一生に一度は行ってみたい!フォトジェニックな南フランスの可愛い村6選

Posted by: 春奈

掲載日: Nov 20th, 2016

フランス旅行といえばパリばかりが注目されがちですが、個性豊かな街が点在する南フランスは、一度訪れると忘れられない魅力があります。そんな南フランスの旅の醍醐味は、中世の面影が残る素朴な村々。美しい風景に心癒される、南フランスの可愛い6つの村をご紹介しましょう、

エズ

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

コート・ダジュール地方の「絶景の村」として名高いエズ。海抜420メートル、地中海を見下ろす岩山の頂上に築かれた村です。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

エズの目玉はなんといっても村からの眺望。村にある熱帯庭園からは、息を呑むほど碧く透き通ったコート・ダジュールの海岸線を望むことができます。

できれば、山頂にあるシャトーホテルに滞在して、朝昼晩と移り変わる地中海の風景を堪能しましょう。エズに滞在する時間がなくても、ホテルのレストランやカフェで、美しい景色とともに食事やお茶を楽しんだ思い出は、きっと宝物になるはずです、

サン・ポール・ド・ヴァンス

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

現代アートを楽しめる中世の村として人気を集めているのが、コート・ダジュール地方にあるサン・ポール・ド・ヴァンス。その美しい街並みから、モディリアーニやボナール、シャガールをはじめ、数々の芸術家をも惹きつけてきました。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

城壁に囲まれた村の中に点在する現代アートのオブジェや、アートギャラリーを眺めながら歩くだけでもわくわくするはず。ラベンダー製品やテキスタイル、調味料など、南フランス土産を扱うおしゃれなショップも多く、村とは思えないほどの洗練ぶりに驚かされます。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選
(C) Haruna Akamatsu

石造りの家々や石畳の路地、たっぷりと水をたたえた泉を残す、中世そのままの村で現代アートを楽しむ。なんとも粋な時間がここにあります。

トゥレット・シュル・ルー

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

深い谷を見下ろすコート・ダジュール地方の山間部に位置するのが、トゥレット・シュル・ルー。石造りの門をくぐって村に入ると、ざっくりと石を積み上げて造られた、素朴でありながらも美しい家々が迎えてくれます。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選
(C) Haruna Akamatsu

外国人観光客があまり訪れることのないこの村には、まるで中世のまま時が止まってしまったかのような静かな時間が流れています。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選
(C) Haruna Akamatsu

「スミレの村」として知られるトゥレット・シュル・ルー。11月から3月の花の季節にこの村を訪れれば、村いっぱいに広がるスミレの香りに包まれることでしょう。その時期でなくても、スミレのソフトクリームや、スミレの石鹸、スミレのリキュールなど、珍しいスミレを使ったお土産が手に入りますよ。

何百年ものあいだ、ほとんど変わらない景観を守り続けてきた村で過ごす時間は、とても贅沢なひとときです。

ゴルド

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

南フランスの村のなかでも特に有名なのが、プロヴァンス地方を代表する絶景の村、ゴルド。フランスの最も美しい村協会が認定する「フランスの最も美しい村」のひとつです。

丘の頂上にそびえる古城に向かって、段々畑のように石造りの建物が折り重なる風景は見事。
あまりにも美しく均整の取れた村の姿に、物語の世界に迷い込んだかのような非現実感すら覚えるほどです。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

村の中心にある城の周りはギャラリーやカフェ、ショップなどが並び賑やかですが、中心部を外れてひっそりとした石畳の路地を歩けば、中世にタイムスリップしたかのような気分が味わえるはず。

ルシヨン

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

白い石造りの建物が並ぶ村が多いプロヴァンス地方にあって、「赤い村」として異彩を放っているのが、ルシヨン。ゴルドと同じく、「フランスの最も美しい村」に認定されています。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

ルシヨンは、黄色顔料の原料であるオークルの丘の上に築かれた村で、民家の壁も、鐘楼も、村全体が赤く染められています。一口に「赤」といっても、黄色に近いものから、オレンジ、ピンクまで、美しいグラデーションが見る者を楽しませてくれます。天候や時間帯によってもその表情を変える赤にきっと魅了されるはず。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

現在オークルの採取はほとんど行われていませんが、ウォーキングコースとして整備されているかつての採取場跡では、「巨人の道」と呼ばれるダイナミンクな景観を楽しむことができます。

ムスティエ・サント・マリー

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

「プロヴァンスの秘境」とも呼ばれるヴェルドン渓谷の近く、切り立った岩山をバックにひっそりとたたずんでいるのが、ムスティエ・サント・マリー。ダイナミックな岩山の景観と名産の陶器「ムスティエ焼」で知られる、「フランスの最も美しい村」のひとつです。

村を見下ろす2つの岩山のあいだには、銀色の星がぶら下がっており、13世紀から何度も架け替えられながら、村を守ってきたのだとか。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選

荒々しい岩山と、中世の面影を残すパステルカラーの優しい街並みとのコントラストが印象的。小川のせせらぎ、ほのかなラベンダーの香り、色とりどりの陶器・・・五感に訴えかけてくるムスティエ・サント・マリーの村は、歩くだけで心満たされる場所です。

心癒す絶景、一度は行きたい南フランスの可愛い村6選
(C) Haruna Akamatsu

時代が移り変わろうとも、昔ながらの風景を守り続けてきた南フランスの村々。素朴な温かみを残しつつも、フランスらしいエスプリがきいた可愛らしい街並みに、きっとあなたも恋に落ちるはずです。

もっとフランスも魅力的な土地が知りたくなった方。一生に一度は行ってみたい!「本当のフランス」を感じる最も美しい村6選も合わせてどうぞ。

[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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