海外の雑誌や料理サイトを眺めていると、この時期はカボチャを使ったレシピが目立ちます。カボチャは欧米でもよく食べられている秋の味覚のひとつ。スープやスイーツ、ディップにドリンクなど活用方法はさまざまですが、おすすめは何と言っても、ワンプレートごはんにもぴったりのホットサラダです。
欧米スタイルのカボチャのサラダはローストが基本
日本国内のレストランやレシピサイトでお馴染みのカボチャのサラダは、マッシュしたカボチャをクリームチーズやマヨネーズなどで和えてあることが多いですよね。一方、海外のカボチャのサラダは、ローストしたカボチャがメイン。オーブンでじっくり焼き上げたカボチャは甘みが凝縮されていて、素材そのものの美味しさが味わえます。ベビーリーフなどの葉野菜やチーズ、ナッツなどと合わせて、シンプルなドレッシングでいただきます。
一皿でもボリューム満点のカボチャの温かいサラダレシピをご紹介します。
基本のローストパンプキンのサラダ
【ローストパンプキンの作り方】
カボチャは種と皮を取り、一口大または1cmの厚さにカット。耐熱容器にカボチャを並べて、オリーブオイル少々を回しかけてから塩を軽く振り、190℃に予熱しておいたオーブンで約30分間やわらかくなるまで焼く。焼き上がったらオーブンから取り出し、人肌程度になるまで冷ます。※時間のあるときにローストパンプキンを作っておくと便利です。
【バルサミコ酢ドレッシングの作り方】
バルサミコ酢(大さじ2)にフレンチマスタード(小さじ1〜2)と塩少量を混ぜ合わせ、オリーブオイル(大さじ1)を加えて、なめらかになるまでスプーンでよく混ぜる。甘みが足りないようであれば、ハチミツを少量加えてみてください。
お皿にベビーリーフやロケット、トマト、ローストパンプキンを盛り付け、バルサミコ酢のドレッシングをかければ出来上がり!
ローストパンプキンと生ハムのご馳走サラダ
英トップシェフのジェイミー・オリバーさんのレシピサイト「jamieoliver」で紹介されているのが、ローストパンプキンにイタリア産の生ハム「プロシュート」と、羊のチーズ「ペコリーノ」または「パルメザンチーズ」を合わせた華やかなサラダ。ドレッシングの代わりにバルサミコ酢とオリーブオイルをかけていただく、素材の味を生かしたシンプルなレシピです。
ローストパンプキンとキヌアのデリ風サラダ
ローストパンプキンをキヌアと合わせたデリ風レシピを紹介しているのは、ブログサイト「The Kitchen McCabe」を運営する米国出身のケイレイさん。ビタミンやミネラル、タンパク質など栄養豊富なスーパーフード・キヌアとローストパンプキン、オリーブオイルで軽くソテーした玉ねぎ、生のホウレンソウ、クランベリーなどをフレンチの基本ドレッシング「ビネグレット」で和えたサラダを提案しています。
見た目が鮮やかなので、ローストパンプキンサラダはホームパーティーにも最適! また、冷めても美味しくいただけるので、お弁当にもぴったりですよ。
[レシピ制作 sweetsholic]
[jamieoliver.com]
[thekitchenmccabe.com]
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