漫才コンビを組むのは子どもの頃からの夢
(C)Feruz Malik / Shutterstock.com
北から南まで47都道府県、小さな日本なのに風土、文化、方言、県民性がそれぞれ違います。そして同じ日本人であっても、食の好み、考え方や気質、肌色、体型も異なりますね。
TABIZINEでは、各都道府県が持つ個性に着目し、「ちょっと面白い都道府県ランキング」をシリーズでお届けいたします。
ソニー生命保険株式会社が2018年11月10日〜11月21日 の12日間 、全国の20歳~ 59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に対し、「47都道府県別 生活意識調査2018-2019(生活・家族編)」をインターネットリサーチしました。
個性的な人が多い県ナンバーワンは、やっぱりあの県
(C)OliOpi / Shutterstock.com
「47都道府県別 生活意識調査2018-2019(生活・家族編)」では、現在住んでいる都道府県の県民の特徴について、どのような点が自慢できるかを聞き、ランキングを算出しています。「我が都道府県民は個性的」と自信を持っている県はどこでしょうか。多分、あなたの想像が合っています(笑)。
個性的な人の多さ自慢 都道府県ランキング
個性的な人の多さ自慢では、大阪府が第1位(26.0%)、第2位「東京都」「沖縄県」(同率15.0%)となり、笑いの文化が根付いた大阪府が1位。日本の中でも「大阪」は別の国ではないのかと思うほど、個性が突出しています。同率第2位の東京は全国から人が集まっているので総体数として個性的な人がいる、沖縄県の人は沖縄時間が流れる独特の緩さがありますが、やはり大阪人は抜きん出て個性的。大阪人が個性的だと納得できるその理由とは。
アピールしてなんぼ
(C)Adi Haririe / Shutterstock.com
大阪の道頓堀に新世界。海外観光客も惹きつける大阪は、なんといっても煩いほど濃い雰囲気。冬でもランニング姿の「グリコサイン」、紅白ストライプの衣装をつけた「くいだおれ太郎」、カニ道楽の巨大な「カニ」、大阪王将道頓堀本店の巨大な「餃子」の看板。隣がそう来たら、ウチだって負けへんで!の勢いを感じますね。インパクトがあり過ぎ、くどい分かりやすいです。「コテコテ」という形容詞は、大阪を表現する以外で筆者は聞いたことはないですね。街全体に、万人の心を鷲掴みにしてしまう強力なパワーがあります。
吉本のお笑いがなければ人生はつまらない
(C)TK Kurikawa / Shutterstock.com
大阪人のエネルギーの元は、「吉本新喜劇」であることに間違いありません。筆者の住むニューヨークの日本人は大阪や九州の西日本勢が多いのですが、週末は吉本のDVDを見てリラックスするのが楽しみという大阪人を知っています。東日本勢には吉本の笑いのツボがイマイチ掴めない人もいて、狭い国日本でありながらカルチャーギャップを感じますよ。
ノリの良さも日本一
https://youtu.be/Blrip0iPDKEC
(C)Youtube/What Is The Osaka Bang? | ASIAN BOSS
大阪人のノリの良さは日本一。バーンと撃つ真似をすると、ほとんどの大阪人は死んだフリをして応えてくれます。
大阪弁は国際言語
(C)Siew Peng Neoh / Shutterstock.com
大阪人は、日本のどこに行こうと大阪弁で話すのは周知の事実。日本の標準語は大阪弁であるべきと考える大阪人も少なくないでしょう。ひとり大阪人が混じると、大阪弁の強力な個性に周りもつられますよね。海外に行っても、当然同じことがおきます。海外ブランド店で、海外の店員に「これナンボやねん」と聞く大阪オバチャン。アメリカ人の前で「大阪のギャグやで」とパチパチパンチやポコポコヘッドを繰り出し、大人しいはずの日本人のイメージを覆すツワモノも。抑揚のない標準語と違い、大阪弁は強弱のインパクトがあるので外国人に好まれます。しかも大概は身振り手振り付きなので、海外で通用しています。大阪弁は、もはやインターナショナル。
日本を救う?大阪のオバちゃん
(写真はイメージです)
ひとり旅、ひとり暮らし、ひとりごはん。ひとりが多すぎて、他人と口を聞くことも少なくなってきた現代。
でも、大阪のオバチャンは、積極的に親切。常に「困っている人」に対してアンテナを立て、聞かれてもないのに「どないしたん」。お笑いの町大阪では、人間関係は常にボケとツッコミ。相手の懐に一歩踏み込んだり引いたりするボケとツッコミを日常的にやっているので、相手の心が読めるのです。
また、大阪はオレオレ詐欺の被害が日本一少ないとのこと。会話の主導権を常に握りたい大阪のオバチャンゆえ、「オレだよ、オレ」と言っても、「オレって誰や。うちにはそんな名前の子どもおらへんで」と切り返すそう。すごいぞ、オバチャン!
人間関係が希薄になってきた現代で、大阪のオバチャンは孤立社会の救世主なのかもしれません。
(C)Youtube/「オバチャーンのテーマ」/オバチャーン
無料のものはすべてもらう。
—そんなイメージで語られることの多い「大阪のおばちゃん」。
実際、それらは全部当たっている。
おもてなしの達人 大阪のおばちゃんはホンマ、凄いで”どないしたん、なんか困ってんの?”頼まれてもないのに寄ってきて手を差し伸べる。言葉の壁なんてお構いなし 週刊現代より抜粋
オバチャンのコミュニケーションツール「あめちゃん」
子どもの頃から「あめちゃん文化」の英才教育が始まっている(笑)
(C)Hang Dinh / Shutterstock.com
子育て情報紙「お母さん業界新聞」大阪版編集部が大阪在住20~90代の女性112人を対象にラインおよびメールによるアンケートを実施。半数以上の59人(約53%)が「いつもあめを携帯している」と回答。「お出かけする際にはあめちゃんポーチを必ず持参している」と話すあめちゃん歴30年のオバチャンも。大阪では主にコミュニケーションツールとして使われており、「最初から人にあげることを前提に携帯して自分用と他人用に分けてバッグに入れている」「子どもをおとなしくさせるため」「ちょっと席を替わったり、道を教えたりしたときによくポケットに入れられた」「咳をしたら知らない人から3回くらいもらった」など。
大阪が日本一個性的であることに異論はありませんね。強烈で、あったかい大阪。都会暮らしに心がササクレたら、あめちゃんをもらいに大阪に行きたくなりますね。
調査タイトル:47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(生活・家族編)
調査対象 ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする 全国の20歳~59歳の男女
調査期間:2018年11月10日~11月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
[47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(生活・家族編) ソニー生命]
[「あめちゃん」持つ大阪人はやっぱり半数以上 – 産経ニュース]
[Photos by shutterstock]
『【特集】ちょっと面白い都道府県ランキング!愛すべき47の県民性』では、この他にも気になる都道府県トリビアが満載!ぜひチェックしてみてくださいね。