富山屈指の観光名所「道の駅・福光」のおすすめグルメとお土産【現地ルポ】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Dec 2nd, 2017

最近、道の駅が人気です。もはや地元の観光名所というくらいににぎわっている場所もありますが、筆者の暮らす富山県にも人を集める道の駅があります。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

そこで今回は地元の人も盛んに利用する道の駅で、富山県内で最も観光客の入り込み数の多い観光地TOP3に入るほどの「道の駅・福光」を紹介したいと思います。

 

広大な農産物直売所が魅力

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

富山県の西部、石川県と県境を共にする南砺市の福光に、道の駅・福光という道の駅があります。国道304号線沿いで、その道から山を越えると金沢に到着するような場所に位置しています。

周囲は水田が広がる穏やかな農村地帯で、お世辞にも交通の便がいいとは言えない環境ですが、その道の駅になんと県内トップ3にも入る年間110万人が訪れているのですね。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

最大の特長は、地元民や近隣の住人も盛んに買い物に訪れる、品ぞろえの豊富さが魅力の広大な農産物直売所になります。『なんといっぷく市』という名前で、年末年始以外、毎日朝9:00~18:00の間に地元産の農作物を直売してくれています。

ブロッコリーやコマツナなどメジャーな野菜から、アケビ、白なすなどなかなか見かけない食べ物まで、正確ではありませんがざっと数えてみたところ、筆者が訪れた日は100種類以上の朝採れ野菜・果物が並んでいました。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

隣接した農産物加工品コーナーにも、地元食材を使ったアイスクリーム、ご当地サイダー、地元産のコシヒカリ、古代米、地元産ソーセージ、五箇山豆腐などが所狭しと販売されています。

大型9台、普通車110台分ある駐車場には県外ナンバーも多く、たまたま立ち寄ったという浜松ナンバーの年配夫婦に声を掛けてみると、「スーパーマーケットでもこんなにない」と、直売品の圧倒的な品ぞろえに驚いていました。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

 

物産展示販売コーナーも

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

道の駅ですから、富山県内の物産を展示し、販売する物産品コーナーも充実しています。過去記事「【駅弁の雄】富山のますずし名店リスト!好みで選べる厳選10軒」、「夏のギフトに!【富山で170年の伝統】を誇る大門そうめんがおいし過ぎる」でも紹介したような富山県の名産もあれば、『成政』、『若駒』など南砺市の酒蔵が作る日本酒も置いてあります。

過去記事「人間国宝や日展入賞者が続々!小さな町に200人もの彫刻家が暮らすワケは?」で取り上げた、井波彫刻のような地元の工芸品の展示もあり、もちろんご当地お菓子のような商品も置いてあります。

とりあえず富山県で有名なお土産品であれば何でもそろう感じですから、例えば車で金沢の方に抜ける旅程だとしたら、富山県のお土産を最後に購入する場所として、候補になってくれますよね。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

その他の施設としてはレストランたんぽぽがあり、スタッフの方に聞いてみると、地元食材を使ったたんぽぽ御膳(1,500円)や南砺バーガーがお勧めだと教えてくれました。南砺バーガーとは地元産の干し柿が入るユニークなハンバーガーですね。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

休憩ロビーでは地元の新聞が観覧できるようになっていますし、建物の正面入口周辺ではアユの塩焼きの店頭販売や、地元産のお米の詰め放題イベントなども行っています。隣接した場所には南砺市の姉妹都市である紹興市(中国・浙江省)にちなんだ中国紹興友好物産館もあります。

ちょっと立ち寄って楽しむ分には大充実の道の駅ですから、レンタカーや自家用車で富山、石川の旅行をする場合は、国道304号線に進路をとって、ぜひとも立ち寄ってみてくださいね。

富山でNo.3の集客力を誇る観光名所はなんと道の駅だった

道の駅福光
https://www.hokuriku-michinoeki.jp/contents/station/?sta=000044
住所:富山県南砺市中ノ江21番地
電話:0763-52-4100
営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始

 

[平成28年富山県観光客入込数(推計) – 富山県]
[All photos by Masayoshi Sakamoto]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

SHARE

  • Facebook