私たち日本人は、よくも悪くも治安のいい環境に慣れています。アメリカ人の危機意識が世界標準なのでは?と考えたので、アメリカの旅行アドバイザーによるセキュリティ対策を学びましょう。日本人からすると驚く発想も?!
スーツケースはラックにチェーンでくくる
長距離移動の電車の場合、車両の端に荷物置き場があります。座席近くに置けない大きなスーツケースはここに置くようにします。
しかし、駅停車時に電車に乗り込み、さっとスーツケースを取って、さも自分のもののように電車をおりていく泥棒がいます。
自由席であれば、いつも視界に入るような席を選ぶのですが、ずっと気にしているのは疲れるもの。チェーンで固定すれば安心という話です。ただ、ここはスーツケースがてんこもりで、棚に入りきらないことがよくあります。用意するなら長めのチェーンがよいでしょう。筆者はチェーンが使われていたのは見たことがありませんが、簡単でいいアイディアだと思います。
荷物預けのサービスがあれば、専用車両に保管されるので、そちらを利用するのも手です。
出入口付近の席は注意
座席の上の棚に置いた荷物が狙われることもあります。1人が旅行者に話しかけて注意をそらしている間に、もう1人が盗むというチーム犯罪も。
また、ドアが閉まりかけているときに、手にしていた携帯電話がさっと盗られて泥棒はそのまま下車する、というパターンも報告されています。
デイパックはスーツケースより狙われる
貴重品は、スーツケースでなくもっと小さなバッグに入れますよね。デイパック、ショルダーバッグ等はスーツケース以上に気にしましょう。
グループでいるならみんなで協力して荷物を守る
誰かが何かの作業をしているときは、他の人がしっかりその人の荷物もケアする。しごく当たり前で、やっている人は多いと思います。
寝台なら上段を選ぶ
知らない人と同室の寝台の場合、手が届きにくい上段が安心です。貴重品はウェストポーチなどに入れて、お腹にしまっておくのがいいでしょう。寝台は狭いことが多いので、ペットボトルなどを落下させないよう、また自身も落ちないように気をつけましょう。
個室寝台は必ずロック。駅到着時は要注意
チケットのチェックで回ってくる車掌さん以外はロックしておきましょう。開けていて、荷物を持ち逃げされる可能性が高まるのは、駅での停車時です。
駅のホームで親切にしてくる人は要注意
荷物を運ぶのを手伝う、プラットホームの場所を教えましょうかといって話しかけてくる人に注意しましょう。そのまま持ち去ってしまう泥棒や法外なチップを言ってくる人がいると言います。
ただ、ヨーロッパでは、スーツケースを運びましょうか?と親切心から言ってくる人が多いです。男性だけでなく、女性も手伝ってくれます。運んでもらいつつ、いつでも追いかけられるようにしているのがいいかなと、筆者は思います。
荷物を盗られてしまったら旅行は台無し。気を張っていきましょう。
『アメリカの旅行アドバイザーが警告する5つのこと』『アメリカの旅行アドバイザーが教える「女子一人旅で身を守る方法」』も合わせてチェックしてみてくださいね。
参考
[CORPORATE TRAVEL SAFETY.COM BLOG]
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