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連載旅小説「私はニューヨークなんか、興味がなかった」第3話/人間も愛しかたも一色じゃない

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愛する自由を守るために

連載小説「私はニューヨークなんか、興味がなかった」第3話
(C) Hideyuki Tatebayashi

鈴子によると、毎年6月の最終日曜日は、通称ゲイパレード正式にはニューヨーク市プライド(NYC Pride)。LGBT(同性愛者、バイセクシャル、トランスジェンダー)が、愛する自由に誇り(プライド)を持って、5番街を行進する日。レインボーフラッグ(虹色の旗)は、LGBTのシンボル。

「ニューヨークって、ハロウィンやら、聖パトリックディやら、コロンバスディやら一年中色々なパレードがあるけれど、一番派手で盛り上がるのはこのゲイパレードよ」

確かにこんなパレード見たことない。老若男女、犬まで、虹色のファッションで、登場している。しかも、皆音楽に合わせて踊っている。パレード見物している側もノリノリで、パレードに手を振り、知人を見かけると飛び出していく人もいる。

山車の上では、裸に近い格好のマッチョな男性たちが、嬉しそうに踊りまくっている。今日は、自分たちが主役なのだと胸を張って。テンションはマックスだ。

「あれ?」

その中で目に留まったのは、もしかして・・・。

人間も愛しかたも一色じゃない。七色の虹のように、バリエーションがあるもの

連載小説「私はニューヨークなんか、興味がなかった」第3話
(C) Hideyuki Tatebayashi

山車の上でマイケル・ジャクソンの曲に合わせて、アジア系の男性がノリノリで踊っていた。
目を凝らして見ていると、鈴子も気がついた。
二人で、顔を見合わせた。「もしかして彼は・・・?」

相手がこちらに気がついて、手を振った。つられて、鈴子と私も手を振り返した。
彼は嬉しそうに、隣の男性と抱き合い、レインボーフラッグを頭上に掲げた。

その彼は、先日鈴子に紹介された、鈴木亮平似の商社マンだった。

なるほど、いろいろあるから、ニューヨークも人生も面白いってことね。

[Photo by Hideyuki Tatebayashi]

※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.

(注)この物語は、フィクションです。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファー同居人氏とNY在住。


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