半沢直樹も愛した金沢のお土産「じろあめ」を隠し味にしたレシピ3選

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Mar 13th, 2016

【金沢】半沢直樹も愛したお土産!?料理に入れると隠し味になる老舗の銘菓

北陸新幹線開業後、観光地として大人気の石川県金沢。金沢と言えばさまざまな観光地がありますが、和菓子などのスイーツも有名です。あの高視聴率ドラマ『半沢直樹』の主人公が愛した銘菓『じろあめ』もその1つ。米と大麦と水だけで職人が作ったおいしいあめですね。

そこで今回は創業天保元年(1830年)、金沢で最も古いあめ屋・俵屋が作る『じろあめ』のちょっと変わった食べ方を紹介したいと思います。なんとこの『じろあめ』、単にあめとしてだけでなく、料理の調味料としても使える優れものなのです。

【金沢】半沢直樹も愛した!?料理に入れると隠し味になる老舗の銘菓

レシピその1:じろあめホットミルク

【金沢】半沢直樹も愛した!?料理に入れると隠し味になる老舗の銘菓

最初のアレンジレシピは、“じろあめホットミルク”。ホットミルクにはちみつを溶かして飲むとおいしいですが、あるとき「じろあめを入れてみたら?」とひらめいて試してみました。

ミルクを温め、そこにスプーンですくったじろあめを入れるだけ。飲んでみると『じろあめ』の自然な甘みがミルクにマッチして、すごくおいしかったです。

レシピその2:じろあめのパースー(中国式大学イモ)

【金沢】半沢直樹も愛した!?料理に入れると隠し味になる老舗の銘菓

こちらは『じろあめ』を製造・販売する俵屋の公式ホームページにも紹介されているレシピのアレンジ。さつまいもを乱切りにして水に漬け、あくを抜いてから油で揚げます。

別の鍋にじろあめ、みず、レモン汁、上白糖(いわゆる砂糖)を入れて加熱し、煮立ったら揚げたサツマイモを投入します。

過去記事『【レシピ】これはやみつき!氷水でパリパリにする中国式「大学イモ」』では、揚げたサツマイモを氷水につけて、パリパリにする中国式の大学イモ・パースを紹介しました。

同じように『じろあめ』で作った大学イモを冷水に潜らせて、パリパリにして食べてみてもおいしいですよ。

レシピその3:じろあめの豚しょうが焼き

【金沢】半沢直樹も愛した!?料理に入れると隠し味になる老舗の銘菓

最後は『じろあめ』を使った豚しょうが焼きです。基本的にみりんを使う料理に『じろあめ』を使うとマッチします。豚しょうが焼きも一緒ですね。

ただ、『じろあめ』は室温のままだとキャラメルくらいの硬さがありますので、そのまま料理に使おうとしても大変です。小さなフライパンなどでお酒と一緒に加熱し溶かしてから調味料として使ってみてください。ただ、長く火をかけすぎてしまうとお酒が全部飛んでしまいます。

以上が金沢で最も古いあめ屋、俵屋の『じろあめ』レシピです。商品にも注意書きとしてありますが、あめをすくうときは常に清潔なスプーンを使ってくださいね。

ボトルに入ったじろあめに菌が繁殖しないようにするための予防策ですね。長く楽しむためにもご注意を。

【金沢】半沢直樹も愛した!?料理に入れると隠し味になる老舗の銘菓

[じろあめ|俵屋オンラインショップ]
[All photos by Masayoshi Sakamoto]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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