2万5,547kmを134日間で走破!電動スクーターで地球半周の距離を移動【旅に関する面白いギネス記録】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Apr 1st, 2023

1955年に書籍から始まった「ギネス世界記録」。人間が達成した記録や、自然界で起きた「世界一」など、さまざまな世界記録を認定・登録しています。その中から、旅行に関するギネス世界記録を紹介していきます。今回は、スクーターによる最長移動の記録を紹介します。

中国の地図
 


 

地球半周ちょっとを電動スクーターで走った人

バイク旅のイメージ
※画像はイメージです

原付スクーターは、電動バイクであろうとガソリンバイクであろうと基本的に、それほど遠い距離を移動しない乗り物として設計されている気がします。だからこそ、意図して長距離を移動すると、余計に楽しいのかもしれません。

個人的な体験を言えば筆者も、埼玉県の入間市から静岡県の沼津まで原付スクーター(ガソリンバイク)で移動した経験があります。距離にして140kmほど。今思えば、大した距離ではない気もしますが、まだ10代後半だった当時の筆者には、すごく刺激的な冒険になりました。

この原付スクーターでの旅、世界最長記録となると、どのくらいの距離を走っているのでしょうか? もちろん、自分の旅の移動距離を対外的に宣伝していない人もいるはずなので、真の世界最長記録は謎です。

しかし、第三者によって総走行距離が立証されている記録では、2万5,547.413kmになるそう。地球一周が、赤道付近で4万77kmなので、地球半周ちょっとといった感じ。134日間かけて移動し、宋健さんという中国人がギネス世界記録を2020年(令和2年)に打ち立てています。

自身で自身の記録を塗り替えてきた

この記録は、どういった内容なのでしょうか。中国人の宋健さんは2020年(令和2年)に、ガソリンバイクではなく電動バイクの原付スクーターで、中国南部の雲南省大理をスタートします。雲南省大理とは、ミャンマーの国境に近い、横断山脈にあるまちですね。

その雲南省大理から中国国内を周り、25の省を周って、同年の12月23日に大理にまた帰ってきました。その間、中国側にあるエベレストのベースキャンプも訪れたそう。

実は、この宋さん、ギネス世界記録を初めて樹立したわけではなく、前年にも、さらにその前の年にも記録を樹立しています。2万5,547.413kmの記録を打ち立てる前は、前年に1万87.2km、さらに前の年に5,558.7kmと、自身で自身の記録を塗り替えてきたのですね。

ガソリンバイクの原付スクーターで世界最長の距離記録はアメリカ人

バイクのイメージ
※画像はイメージです

ちなみに、ガソリンバイクの原付スクーターで世界最長の距離を移動した人は、アメリカ人のジョナサン・ロバーツさんです。50ccの原付スクーターで1万6,430kmを走り、2021年(令和3年)に記録を樹立しています。

この時のルートは、北米大陸の西海岸から中南米のパナマまで移動し、北米大陸の南岸(メキシコ湾沿い)を北上してフロリダに入っています。この時の愛車は、ホンダ製の「ラッカス」でした。

これらの記録を破るとなると、予算も時間も労力も訓練も必要になってきますが、宋さんやロバーツさんほどではなくても、日本国内でも、自分の家から、人が驚くような距離を旅してみてはいかがでしょうか。一生の思い出になるに違いありません。

[参考]
Longest journey on an electric scooter – Guinness World Records
Who is Yadea? – Yadea
ギネス世界記録の日2019世界各地から驚きの記録を紹介! – Newsweek
小澤征爾さん、スクーターからマエストロへの道 – AFP
Longest journey on motor scooter – Guinness World Records

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

SHARE

  • Facebook