輪投げ占いで運試し!?勝負の年に訪れたい川越熊野神社

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jan 15th, 2018

年末年始は心願成就を神仏に祈念したという人も少なくないと思います。なんだか年末は神妙な気持ちになりますし、年始は大志を抱きたくなりますよね。年始に引くおみくじは、独特の迫力と説得力を帯びています。

運試しで輪投げ!?勝負の年に訪れたい川越熊野神社

そこで今回は埼玉県の人気の観光地、川越にあるちょっとユニークな運試しのある川越熊野神社を紹介します。少しゲーム感覚もある楽しい運試しですから、「今年こそ」と心に秘める何かを持っている人は、足を運んでみては?

 

輪投げの運試し

運試しで輪投げ!?勝負の年に訪れたい川越熊野神社

埼玉県の川越には社寺仏閣が多いです。その川越の中心にある神社の1つが、川越熊野神社。公式ホームページによると、1590年に紀州熊野から神の分霊を請じ迎えたところから歴史が始まるそうで、1713年には社殿が大きく改築され、現存する鳥居などが設けられたと言います。

主祭神の1つに伊弉諾尊(いざなみのみこと)があり、伊弉諾尊は伊弉冉尊(いざなみのみこと)と共に夫婦の神様としても知られていますから、縁結びの神様としても信仰されています。

年始には長蛇の列が参道にできるほど人気ですが、その境内にある加祐(かゆう)稲荷神社が今回の目的地。参道を進み、鳥居をくぐると、右手に稲荷神社があり、その隣に輪投げで運試しができる輪投げ舎があるのですね。

お参りの作法としては、最初に加祐稲荷神社に参拝し、10円以上のさい銭をさい銭箱に投じます。その上で専用のかごの中に入った輪を3つ取り、規定の距離を取って試したい運気の前に立ちます。最後は気持ちを込め、願いに向かって輪を投じます。境内の立て看板によれば、「1つでも輪が入れば運気は良好」という意味になるそう。

 

試せる運気は5種類

運試しで輪投げ!?勝負の年に訪れたい川越熊野神社

輪投げ舎でできる運試しは、

  • 恋愛運
  • 仕事・学業運
  • 健康運
  • 金運
  • 心願成就運
  • となっています。投じられる輪は3つ。全てを恋愛運に投じてもいいですし、恋愛運、金運、心願成就運などと1投ずつ変えても問題ありません。

    神社にお参りをした後、筆者も実際に試してみましたが、残念ながら1つも輪は入らず・・・。「もう一度!」という気持ちにもなりましたが、そこは結果を謙虚に受け止めようと思い改めました。

    気が付くと、神社に居ると忘れてしまうくらいゲーム感覚で運試しができる場所となっています。ちょっと場違いにはしゃいでしまった自分に反省をしつつ文章を書いていますが、あくまでも「心を込めて」投じる輪投げと立て看板に書かれていました。心穏やかに、心静かに運試しを行いたいですね。

     

    参道には足踏み健康ロードも

    運試しで輪投げ!?勝負の年に訪れたい川越熊野神社

    川越の熊野神社には、輪投げ舎以外にも特徴的な場所があります。例えば参道の両脇に設けられた足踏み健康ロード。小石や竹が埋め込まれた小道が参道の両脇に延びていて、靴をぬいで上を歩いて通れるようになっています。

    参拝を終え、帰りに歩いてみましたが、とにかく痛くて満足に歩けません。片や子どもたちは「痛くない~」と難なく小道を歩いていきます。

    足の裏で痛い場所があると、対応する体の部位が弱っていると聞きますよね。歩き終えて靴を履くころは足の裏がすっきりとしていましたが、同時に自分の健康を考えるいいきっかけにもなりました。

    老若男女、靴をぬいで歩いていますので、機会があれば通ってみてくださいね。

     

    以上、川越の熊野神社にある少しユニークな運試しを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

    熊野神社は川越の中心的な観光地、蔵造りの町並みからすぐ近く。最寄り駅の西武新宿線・本川越駅から蔵造りの町並みの方角へ歩くと、連雀町の交差点で右手に見えてきます。大正浪漫夢通りなど、川越の繁華街にも面していますので、観光のついでに運試しをしに参拝してみてもいいかもしれませんね。

    運試しで輪投げ!?勝負の年に訪れたい川越熊野神社

    川越熊野神社
    http://kawagoekumano.jp
    電話 049-225-4975  
    住所 〒350-0066 埼玉県川越市連雀町17-1 
    ※駐車場5台(昇殿祈願の方のみ)
    ※近くに有料駐車場(コインパーキング)があります。

    [All photos by Masayoshi Sakamoto]

    PROFILE

    坂本正敬

    Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

    翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

    翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

    SHARE

    • Facebook