トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 5th, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、三重編です!

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は三重編です。

 

第5位・・・なばなの里(10.5ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

第5位は、なばなの里が選ばれました。桑名市にある同地は、国内最大規模と言われるイルミネーションが有名ですよね。他にもチューリップ、コスモスなど日本最大級の花ひろばもあります。ランクインこそしませんでしたが、同じようにライター陣から得票数の多かったナガシマスパーランドからも車で10分ほどの距離になります。

「イルミネーションが最高に美しくて感動しました」(Chika)

「冬のイルミネーションは日本一美しいのではないでしょうか。期間中はマストで訪れたいです」(SHIORI)

といったコメントから分かるように、やはりイルミネーションを評価する声が多かったです。桑名市は三重県の北東に位置し、愛知県との県境からもすぐ。名古屋からもアクセスがいいですから、秋から春にかけて行われるなばなの里イルミネーションを体験したいですね。

 

第4位・・・熊野古道(11.6ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

吉野熊野国立公園にして、世界遺産にも指定される熊野古道が第4位にランクインしました。三重県の南西部、紀伊山地に延びる参詣道で、馬越峠コース、松本峠道など、比較的気軽に楽しめる参詣道も存在します。

「歴史ある古道を歩けば、きれいな空気を吸い込んで体も心もデトックスできます」(内野チエ)

「修行感が味わえます。たまに忍者になったような気分になります」(鳴海汐)

といったコメントとともに、同地を評価する声も多数ありました。一人で歩いても十分に気持ちいエリアですが、プロのガイドさんと歩くと、もっと楽しめますよ。

 

第3位・・・おかげ横丁(18ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

第3位は伊勢内宮前のおかげ横丁がランクインしました。伊勢内宮に向かう宇治橋の前に通りがあり、そのにぎわいから一本路地に入ると、おかげ横丁と言われる食事処、お土産スポットの密集したエリアがあります。伊勢路の代表的な建築を移築したり、再現したりしたスポット。

「食べ歩きしたり、お土産を買ったり、歩くだけで楽しいです」(Chika)

「伊勢神宮の参拝後、お土産を買ったり伊勢うどんを食べたりできます」(青山沙羅)

「人が少なくなった夕暮れのおかげ横丁は、人以外の気配を感じるような独特の空気で好きです」(山口彩)

などといったコメントと共に、同地を高く評価する意見がありました。実はおかげ横丁、ライター陣に配布した調査票の選択肢には含まれていなかったのですが、フリー回答の欄で同地を名指して評価する声が多数見られました。伊勢参りの際には、必ず立ち寄りたいですね。

 

第2位・・・伊勢志摩(18.6ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

英虞(あご)湾

伊勢志摩が第2位にランクインしました。太平洋に突き出す国立公園の志摩半島には、さまざまな観光スポットが点在しています。具体的には、伊勢志摩スカイラインの絶景路や鳥羽・横山・南海展望台、鳥羽から伊良湖水道を渡って対岸の愛知県渥美半島に向かうフェリーの旅、鳥羽水族館、志摩スペイン村など、さまざまな観光地を推す声が集まりました。

「鳥羽水族館は種類豊富な海の動物たちと触れ合える人気のスポットです。何度も足を運びたくなる水族館です。志摩スペイン村はシュールな雰囲気が漂っていますが、そこがまたちょっと面白いテーマパークです」(SHIORI)

「伊勢志摩スカイラインは絶景が多いドライブウェイです」(青山沙羅)

など伊勢志摩の魅力を語る声が多数、寄せられています。三重旅行では絶対に足を運びたいエリアだと分かりますよね。

 

第1位に行く前に・・・番外編

三重でも番外編を紹介します。番外編とは、他のライターが誰も評価しなかったものの、誰か1人でも最高評価を与えている観光地があれば、紹介するコーナーになります。三重編では赤目四十八滝と伊賀焼巡りの声がありました。

赤目四十八滝

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

赤目四十八滝とは名張市にある滝群で、片道90分ほどの散策路沿いに、文字通り数十カ所の滝が連続しているエリアにります。室生赤目青山国定公園にも指定される景勝地ですね。

「こんなにたくさん滝が見られるスポットは他にないのでは。異世界に迷い込んだような幻想的な空間です」(内野チエ)

伊賀焼巡り

伊賀焼巡りについては、忍者で有名な伊賀市の山里、丸柱地区などで営まれる焼き物巡りですね。

「伊賀焼と言えば土鍋。最高の土鍋を探す旅に出ましたが、個性的で面白い窯元が多く、いい意味で旅の駒が先に進まなかったです(笑)」(米田ロコ)

 

第1位・・・伊勢神宮(36.8ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【三重編】

三重県で最も評価された観光地は、全国に伊勢講を持つ伊勢神宮でした。2000年の歴史を誇り、一生に一度は訪れたいと人々に言わしめる存在。本来は第2位の伊勢志摩に位置する観光地なのですが、伊勢神宮と第3位のおかげ横丁はピンポイントで得票が多かったため、独立して掲載しています。

「日本らしさを感じられる観光スポット。とても落ち着きます」(内野チエ)

「きちんと手がかけられた凛とした美しさがある」(鳴海汐)

「伊勢神宮は内宮、外宮のどちらも神聖な空気が漂っていて、訪れるだけで心が研ぎ澄まされます。内宮の近くにあるおかげ横丁のお店も今のところハズレがなく、どこもおいしいです」(あやみ)

といった評価の声が多くありました。やはり一生に一度は訪れたい場所。早速旅行のスケジュールを組みたいですね。

 

以上、プロの旅ライターが選ぶ三重県の観光地トップ5を紹介しましたが、いかがでしたか? 志摩半島、紀伊山地の方に足を運ぶ機会はなかなかないかもしれませんが、そのエリアにこそ魅力が詰まっています。紀伊半島の沿岸を周り、そのまま和歌山に入り、大阪を目指すくらいの勢いで訪れたいですね。

1位の伊勢神宮については、『東京から日帰りOK!伊勢神宮と伊勢うどん弾丸一人旅』『伊勢神宮を訪れたら絶対に食べるべきグルメを勝手にランキング!』で詳しくご紹介していますよ。

[All Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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