第1位 プエルトリコ
2019年はどこへ旅立ちましょうか。世界は広く、未知の国や絶景が数多くありますね。なかなか旅行先を絞りきれないものです。旅行先を選ぶ際の参考にしたいのが、各メディアがセレクトした旅先。アメリカの有力紙 ニューヨーク・タイムズが「2019年行くべき52カ所の旅行先(52 places to go in 2019 New York Times)」を発表しました。
52カ所の旅行先は、言われてみればと思う場所も多く、あなたの参考になりそうですよ。そして、日本のあの絶景も選ばれました。選ばれた52カ所のトップ20の中から、日本の絶景を含め7カ所を厳選してご紹介いたします。
チリキ パナマ
中米と南米を結ぶ、パナマ共和国。パナマといえば、私たちは中心を通るパナマ運河が思い浮かびますね。ニューヨークタイムズがパナマで推しているのは、コスタリカに隣接したパナマ西部のチリキ。まだ日本ではあまり知られていませんが、リゾート開発が進み、自然に溢れたゴージャスなホテルが出来ています。ビーチ、マングローブのカヤック、ホエールウォッチングへのアクセスも良く、他人と違ったゴージャスな旅をしたいあなたにはピッタリ。
Isla Palenque, Panama — A Private Island Getaway/Cayuga Collection
ニューヨークタイムズが推しているホテル
website: https://visitpanama.com/?lang=en(英語)
ミュンヘン ドイツ
(C)Pabkov / Shutterstock.com バイエルン国立歌劇場
ドイツ南部のバイエルン州にある、ドイツの中で三番目に大きな都市ミュンヘン。日本から直行便が飛んでおり、治安が良く、コンパクトで回りやすいので、訪れやすい旅行先です。ロマンティック街道の起点で、女性好みの歴史ある建物が目を惹きます。バイエルン国立歌劇場内は、女性なら憧れてしまうゴージャスな雰囲気。とびきりのお洒落をして、オペラに出かけてみたいですね。また世界的に有名なビールの街ですから、歩き疲れたらジョッキを片手に喉を潤すのも楽しみです。おつまみには、美味しいソーセージをお忘れなく。
website: https://www.muenchen.de/int/en.html(英語)
ザダル クロアチア
(C)DeepGreen / Shutterstock.com 太陽へのご挨拶(Greeting to the Sun)
クロアチアといえばワールドカップで活躍したサッカーチームを、あなたは思い出すかもしれませんね。そのほかにもクロアチアには、「世界一美しい夕日の町」として人気の高いザダルがあります。2016年ヨーロッパの訪れたい都市ランキング(Top destinations in Europe, Best places to travel in 2016)で1位になったほどで、多くの観光客が世界一美しい夕日を目当てにザダルを訪れます。
夕日を眺めるのに絶好な場所が「シーオルガン(sea organ)」という海岸沿いの階段。多くの歴史的な建造物が戦争で破壊されたザダルで、未来への希望と平和への願いを込めて造られました。海の波が音色を奏でるオルガンです。シーオルガンのそばにあるのが、300枚のガラス板から作られた直径22メートルの円形アート「太陽へのご挨拶(Greeting to the Sun)」。ガラス板の下にはソーラーパネル(太陽電池パネル)が埋め込まれており、日没前は天空の鏡のように空を映し、夜は7色に輝く光のショーが観られます。
https://youtu.be/mtDYTeB5J-8
海のオルガン(シーオルガン)と太陽へのご挨拶(Greeting to the Sun)
Sea Organ and Greeting to the Sun in Zadar, Croatia/Zadar City Tourist Board, Croatia
website:https://croatia.hr/ja-JP/Destinations/町/Zadar?ZHNcNjMscFw3 (日本語)
サルヴァドール ブラジル
