台湾グルメといえば小籠包。日本でも広く知られる名店もありますが、観光客で混み合っていることも少なくありません。
「台湾にしかない、地元客中心のローカルなお店に行ってみたい!」という人におすすめなのが「明月湯包」。看板メニューのスープたっぷり小籠包は台北っ子が愛してやまない逸品です。
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研究熱心なオーナーが生んだ名店「明月湯包」
MRT六張犁駅から徒歩7分のところにある明月湯包。地元・台北の人々に支持されている、小籠包を看板にしたお店です。明月湯包をオープンさせたのは、オーナーシェフの張明煌氏。
13歳で料理の世界に入った張氏は、小籠包の本場・上海の店を訪ねて味を研究。さらに有名レストランを渡り歩いて修行を重ね、ついに、台中で自身の店をもつにいたりました。ところが経営はうまくいかず・・・初心に返った張氏は、「自分の腕ひとつでお客様を満足させよう」と、2001年に明月湯包を開きました。
本店は、「町の食堂」といった趣のこぢんまりとした店舗。一人でもふらっと立ち寄れる気軽さが嬉しいですね。2008年にはすぐそばに支店がオープン。スタイリッシュなインテリアがモダンな印象の支店は、少人数から大人数までに対応しています。
スープたっぷり!ジューシー小籠包
明月湯包の看板メニューが、店名を冠した「明月湯包」(小籠包)。厳選した台湾産の黒豚の餡に、鶏などから取った煮こごりを加え、長時間発酵させた薄皮で丁寧に包みます。餡は、赤味と脂身の比率が5対1になるように厳密に量られているのだとか。
この小籠包の特徴は、「湯包」という名前が表す通り、皮の中にスープがたっぷり詰まっていること。もちっとした皮を一口噛めば、旨みがぎっしり詰まったスープが「じわーっ」とあふれ出してきて、もうたまりません。
まずは調味料をつけずに本来の味を楽しんだ後、醤油と黒酢をブレンドしたタレをつけて、針ショウガと一緒にいただきましょう。
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ボリューム満点でコスパ抜群
明月湯包の魅力は、味だけではありません。ボリューム満点なのに価格が手ごろで、コストパフォーマンスが抜群なのです。小籠包は大きめサイズが8個で130元(約470)円。
野菜料理や肉料理、ご飯もの、スープなど小籠包以外のメニューも充実しています。どれを食べても本格的な味わいながら、多くのメニューが200元以下で食べられて、味も値段も大満足。
明月湯包の小籠包は、持ち帰りのお客さんも多いほど、地元・台北の人々に支持されています。あなたも台北っ子気分で、スープがあふれるアツアツの小籠包を味わってみては。
住所:本店 台北市基隆路二段162-4号、支店 台北市通化街171巷40号
電話:本店 (02)2736-7192、支店 (02)2733-8770
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:30(両店共通)※本店は月曜定休
[All Photos by Haruna Akamatsu]