シャネルのカウンターにて
エレガントな香水から肌なじみのよいスキンケア用品、トレンドを反映しつつもオリジナリティのあるメークアップ用品までが揃うシャネル。
ギャラリー・ラファイエットでは、カード会員を対象に店舗の香水やコスメがお得に買えるセールを年に何度か行っています。在住者としては、逃したくないチャンス! ということで、いつも使っているファンデの予備を購入しに、シャネルのカウンターへ。
購入した際に、メイクアップレッスンのチケットを受け取りました。このチケットは、ベースメイクまたはアイメイク、リップなどポイントメークのレッスンが無料で受けられるというもの。筆者はアイメイクを選択、後日改めてカウンターへと向かったのです。
シャネルのメイクアップレッスンが無料で!
イベントでもない限り、化粧品カウンターでの本格的なメイクアップレッスンって珍しいですよね。あったとしても有料のことが多いと思います。
ちなみに日本にあるシャネルの化粧品カウンター(阪急うめだ本店限定)でもメイクアップレッスンは受けられるようですが、やはり有料のよう。そんなシャネルのメイクアップレッスンが30分間無料で受けられるなんて、ラッキー! だと思っていました。このときは・・・!
アイメイクはとにかくセクシー
レッスンに訪れた時期が秋だったため「カーキやダークブラウンなど落ち着いた色を使った、自分に似合うアイメイク」をオーダーしてみました。まずはお肌のコンディションを整えるスキンケアから。その後、ファンデは塗らずに(!)アイメイクに突入。
美容部員の指示通りに、パレットの色を重ね付けしていきます。大人っぽい上品な目元を想像していたのですが・・・。落ち着いた色を使った割には、かなり派手な印象。
ビューラーは使わない、衝撃のマスカラテク
「目線を落として、根元からマスカラを重ねづけしましょう」と、美容部員。パリ在住のTABIZINEライター北川菜々子さんが「フランス人は顔を洗わない〜日本とフランスの美容コスメ、6つの違い〜」の中でも綴っていますが、マスカラの付け方が日本とフランスでは根本的に異なります。まつ毛がもともと長く、クルンとしている人が多いせいか、ビューラーは使わないのがフランスでは一般的。
これまでビューラーなしでは塗ったことがなかったけれど、さすが美容部員の指導だけあり、ビューラーがなくても目ヂカラアップ。”目線を落として、根元からマスカラを重ねづけする“というテクニックは、ビューラーを忘れた旅先で今後も役立ちそうです。
ルーシー・リューしか見えないんですけど・・・
レッスン終了後の自分の顔を見て、背筋が凍りました。「どこからどう見ても、ルーシー・リューにしか見えないッ! 洗練されたフランス人マダム風を想像していたのに、どういうこと!?」。筆者は彼女のような美しい顔立ちではないんですが、雰囲気はアジア系の米女優ルーシー・リューそのもの。
海外のテレビコマーシャルやファッション雑誌を見ていると、アジア人女優やモデルのメイクに違和感を覚えることがありますよね。あんな感じでした。西洋人には似合うんでしょうけれど、日本人にはちょっと・・・。
その日は夜にフランス人の友人と食事の約束をしていたので、そのまま向かうと「華やかなメイクね。超ステキ! セクシー!」とお褒めの言葉をいただきました。美意識の感覚は違うんですね。
しつこいようですが、ルーシー・リューは目指していないのでうれしくなかったし、まったく参考にならないメイクアップレッスンでした。トホホ・・・。
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