「東京」駅から新幹線で約1時間。軽井沢は気軽に行ける避暑地です。今回は軽井沢を訪れたらぜひ訪れたい観光スポットをご紹介。すべてJR「軽井沢」駅から徒歩やバス、自転車で行ける場所です。

木立の中にひっそりと佇む軽井沢ショー記念礼拝堂

旧軽井沢銀座通りを抜け、5分程歩くと軽井沢最古の教会「軽井沢ショー記念礼拝堂」があります。この礼拝堂は“軽井沢の父”と呼ばれる宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーによって建てられました。

木造の小さな礼拝堂ですが、温かみがあります。夏場は木々に囲まれていて涼しく、ホッと一息つけます。「軽井沢」駅からこの礼拝堂へは、旧軽井沢までバスで行くこともできますが、駅前で自転車をレンタルして来るのが一番早いようでした。ショーさんの銅像が目印になっています。

カフェやお土産屋が並ぶ、旧軽井沢銀座通り

軽井沢の人気の観光スポットといえば旧軽井沢銀座通りです。ジャム、ハム、ハチミツを売っているお店やカフェ、ベーカリーなどが軒を連ねていて賑やか。ランチを食べたり、買い物をして楽しめます。

こちらはモカソフトで有名な「ミカド珈琲 軽井沢旧道店」。1952年にオープンした人気店です。休日にはモカソフトを求める観光客が行列を作ることもあります。モカソフトをテイクアウトして、旧軽井沢銀座通りを歩きながら食べるのもいいかもしれませんね。

歴史を感じる佇まいの軽井澤冩真館では、レトロ調のドレスを着て撮影ができます。まるで絵画のような写真を撮影したくなったら、記念に一枚撮っておくのもいいでしょう。ヨーロッパの貴族になったような気分を味わえますよ。

三島由紀夫やジョンレノンも宿泊した万平ホテル

別荘街にある万平ホテルは、サイクリングついでに訪れるのにも最適な場所。明治時代に旅籠「亀屋」として誕生した歴史あるホテルです。旧軽井沢銀座通りから少し離れているため、静かで落ち着いているのが最大の魅力。レトロ感あふれるロビーやカフェで寛ぐこともできます。カフェの入り口付近にはジョンレノンの写真もありました。

敷地内にある「熊魚菴 たん熊北店」も素敵な佇まい。こちらでは季節ごとに変わる繊細な料理を味わえます。万平ホテルには、この他にもフランス料理、和食、中華料理のレストランがあり、贅沢なランチやディナーを堪能できますよ。

苔むした鳥居が印象的な諏訪神社

旧軽井沢を自転車で走っていたら偶然、発見した神社。苔むした鳥居が印象的です。この神社の創立年代は不明だそうですが、今は旧軽井沢と新軽井沢の氏神様として崇敬されています。なんとも神秘的な神社ですね。境内には立派な御神木もあり、心が落ち着きます。軽井沢を訪れた記念に参拝するのもいいかもしれませんね。

無料で見学できる、室生犀星記念館

室生犀星は大正から昭和中期にかけて活躍していた詩人・小説家で、この別荘で毎夏を過ごしていたそうです。残念ながら閉館中（平成30年は通年、改修工事のため閉館）で中に入ることはできませんでしたが、外観からも室生犀星記念館の趣と美しさが伝わってきます。入館が無料というのもありがたいですね。この記念館の小道を挟んだ向かいには「旧軽井沢Cafe 涼の音」があり、軽井沢らしさを感じる良い雰囲気が漂っていますよ。

懐かしさを感じる、しなの鉄道軽井沢駅 旧駅舎口ゾーン

新幹線開業時に一度取り壊された駅舎ですが、現在はしなの鉄道軽井沢駅舎として復活！　レトロ感漂う駅舎で、中にはカフェや待合室、水戸岡デザインの家具が配置された「ろくもんラウンジ」つみ木や絵本があり子どもが遊べる「森の小リスキッズくらぶ」があり、広々としています。

電機機関車なども展示されていて、電車の待ち時間を潰すことができます。

小布施の栗菓子の銘店「桜井甘精堂」のカフェ、茶菓「幾右衛門」では、ドリンクやスイーツ、おやきなどを味わうこともできますよ。

レストランやカフェも充実、軽井沢・プリンスショッピングプラザ

軽井沢でショッピングをしたいのなら、こちらのアウトレットが最適。約220店舗の入った大型のアウトレットモールでとにかく広い！ 全店舗を見て回るのには丸一日かかりそうです。スポーツ用品店から高級ブランド店まで幅広いラインナップが揃っています。

このアウトレットには、レストラン、カフェ、フードコートもあり、のんびりと食事やドリンクを味わえます。筆者はフードコートにある「濃熟鶏白湯 らーめん 錦」の「トロ玉らーめん」を食べましたが、サッパリとしたスープで非常に美味しかったです。ショッピングだけではなく、食事に訪れるのも良いと思いました。

軽井沢駅から旧軽井沢までのアクセスはバスも運行していてそれほど悪くはありません。しかし、バスの待ち時間がもったいないと感じるのなら、駅前でレンタルサイクルすることをおすすめします。冬以外の季節であれば、軽井沢の自然の中を気持ちよくサイクリングできますよ。

[All photos by あやみ]

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。