みなさんは休みの日に、何をして過ごしますか? 日数によっても変わってくると思いますが、一般的に休みと言えば何をしたくなるでしょうか?
そこで今回は日本生産性本部の作成した『レジャー白書2016』から、日本人が休みの日にしているレジャーをランキング形式で紹介したいと思います。
第5位:映画鑑賞
第5位は映画鑑賞。1年前の『レジャー白書2015』では第7位でしたから、休みの日に映画を見る人が増えてきたのかもしれませんね。
映画と言えばかつては娯楽の神様。どこの劇場も人でぎっしりだったという歴史があります。さすがに今ではちょっと様子が違っていますが、DVDでの鑑賞なども含めて、根強い人気があると分かります。
ちなみにユネスコの調査によると、世界で最も多く映画を作っている国ランキングで日本は世界4位。インドが群を抜いて多く、米国、中国が続いて、その次といった感じです。
さらに映画市場の大きさで言えば世界で第3位。自国の映画を近所の映画館で見られるという状況は、日本人からすると当たり前ですが、冷静に考えるとすごく恵まれているのですね。
第4位:読書
第4位は読書。文化庁の調査によれば1カ月に1冊も本を読まない人の割合はどんどん増えていると言います。平成14年の段階では37.6%だった数字も、平成20年には46.1%、平成25年には47.5%となっています。1カ月に1冊という人を加えると、平成25年の調査では82.0%の割合に。8割以上の人が1カ月で読む本の数が0冊~1冊になっているのですね。
ただ一方で、レジャー白書によれば、休日の過ごし方として「読書」が第4位に挙げられています。これはどうしてなのでしょうか?
実は本を1冊も読まないという人の内訳を詳しく見ると、意外にも70歳以上など高齢者が圧倒的に多いと分かります。その主な理由は「視力など健康上の問題があるから」。
一方で若者に関しては「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」が理由として挙げられています。そう考えると普段は忙しくて読めない本を、休日に読んでいる若者~中年が少なくないのかもしれませんね。
第3位:ドライブ
第3位はドライブ。TABIZINEの過去記事などでも紹介した通り、日本には絶景のドライブコースがいっぱい。2015年の同調査では4位でしたが、2016年は第3位にランクアップ。北海道から沖縄に至るまで、美しいドライブコースがあちこちにある日本に生まれた幸運を、思い切り満喫したいですね。
第2位:外食
第2位は外食。この場合の外食とは、お昼ご飯に会社の近くのそば屋に入ったといった感じの外食は除外されています。あくまでもレジャーとして楽しんだ外食です。2015年版の調査と続けて、2年連続で第2位に入りました。やはり休日、余暇と言えば、親しい人、恋人、家族などと一緒においしい食事を囲む時間は外せませんよね。
第1位:国内旅行
第1位はTABIZINEとしてもうれしい「旅行」。海外旅行は人によってハードルが高いかもしれません。ですが、国内であれば「ちょっと、どこか行くか」といった気分になる人も少なくないのでは?
『レジャー白書2015』でも国内旅行は第1位だったとか。過去記事に紹介されている「全都道府県制覇の旅マニアが教える、国内旅行をもっと楽しむ8つのコツ 」などを駆使して、国内旅行をもっと楽しんでみてくださいね。
以上、日本人が休みに何をしているのか、その実態を紹介しましたがいかがでしたか? ちなみに6位は総合ショッピングセンターやアウトレットモールでの買い物、7位は動物園や植物園、博物館などで過ごすが選ばれていました。皆さんはいかがお過ごしですか?
[平成25年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 – 文化庁 ] [Cinema Statistics – UNESCO Institute for Statistics ] [日本生産性本部 – レジャー白書2016 ] [All Photos by shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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