日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。
そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は福岡編です。
第5位・・・能古島(11.4ポイント)
提供:福岡市
最初は福岡湾に浮かぶ能古島がランクインしました。金印発見で有名な志賀島と糸島半島に囲まれるように浮かぶ離島ですね。
花があふれる能古島アイランドパーク、ハイジ風のブランコ、耕ちゃんうどん・・・のんびり自転車でポタリングするのがおすすめです」(金子愛)
「福岡から日帰りで行ける、お花にあふれた島。家族向けの島」(青山沙羅)
などのコメントと共に、同地を高く評価する声がありました。どちらのコメントにもあるように能古島は花畑で有名。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスなど四季折々の花が楽しめる周囲12kmの島になっています。場所によっては福岡の町並みが海越しに見えます。離島から眺める福岡の街もいいですよ。
第4位・・・柳川散策(13.8ポイント)
福岡県は意外に広いです。北部が玄界灘や響灘、周防灘に面する一方で、南西部は有明海にも接しています。あの有名な筑後川も有明海に注いでいますよね。
その有明海の近くにある柳川が第4位にランクインしました。ライター陣に配布したアンケート表に記載された選択肢では、柳川のお堀巡り、柳川藩主立花邸など選択肢が分かれていましたが、全てを1つで「柳川」と評価する声が多かったため、集計時には1つにまとめました。
「はんなりした気分になれます。北原白秋の童話が似合う、のどかな景色が楽しめます」(内野チエ)
「(お堀巡りについては)船で運河を巡ります。降りたら、セイロで蒸したウナギが格別!(柳川藩主立花邸については)この古い館は一見の価値あり!古き良き時代をしのびます」(石黒アツシ)
柳川と言えば水郷ですから、川下りは確実に楽しんでおきたいですね。
第3位・・・福岡ナイトライフ(18.2ポイント)
提供:福岡市
第3位には屋台巡りを中心とした福岡ナイトライフがランクインしていました。福岡の屋台は全国区の知名度を誇りますよね。
「グルメ天国・福岡で、夜のお楽しみは屋台巡りです。小さな屋台で居合わせたお客さん同士も会話を楽しみ、意気投合したら一緒に“はしご酒”」(金子愛)
といったコメントと共に、屋台巡りを福岡県でNo.1の観光プログラムと推す声もありました。コメントにもあるように、居合わせたお客さん同士が自然と仲良くなれる雰囲気もいいですよね。地元の人と知り合って、おいしいお店をいろいろ教えてもらいたいですね。
第2位・・・糸島半島巡り(20.4ポイント)
写真提供:福岡県観光連盟
筆者もNo.1にプッシュさせてもらった観光地が、糸島半島巡りになります。糸島半島とは福岡の市街地から西に進んだエリアにあり、玄界灘に「こぶ」のように突き出した半島になります。海岸線は全て玄海国定公園に指定されるほど美しい場所で、半島沿いにはさまざまな飲食店が出店しており、何とも言えない空気感があります。関東で例えるなら、葉山周辺と言った感じですね。
「おしゃれなカフェが集まる糸島。個性的なカフェも多く、カフェ巡りで1日楽しめます。澄んだ玄界灘を眺めながらのドライブも気持ちがいいですし、糸島の海岸線にはおしゃれなレストランが点在し、それもまた魅力です」(米田ロコ)
と、同地をNo.1に推すライターも居ました。地元民にも人気の糸島。移住者続出の半島を、ぜひとも旅してみてくださいね。
第1位に行く前に・・・番外編
提供:福岡市
福岡でも番外編を紹介します。番外編とは他に誰も票を入れていない中で、誰か1人でもライターがNo.1に推した観光地があれば、紹介するコーナーになります。福岡編では福岡市鮮魚市場(長浜鮮魚市場)が挙げられていました。
「長浜ラーメン、新鮮な魚(サバが美味)が美味」(青山沙羅)
といったコメントと共に、同地を福岡No.1に推す声があります。同地は福岡市の中心部にあり、毎月第2土曜日は一般の人でも市場で鮮魚や冷凍加工品などを購入できるようになっています。その日を目掛けて足を運びたいですね。
第1位・・・太宰府天満宮と参道(39ポイント)
福岡県でNo.1に選ばれた観光地は太宰府天満宮になりました。ライター陣に配布したアンケート表の段階では、太宰府天満宮と天満宮参道が選択肢として分かれていたのですが、同一の項目として評価する声が多かったため、集計時には1つにまとめました。
「学問の神様に出会えるスポット。合格祈願の鉛筆はお土産に喜ばれます」(内野チエ)
「梅の花の夢伊那神社で、福岡中心街から電車でのアクセスが簡単です。駅から歩いてすぐ行け、参道までの散策も楽しいです。できたての梅が枝餅がおいしい!」(Yoko Nixon)
「学問の神様。有名なパワースポット」(akaryx)
などと、同地を福岡県No.1に推す声はたくさん。筆者も大学受験のときに、友達から太宰府天満宮のお守りをもらったときは、とても心強かった思い出があります。福岡旅行では確実に訪れておきたいスポットと言えそうですね。
以上、プロの旅ライターが選ぶ福岡県の観光地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか? 他には和布刈(めかり)神社、二見ヶ浦の夫婦岩、志賀島、門司港レトロ展望台、門司港のレトロ洋館巡りなど、さまざまな場所が挙げられていました。福岡は小倉もいいですよね。いわば福岡は九州の「玄関口」。ぜひとも上述のランキングを参考に、旅をしてみてくださいね。
ランクインしたスポットについてくわしくは、過去記事『海沿いの花畑が美しい癒しの島、福岡から気軽に行ける「能古島」』『この夏行きたい!今、福岡で最もホットな穴場リゾート地「糸島」』などもぜひ。
[All Photos by shutterstock.com ]
【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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