写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
土地の名前に惹かれて、旅に出ることを決めることはありませんか。美しい地名、縁起の良い名前は、心惹かれるもの。何か良いことが起きそうな、そんな地名へ旅立ちたいですね。
ハート型の祝島(いわいしま)
祝島全体マップ (C)祝島観光案内所
瀬戸内海に浮かぶ「祝島(いわいしま)」は、山口県の南東に浮かぶ小島。周囲およそ12Kmでハート型をしており、255世帯、379人(人口、世帯数は平成30年4月1日現在住民基本台帳による)が暮らしています。
写真提供:山口県
上空から見ると、ハート型。「祝島」 という名前の縁起の良さも合わせて惹かれますね。
神の島と呼ばれていた
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
祝島は、古来は行き交う船の航海の安全を守る、「神の島」として崇められてきました。万葉集にも「祝島」にも登場しています。
家人は 帰り早来と祝島(伊波比島)
斎ひ待つらむ 旅行くわれを
草枕 旅行く人を祝島(伊波比島)
幾代経るまで 斎ひ来にけむ
不老長寿の実がある
島に自生する「こっこー(シマサルナシ)」の実は、不老長寿の実といわれています。キウィフルーツの原種と言われ、12月頃が食べ頃。親指ほどの大きさで、1粒食べると千年長生きすると言い伝えられてきました。市場には出回っていないので、希少価値。
島ネコが福を招く
(写真はイメージです)
比較的のんびりした島ネコ。幸せを招く、招き猫ですので、仲良くしましょう。島育ちののんびりネコなので、ちょっとシャイかもしれませんよ。
人間も丸くなる?シーグラスの浜がある
(写真はイメージです)
波打ち際でキラキラ輝くシーグラスは、海の宝石といわれます。波で洗われ時を経て角がとれ、丸くなったガラスのかけら。シーグラスの浜で拾って持って帰ると、人間性に丸みが増すかも?
4年に1度(オリンピック開催年)行われる神舞神事
4年に1度行われる神舞神事は千年以上も続いている
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
千年以上も続く神舞神事で、大分県国東郡国見町より御座船によって送迎される神舞神事は、4年に1度(オリンピック開催年)、8月中旬より5日間行われます。神舞の期間は2000人近くが訪れ、静かな島が賑わいを見せます。2年前の2016年に行われたので、次回は2020年に行われる予定。山口県指定無形文化財。
水産庁の未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選の「練塀」
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
練った土と石を交互に積み上げていき、表面を漆喰で固めて造った「練塀」は島内ではどこでも見られますが、国内の他の地域では見ることが出来ないので必見。台風や季節風が非常に強く、その強風から家を守るため、狭い土地に隣接している家々の防火の役目のため、「練塀」が造られたと言われています。
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
石積みの練塀は、水産庁の未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選に選出されています。
リゾート地でない、癒される離島
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
あなたが離島に求めるものが、華やかなリゾートではなく、のんびりする癒しであればお勧め。たくさんの縁起の良さを享受する旅になるでしょう。
(C) 祝島観光案内所 祝島観光ガイドマップ
住所:〒742-1401山口県熊毛郡上関町大字祝島
電話:TEL: 0820-66-2003 上関町役場祝島支所
交通アクセス
1.柳井港から船で70分
2.JR山陽本線柳井駅からバスで50分(「室津」下車) → 室津港から船で40分
主な産業:漁業、農業
特産品 :びわ、びわ茶、みかん、サヨリ生干し、ワカメ、ヨモギ羊羹、ヨモギ饅頭、石豆腐
関連サイト:祝島ホームページ http://www.iwaishima.jp
祝島観光案内所:http://www.iwaishima.jp/kanko/index.html
祝島フォト情報:http://iwai-island.jp
祝島について:http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/11726
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