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実はあれもこれもメイドインジャパンだった!ニューヨークのアイコン4選

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Jan 4th, 2019.

世界の大都会、ニューヨーク。しかしながら、街中で見かけるアレもコレも、もとを正せばメイドインジャパン。ニューヨークのアイコンといえるものが、実は日本製なのです。知ってみると、ニューヨークが身近に感じられますよ。

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(C)Dave Primov / Shutterstock.com

世界の大都会、ニューヨーク。しかしながら、街中で見かけるアレもコレも、もとを正せばメイドインジャパン。ニューヨークのアイコンといえるものが、実は日本製なのです。知ってみると、ニューヨークが身近に感じられますよ。


地下鉄車両

ニューヨークの主な交通手段といえば地下鉄。ニューカーにとって、地下鉄はなくてはならないもの。ニューヨークの地下鉄車両は、日本のものとは大きく異なります。座席がソファのように座り心地良いものではなく、網棚もなければ、つり革もありません。座席がソファでないのは、剥がされて持って行かれる怖れがある、地下鉄車両にはホームレスがいるのでベッドバグがうつる可能性があるなどが考えられます。また、網棚がないのは防犯上の理由。日本のような治安は望めず、自分の荷物は決して身体から離さないのが鉄則ゆえ網棚は不要。つり革も盗難が懸念されるため設置しないと思われます(ごくたまに固定ハンドルのつり革がある車両もあり)。思えばホテルのソファのような、日本の地下鉄座席はなんと座り心地が良かったのでしょう。

硬くてお尻が痛くなる座席で、つかまるところが少なく不便なニューヨークの地下鉄車両は、実は日本製がトップシェア。日本の地下鉄となんたる違いよとニューヨーク地下鉄車両を嘆いていた筆者は、メイドインジャパンと知った時驚いたものです。

ニューヨーク地下鉄の約30%は川崎重工製

1982年以降2200両を超える車両を納入してきたのは、日本の川崎重工業。当時車両の落書きで悩まされていたニューヨーク地下鉄に、川崎重工業は無塗装オールステンレス車体を採用して落書きを落としやすくしました。現在ニューヨーク市営地下鉄の3分の1は、メイドインジャパン。そして近い将来、半数を超える地下鉄車両がメイドインジャパンになる可能性があります。

入札で勝ち抜いた川崎重工業

2018年1月川崎重工業は、米ニューヨーク市で地下鉄車両約1612両を受注したと発表。中国やカナダのメーカーと競った結果、納期など契約履行能力や高い品質が評価され、受注総額は約37億米ドル(約4,033億円)と川崎重工業における過去最大規模の鉄道車両受注で2025年まで生産が継続予定。

2020年から納入予定の新型車両「R211」

ニューヨーク地下鉄車両 川崎重工業製 (C) Metropolitan Transportation Authority of the State of New York MTA

ニューヨーク地下鉄車両 川崎重工業製 (C) Metropolitan Transportation Authority of the State of New York MTA

ニューヨーク地下鉄車両 川崎重工業製 (C) Metropolitan Transportation Authority of the State of New York MTA

2020年から23年にかけて納入する計画の新型車両「R211」。車内の案内をデジタル表示にし、LED照明を採用。混雑緩和のため、ニューヨーク地下鉄では初めて車両と車両の間の通路を導入、混雑時に乗り降りがしやすいようにドアを旧型より広くするそうです。日本の地下鉄とはまったく違うスタイルのこの車両は、メイドインジャパンなのです。
 

イエローキャブ(タクシー)

ニューヨークの街によく映える黄色のタクシーこと「イエローキャブ」。ニューヨークのアイコンであるイエローキャブも、実はメイドインジャパンが多いのです。

ハイブリッドの日本車が人気

ニューヨークでは、過去にはフルサイズセダンをタクシー車両として使用していました。プリウスがタクシー車両として普及すると、ガソリン消費量が一気に少なくなったのでハイブリッド車の人気が出たそうです。

知名度が高いトヨタのハイブリッド車が人気

(C)krakow.poland / Shutterstock.com

日本車として知名度が圧倒的に高い「トヨタ」。環境にやさしく、燃費が良く、ガソリン代が節約出来るハイブリッド車はタクシードライバーに人気

2013年から10年間独占供給するはずだった日産車

(C)krakow.poland / Shutterstock.com

日産自動車は、ニューヨーク市のイエローキャブ車輌供給の独占契約を2011年に結びました。日産「NV200」が2013年から10年間独占供給するはずでしたが、地元NY市のタクシー業界が猛反発して市当局を提訴。結局、ニューヨーク市がNV200の独占供給の規約を見直し、トヨタ自動車や米フォード・モーターなど約30車種から選べるようになりました。ドライバーに「NV200」が不人気の理由は、貨物車ベースである乗り心地の悪さや修理の多さ、ハイブリッドカーでないためと言われています。
 

タイムズスクエアの広告看板

ニューヨークといえば、タイムズスクエアのきらびやかな広告看板が思い浮かぶかもしれませんね。年末には世界中から旅行客が集まるカウントダウンがあります。このカウントダウンの秒数表示に使われた看板は、メイドインジャパンでした。

2008年から10年以上東芝のLEDスクリーンだった

(C)Marcio Jose Bastos Silva / Shutterstock.com

2007年12月タイムズスクエア・ビルの最上部に、東芝製のLED広告スクリーンが設置。日本企業では初めてのことでした。年末のカウントダウンにテレビ中継で映る「TOSHIBA」の文字は日本のパワーを感じさせましたが、米原発事業による巨額損失で経営危機になり経費削減で広告は打ち切りに。2018年5月、10年以上タイムズスクエアを飾った東芝の巨大広告スクリーンは撤去されました。
 

https://youtu.be/myxhEPT2MTA
東芝 NYタイムズスクエアの巨大広告の撤去が始まる(18/05/18)/ANNnewsCH

メトロカード(地下鉄乗車券)

(C)Alena.Kravchenko / Shutterstock.com

ニューヨークの足である地下鉄に乗車する時は、メトロカードを使います。このメトロカードの印刷も、メイドインジャパンでした。

1980年代から2010年まで凸版印刷が印刷製造

メトロカードの印刷は凸版印刷で行われていると聞いていたのですが、現在がどうなのか不明だったので、2018年10月に凸版印刷広報部にお伺いしました。頂いた回答によると、1980年代から2010年まで凸版印刷で受注をしており、全て日本で製造しアメリカに輸出していたそうです。欧州の会社と凸版印刷の3社供給で、TOPPAN AMERICAと印刷されたものが凸版印刷のものだそうです。現在はどこが印刷しているのか、MTA(ニューヨーク地下鉄) に10月問い合わせところ、メディア担当はCubic(http://www.cubic.com/)だと紹介されとさらに11月に問い合わせしたものの、2018年12月現在回答をもらえておりません。
 

ニューヨークのアイコンはメイドインジャパンだった

ニューヨークでお馴染みのアイコンである地下鉄やイエローキャブ。実はメイドインジャパンでした。日本製品の品質が評価されているのです。ニューヨーク旅行にいらした時は、ニューヨークの足はメイドインジャパンなのだと誇りに思ってくださいね。

[Photos by shutterstock]

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファー同居人氏とNY在住。


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