フランスのスーパーでお土産に買いたい「マドレーヌ」を勝手にランキング

掲載日: May 20th, 2016

貝殻の形をしたかわいらしい焼菓子「マドレーヌ」。食べやすいサイズと飽きのこない味に、ファンも多いのではないでしょうか？フランスではおやつや食後にと、古くから食べられているスイーツのひとつで、その誕生は18世紀半ばにさかのぼります。

当初は小麦粉とバターと砂糖と卵が主原料のシンプルな焼菓子でしたが、現在はさまざまなバリエーションがあり、形もいろいろ。フランスのスーパーで購入できるマドレーヌを勝手にランキングしてみたいと思います。日本人の口に合う指数も勝手に星（三つ星）で評価しちゃいますよ！

伝統製法で作られる「コメルシーのマドレーヌ」★★★

フランス北東部ロレーヌ地方・コメルシー町生まれのマドレーヌ。その当時、ロレーヌ公を兼ねていたポーランドの王様スタニスラス・レクチンスキーの使用人マドレーヌが考案したお菓子だと言われています。

フランスの老舗お菓子メーカー「St Michel」から発売中の「Madeleines Recette de Commercy」は、当時のレシピを忠実に再現！　バターの風味たっぷり、ふわっとした口当たりと爽やかなレモンの香りは、洋菓子店のマドレーヌを思わせる味わいです。個包装12コ入り、3.3ユーロ（約415円）。

チョコをコーティングした「チョコ風味のマドレーヌ」★★

ジャムでお馴染みのフランスのお菓子メーカー「Bonne Maman」のマドレーヌ「La Madeleine Chocolat au Lait」は、底面をミルクチョコで覆っているところがユニークです。生地にアーモンドパウダーを配合しているためか、マドレーヌというよりはバターケーキのような味。チョコのパウンドケーキだとしたら三重丸、でもマドレーヌとしては・・・！？個包装10コ入り、3.3ユーロ（約415円）。

小さめサイズの「チョコチップマドレーヌ」★

フランスのスーパー「MONOPRIX」では、自社ブランドの商品を多数扱っており、今回購入したマドレーヌ「Madeleines Aux Pétites de Chocolat」もそのひとつ。生地のしっとり感、チョコチップの食感のコントラストはよいものの、バターが入っていないためか、洋菓子っぽさが感じられないのが残念。個包装12コ入り、1.8ユーロ（約225円）。

あられ糖をあしらった「棒状マドレーヌ」★★

ミニケーキやプレープなどのお菓子に定評のあるお菓子メーカー「Le Ster Le Pâtissier」。お菓子職人を意味する「パティシエ（Pâtissier）」を名に冠するだけあり、商品のラインナップもなかなかのもの。「Madeleines Longues Pétites de Sucre」は、棒状のマドレーヌにあられ糖をトッピングして焼き上げています。バターの代わりに菜種油を使って焼き上げているため、あっさり。緑茶にも合いそうな、カステラに近い味です。250g入り、1.7ユーロ（約215円）。

気になるものはありましたか？庶民派おやつとはいえ、フランスの一般的なベーカリーやパティスリーでは見かける機会の少ないマドレーヌ。発祥地のコメルシーでは、パティスリーやベーカリーはもちろん、町の至る所でマドレーヌが味わえるというから、一度足を運んでみたいものです。

[MADELEINES DE COMMERCY]
[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体：Pouch、ANGIEなど

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