日本人の永遠の国民食と言っても過言ではない「おにぎり」。自宅でもコンビニでも気軽に食べられるソウルフードですが、プロが握る出来立てのおにぎりもまた格別の味。今回は、改めておにぎりの素晴らしさに感動できる、とっておきのおにぎり専門店をご紹介したいと思います。
浅草駅から歩いて約13分。浅草寺の裏手側の言問通り沿いに佇む「おにぎり浅草 宿六」。昭和29年の創業で、東京で一番古いおにぎり専門店だそう。
入り口にあるメニュー。お昼はおにぎりにお味噌汁がついたセットメニューがあります。
8席ほどのカウンター席と、テーブル2卓のこじんまりとした店内。まるでお寿司屋さんのようなレイアウトで、ショーケースにはおにぎりの具材が並べられています。
定番の具材から、「あみ」や「風味漬」などちょっと珍しいものまで揃うお品書き。お昼のセット(660円)は、好きなおにぎり2個に豆腐のお味噌汁、沢庵が付いてきます。290円以上のおにぎりを選ぶと差額を追加するスタイル。
注文してから握ってもらえるおにぎり。まずは一番人気という「さけ」をいただいてみます。お米は日本各地から厳選したものを使用しているのだそう。大きめの江戸前海苔は風味豊かで香ばしさ抜群!
さけはご飯の中にたっぷり! ご飯はほんのり温かくふっくらした握り加減で、お米一粒一粒の旨味がしっかりと感じられます。見事にふわっと口の中でほぐれ、プロの手仕事に感動!
ご飯と絶妙に調和する塩気の効いた「いくら」。弾けるようなプチプチとした食感がやみつきのおいしさです。
おにぎりを一層おいしく引き立ててくれる、赤味噌を使用したお味噌汁。改めて「日本人でよかった!」と再認識できるお昼ご飯となりました。
「浅草 宿六」は夜の2時まで営業。お酒を飲んだ後のシメとして利用する人も多いのだそう。
プロが握るこだわりのおにぎりを楽しんでみてはいかがでしょうか?
[おにぎり 浅草宿六]
[All photos by Nao]