先週末、東京も梅雨入りしました。降り続く雨に、気分が落ち込んでしまうかもしれません。
ところで世界には1年中梅雨のような街があり、シアトルもその一つです。1年の3分の2は曇りか雨というこの地では、いかに雨の日を楽しく過ごすかが常に最大の関心事です。
そこで本稿では、シアトル人たちが雨の日を楽しくするために実行しているアイデアを7つご紹介します。もしかしたら晴れた日よりも雨の方が待ち遠しくなってしまうかもしれません。
動物園に行く
雨の日の動物園には、普段とは違う魅力があります。来園客が少ないため動物たちがリラックスしており、また晴れた日には見せない行動をとる動物もいます。
シアトルの動物園では「雨の日ツアー」が催され、親子連れなどに喜ばれています。
動物園で爬虫類を見る
「でも、雨の日に園内を歩くなんて大変だわ」という方は、爬虫類館へ行きましょう。屋内なので安心です。雨の日は爬虫類がじっとおとなしく身を潜めているそうなので、観察にももってこいです。
プールに入る
雨の日が憂鬱な理由の一つは、服が濡れるからではありませんか。その点プールは何の問題もありません。ぷかぷかと水に浸かりながら雨に打たれ、水面をたたく雨粒を見つめるのは、何とも言えない楽しさです。
日本では梅雨のシーズンから開いている屋外プールは少ないかもしれません。その場合は露天風呂へ行くと、同じ楽しさを味わうことができます。
ホットスパへ行く
雨に濡れてしまったら、ホットスパで体を温めるのはいかがでしょう。シアトルの女性たちはスパやジャグジーで疲れを癒すのが大好きです。
日本にも岩盤浴やヨモギ蒸しなど、様々な選択肢がありますよね。
森林をドライブする
雨の日に森林へ行くと、晴天時よりも緑が濃いことに驚くでしょう。しっとりした空気のなか楽しむドライブは、デートにもおすすめです。車の窓を少し開け、木々の湿った匂いを胸いっぱい吸い込みましょう。
ボルダリングジムへ行く
日本でもすっかり浸透したボルダリングは、シアトルでも大人気。雨の日も室内でがっつり運動できるのがポイントです。雨が続くと体が動かせずストレスが溜まる、と思いがちですが、屋内でできるアクティビティも意外とあるんですね。
傘をささずに歩く
雨の日は、傘を持ち歩くのが面倒ではありませんか。ところがシアトルでは、どしゃぶりの雨でもない限り(時にはどしゃぶりでも)傘をさすことはありません。そんなシアトル人にならって雨の下を手ぶらで歩くと、「傘なんてなくても案外大丈夫だ」ということに気づきます。行動範囲と心の余裕が広がります。
雨の日は、晴れの日にはない楽しみがあるもの。積極的に外へ出かけると、普段とは違う街の魅力に気が付けるかもしれません。
[Seattle Travel / Rainy Day Activities]
[All photos by Shutterstock.com]
Misako Treutel ライター/翻訳業
1986年生まれ。大学では英米文学・英語学を専攻していたが、授業そっちのけで留学、国際インターンシップ、旅に明け暮れる。大学卒業後は出版社に入社し、約80点書籍を制作。2015年に退社し、現在は米国シアトル在住。
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