洞爺湖サミットで一躍有名になり、映画「しあわせのパン」のロケ地にもなった北海道の「洞爺湖町」。澄んだ空気や広大な湖、景色の壮大さは一度訪れると心が惹かれてしまう魅力を秘めている洞爺湖町ですが、実は昨今、都会の喧騒を離れ移住先として選ぶ人が多い場所でもあるんです。
今回は道産子の筆者が、近年人気急上昇の洞爺湖町の魅力をお伝えします。
1. 五感で感じる四季折々
とりわけ四季がハッキリしている北海道ですが、雄大な自然に囲まれているここ洞爺湖は、より季節の移り変わりを五感を使って楽しむことのできる場所。春は雪解けの山と桜を、夏は青々とした山並みを、秋はまるで燃えているかのように赤く染まる紅葉を、そして冬は雪一面の銀景色を、心ゆくまで堪能できてしまいます。富士山の形にも似た「羊蹄山(ようていざん)」が洞爺湖の水面に反射する光景は息を飲む美しさで、ただただ見惚れてしまうほど。「これぞ北海道!」という景色を求めている人にはぴったりの場所がここ、洞爺湖町なんです。
2. 源泉かけ流し!
2016年で開湯100周年を迎えたここ洞爺湖町の魅力は、なんといってもその温泉のクオリティ。源泉かけ流しの温泉も多く、疲労回復に効く天然のナトリウム・カルシウム・塩化物はもちろん、傷跡や肌荒れにも効果抜群の硫酸塩がたっぷり含まれているので「美容効果」にもてきめんです。
特に洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラスなどをはじめとする洞爺湖沿いのホテルだと、贅沢にも洞爺湖を一望できてしまう和室部屋も用意されているので、時間を忘れてゆっくりリラックスしたい人にはぴったりです。観光地でありながら特有の騒がしさもないので、都会の喧騒から離れて心身ともにデトックスするには完璧な環境が揃っています。
3.毎日見られる豪華花火!
(C) 洞爺湖温泉観光協会
冬の洞爺湖も風情があって良いですが、GWから秋頃まで毎日打ち上げられる巨大花火はなんと半年間のロングラン! 洞爺湖が誇る「風物詩」とも言えるこの打ち上げ花火ですが、毎年このために遠方から訪れるリピーターも多いんです。
一生思い出に残るような、そんなロマンティックで最高の雰囲気を演出してくれる、この打ち上げ花火。洞爺湖沿いのホテルだと温泉や部屋からも花火を見ることも出来ますが、湖から吹き出すようなその花火は圧巻のスケールです。洞爺だからこそ実現できる、そんな今までなかった新しい「温泉体験」が出来てしまいます。
4. 遊覧船でロマンたっぷりの船旅へ
(C) 洞爺湖温泉観光協会
洞爺湖温泉から出航しているのは、多目的アミューズメントシップ「エスポアール」という遊覧船。実は約10万年前は平らな原野だったここ洞爺湖ですが、激しい火山活動の末生まれた洞爺湖に浮かぶ「中島」とカルデラ湖の歴史を、この遊覧船で探求できてしまうんです。
最大310名まで収容可能なその大きな遊覧船に乗って洞爺湖誕生までの軌跡を辿るショートトリップは、ロマンたっぷりの船旅になること間違いなし! ランチプランの場合は北海道の味覚を味わえる「噴火湾特製ホタテとイクラ弁当」などの豪華弁当付きというのも、北海道らしさを感じる嬉しい特典です。(※「エスポワール」は4月下旬~10月末日の期間限定営業)
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5. 北海道グルメ!
(C) 道の駅あぷた
北海道旅行といったら欠かせないのが「グルメ」。洞爺湖周辺には、イタリアン・フレンチ・海鮮・ベーカリー・和食と全てのジャンルにおいて、グルメ評価サイト・旅雑誌などで「絶品!」と太鼓判を押されたお店が勢ぞろいしています。特に筆者がオススメなのは「道の駅あぷた」で食べられる「ウニ丼」。洞爺湖が一望出来る店内で、新鮮なウニが一折まるごと提供されるウニ丼は、他では決して食べることのできない「売り切れ必至」の大人気メニューです。
(C) 洞爺湖町地域おこし協力隊
ゆっくりと湖畔沿いを散歩しながら読書をするのも良し、足湯に浸かってみるのも良し、食べ歩きを楽しむのも良し。洞爺湖町は温泉以外にも色々な方法で「なんだか疲れちゃったな」という方を優しく出迎えてくれる、最高のリラックス地です。札幌からも車で約2時間ほどと、北海道の美しいパノラマを楽しみながらドライブするには丁度良い距離。2017年は疲れた身体を癒すべく、遠出先に洞爺湖をチョイスしてみてはいかがでしょう。
[洞爺湖町公式ウェブサイト]
[洞爺湖汽船(エスポワール)]
[洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス]
[日本温泉協会](※温泉の効能についての表記)
[A photo by Shutterstock.com]