますが、定番の名前は、
・女性「メアリー」「エミリー」
・男性「ジム」
になるそう。確かによく聞く名前ばかりですよね。ハリウッドスターやジャズシンガーなどの顔も思い浮かびます。自分の知っている米国の有名人で何人が当てはまるかカウントしてみると、週明けの混雑した病院の待合室などで貴重な暇つぶしになるかも。
東南アジア代表/タイ人の定番の名前は?
意外かもしれませんが、あるいは全く意外ではないかもしれませんが、日本人が最も行く東南アジアの国はタイです。首都バンコクと数々の美しい仏教寺院を持つ、人口6700万人ほどの国ですね。同国のよくある名前が、
・男性「カセム」
・女性「パビーナ」
になります。タイによく行く人であれば、facebookの友だちリストに何人かのカセムやパビーナが承認されているかもしれませんね。
ヨーロッパ代表/ドイツ人の定番の名前は?
ヨーロッパは旅費も高くなりますので気軽に行ける場所ではありませんが、それでも日本人が訪れる海外ランキングで10位、年間で70万人くらいが訪れているドイツです。よくある名前は、
・男性「ルーカス」
・女性「レオニー」
だそう。ちなみに、全く関係のない話ですが、モミの木にクリスマスツリーの飾り付けをする習慣はドイツで生まれたそうですよ。
オセアニア代表/オーストラリア人の定番の名前は?
アジアに近く、日本人にもなじみ深いオーストラリアです。日本人の海外旅行先としては18位で、年間30万人近くが訪れています。よくある名前は、
・男性「デイビッド」
・女性が「リリー」
になります。語学留学などで訪れれば、何人ものデイビッドやリリーに出会えるかもしれませんよ。
南アジア代表/インド人の定番の名前は?
一度行けば人生が変わると評判のインド。行きたい人と行きたくない人の差がはっきりと分かれる国でもありますが、年間で20万人近くがインドに足を運んでいます。よくある名前は、
・男性「ラフル」
・女性が「アディティ」
だとか。インド人は12億人も居ますので、それこそたくさんの「ラフル」と「アディティ」があちらこちらに居るのかもしれませんね。
南米代表/ブラジル人の定番の名前は?
サッカーワールドカップの記憶も新しいブラジル。地球の裏側にある国ですが、年間で7万人近くが訪れています。かつて日本からも移民が向かった関係の深い国。日本人街もありますね。よくある名前は、
・男性「ミゲウ」
・女性「イザベラ」
です。「ミゲウ」くんなんて、いかにもブラジル人らしい。ちなみに関係のない話ですが、ブラジルは世界で5番目に国土が大きい国みたいですよ。
アフリカ代表/エジプト人の定番の名前は?
日本人が最も訪れているアフリカの国は、年によってジンバブエだったりもするそうですが、世界史の教科書などでもなじみのある人気の観光地、エジプトを今回は取り上げます。ちなみに年間で3万人近い人が訪れているそう。
首都はカイロ、人口は8500万人ほど、言語はアラビア語で、よくある名前は、
・男性「ムハンマド」
・女性が「アスマ」
です。以上、世界のよくある名前をまとめました。旅の豆知識として頭の片隅に入れておくと、何かの場面で役立つかも!?
[MAPS 新・世界図絵 ] [All photos by Shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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