北陸新幹線開業後、多くの人でにぎわっている北陸。中でも石川の金沢が人気ですが、その金沢からちょっと足を延ばした先には、日本海に突き出す美しい半島、能登半島があります。
「次の北陸旅行では能登まで行ってみるか?」と計画している人も居るかもしれません。この能登で有名なお土産と言えば、何があるのでしょうか?
そこで今回は北陸に在住する筆者が、能登で有名なホテルのスタッフ数名に「能登のお土産と言えば?」聞いてみました。その答えとして共通して挙がってきたお土産をトップ3として紹介したいと思います。
1:いわずみの『能登のいも』
(C)Masayoshi Sakamoto
最初は能登の大定番、いわずみの『能登のいも』が挙げられました。全日本和菓子大品評会で最優秀賞受賞、第十七回全国菓子大博覧会で技術優秀賞を受賞した能登の銘菓ですね。
あんこと小麦粉、自社栽培のサツマイモを原料に、サツマイモに似せたお菓子で、シナモンの香りが印象的です。食べてみると細かい糸昆布まで入っていました。サツマイモの繊維を表現しているのだとか。
「どこで買えますか?」と聞いてみると、県内の主要なお土産屋や宿泊施設、駅や空港で買えると教えてくれました。サイズも豊富にそろっていますので、とりあえず買って帰りたいお土産ですね。
2:柳田食産の『金香いわしのオイルソース』
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次は奥能登の食ブランドnotonoをプロデュースする柳田食産のオイルソース『金香いわしのオイルソース』ですね。
金香(こんか)いわしとは奥能登の伝統食品で、イワシのぬか漬けだと言います。「日本海のアンチョビ」とも呼ばれるのだとか。原材料はオリーブオイル、イワシ、米ぬか、米麹、トウガラシ、ニンニク、ピンクペッパー、香草など。
ピンクペッパーが浮かぶオイルソースをスプーンなどでかき混ぜると、こんがりと焼いた米ぬかが底の方からたっぷりと出てきます。
ご飯にのせたり、バケットにのせたり、レモン汁を足してドレッシングにしたりと、さまざまなレシピが親しまれているそう。お土産としては味だけでなくパッケージのかわいらしさも魅力的ですよね。
たまたま売り場で同じ商品を手にしている若い女性に「これ、デザインがかわいいですよね?」と聞いてみると、「はい、パッケージがかわいくて、買っちゃいました」と語っていました。まさに“パケ買い”ですね。
筆者は能登半島の休暇村能登千里浜で買いましたが、柳田食産によれば金沢市内の『めいてつ・エムザ』地下食品売り場などに置いてあると言います。
3:能登輪島米物語協議会の『能登輪島米物語』
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最後は能登半島の北端近く、漆器や朝市で有名な輪島のお米。輪島市内の9件の農家が育てたお米を真空パックして、箱詰めした商品ですね。
パッケージには輪島の観光名所や、農家お勧めのお米に合うおかずのイラストが描かれています。箱1個がちょうど手のひらに乗せられるくらいのサイズですので、旅先で買っても荷物にはなりません。
ちなみにこの商品、東京渋谷のロフトで2016年に行われた『ごはんフェス』で、ロフトごはんフェス大賞にも選ばれています。都会暮らしの人にも喜ばれるお土産として、買って帰りたいですね。
半島内で言えば、のと里山海道の別所岳サービスエリア、のと里山空港、道の駅輪島などで買えると言います。旅のルートに合わせて、探してみてくださいね。
以上、能登のお土産3選を紹介しましたが、いかがでしたか? 残念ながら買っては帰れないお土産として、能登ミルクの『能登ミルクジェラート』も名前が出てきました。牛乳の甘みを感じられるさっぱりしたジェラートで、ブルーベリー、イチゴ、抹茶など幾つかの味が用意されています。旅のお供に、ぜひともチョイスしてみてくださいね。
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Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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