芸術、音楽の都でありウィーン。多民族国家であったオーストリア帝国の首都ウィーンは、様々な食文化が融合された美食の都でもあります。
ザッハトルテやウィンナーシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)は有名で、ウィーンを訪れた際は必ず食べたいものですね。そんな定番料理以外にも、実はたくさんおいしいものがあります。
今回は、「定番料理の次に、ウィーンで必ず食べたい郷土料理」隠れたおいしい料理を3つご紹介します。
ウィーンで必ず食べるべき郷土料理、隠れ3選
1)鹿肉のグラーシュ
グラーシュは煮込み料理のこと。牛肉を使ったものなど色々ありますが、ここで注目したいのは鹿肉。鹿などジビエ肉を使った料理はオーストリアの伝統料理で、ごちそうとされています。日本ではあまりなじみのない鹿肉ですが、臭みもなく、やわらかく、牛や豚、鶏等よりも味わい深いおいしさです。
2)グリースノッケルスッペ
団子入りのコンソメスープ。見た目はちょっぴり地味ですが、野菜の旨味を十分に出し切ったコンソメスープは味わい豊か。粗挽きの小麦粉を使った団子も食感と香りよく、スープの旨味によくあいます。こういうシンプルな料理こそ本当のおいしさが分かるものですよね。
3)カイザーシュマーレン
オーストリアのパンケーキ。もっちりとした食感が病み付きのおいしさです。プラムなどのフルーツジャムを添えて食べます。
まだまだ、たくさんのおいしい郷土料理があるウィーンです。食探訪、これも旅の醍醐味のひとつですよね。
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