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親日で知られる台湾ですが、実はその親日さは凄まじく、90年代には「哈日族(ハールーズー)」という日本マニアを示す言葉が流行したほど。もちろん今でもそんな日本人気は衰えず、普段の生活のあちこちに日本の面影や文化が見られます。
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今回は、そんな台湾に溶け込む日本をご紹介します。
台湾語の中に日本語の言葉がある
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現在台湾の公用語は中国語ですが、台湾で中国語の導入以前から使われている言語が「台湾語」。中国福建省南部の閩南語をベースとした文字を持たない言語で、発音も中国語とは異なります。
そんな台湾語ですが、単語の中にいくつか日本語と全く同じ発音のものがあるのです。例えば、「オートバイ」や「おばさん」。日本語の単語と意味も発音も変わらないので、実際耳にすると驚いてしまいます。
日本ネタがドラマに頻出する
台湾のドラマを見ていると、日本に関する設定が全く入っていないドラマの方が少ないのではないか、と思うほど日本ネタが頻出します。例えば、主人公が日本からの帰国子女、登場人物が日本語を話せる設定で突然日本語のセリフが飛び出す・・・など、挙げ出したら切りがなくなってしまうほど。台湾の親日さが窺い知れますね。
次は街で見かける、台湾の中の日本です。
街の至るところに日本建築がある
台湾には、1895年から約50年間日本に統治されていた歴史があるため、今でもあちこちに当時の日本建築が残されています。現在までに取り壊されてしまったものも少なくありませんが、近年こういった歴史的建築物の保存運動が高まっていて、昔の日本建築を利用したカフェなどが若者の集まる人気スポットにもなっています。
日式○○とは?
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日本ブームの台湾だけあり、店名に「日式(日本風)」という名前がついているお店がとにかく多い!例えば、「日式弁当」「日式居酒屋」など。来日経験のない台湾の方の中には、こうしたお店は日本から進出してきたものだと思っている人も。それほど台湾の生活に日本企業が浸透している表れでもあるのかも知れません。
このように、台湾では色々な面で日本を感じることができ、台湾の人が日本に対して心理的な距離の近さを感じてくれていることにも頷けます。次回の台湾旅行の際は、台湾の中の日本を探してみてはいかがでしょうか。
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