願いごとのリボンが結ばれたボンフィン教会
ブラジルのサルヴァドールには、願いごとが叶うと有名なボンフィン教会があります。入り口付近は、「フィッタ」と呼ばれる願掛けのリボンが色とりどりに結ばれています。リボンを3回結ぶ間に3つのお願い事をして、リボンが自然に切れてしまうまで身に付けていると願いごとが叶うそうです。あなたは何を願いますか。
1985年世界遺産に登録されている、淡いシャーベット色をしたサルヴァドールの歴史地区。ポルトガル人の植民都市で、ブラジルでありながらポルトガル文化と奴隷として連れてこられたアフリカ文化が混じる独特の雰囲気があります。マイケル・ジャクソンのミュージックビデオの撮影にも使用されました。
サルヴァドール・デ・バイア歴史地区 ユネスコ 世界遺産
http://whc.unesco.org/ja/list/309
Michael Jackson – They Don’t Care About Us (Brazil Version) (Official Video)/Michael Jackson
website: http://www.visitbrasil.com/en/destinos/salvador.html(英語)
ダナン ベトナム
ベトナムで3番目に大きな都市ダナンは、ユネスコ遺産に登録されているホイアンの街への玄関口として知られていますが、ここ数年の間にベトナムのビーチリゾートとして人気が高まっています。港町ゆえ新鮮なシーフードも見逃せません。ローカルの美味しいヌードルは必食。ベトナムの中でも特に治安の良い都市と言われ、「東南アジアで唯一、ホッとできる街」「ダナンの心地よさは格別」「ここはベトナムではないみたい」と高評価を受けています。
プーリア州 イタリア
(C)salvatore ferri / Shutterstock.com
ブーツのような形のイタリアのヒールの部分にあたる、南イタリアのプーリア州。北にアドリア海、南にイオニア海と長い海岸線を持つプーリアはどこを歩いてもロマンティック。歴史的にギリシアとの接点が深く、白い壁の家はギリシアを思い起こさせます。漁港の街ガリポリ(Gallipoli)は、新鮮なシーフードで有名。シーフードがたっぷり入ったパスタを召し上がれ。季節であれば、ウニも食べられますよ。中からトロッと溢れ出すフレッシュチーズ「ブッラータ」はプーリア州産と、美味しいものの宝庫です。
website:https://www.viaggiareinpuglia.it/hp/en(英語)
瀬戸内の島々
(C) 三豊市観光交流局 ニューヨークタイムズに掲載された写真(上記掲載)
(C) 三豊市観光交流局
ニューヨークタイムズが推す「2019年行くべき52カ所の旅先」で、日本で唯一ランクインしたのは瀬戸内の島々。しかも7番目登場の第7位です。ベスト10に入るとは、素晴らしい快挙ですね。第1位のプエルトリコ、第3位のアメリカのサンタバーバラ、第4位のパナマなど、比較的ニューヨークから行きやすい旅行先が選ばれている中で、日本の瀬戸内の島々が選ばれたのですから格別の嬉しさ。第7位のラッキー7に選ばれた写真は、香川県三豊市の紫雲出山(しうでやま)の桜。
春は約1000本の桜で、淡い桜色一色に染まるロマンチックな紫雲出山。3月下旬~4月中旬の開花時期には、桜と瀬戸内海が一緒に楽しめます。海と桜のコラボレーションを求めて日本全国からたくさんのファンが訪れることでも有名。
紫雲出山の桜シーズン情報 三豊市
http://www.mitoyo-kanko.com/mt-shiude/
website: http://www.mitoyo-kanko.com(日本語)
第1位 プエルトリコ
第2位 ハンピ(インド)
第3位 サンタバーバラ(アメリカ カリフォルニア州)
第4位 パナマ共和国
第5位 ミュンヘン(ドイツ)
第6位 エイラート(イスラエル)
第7位 瀬戸内の島々(日本)
第8位 オールボー(デンマーク)
第9位 アゾレス諸島(ポルトガル)
第10位 オンタリオ 氷洞(カナダ)
第11位 ザダル(クロアチア)
第12位 ウィリアムズバーグ(アメリカ ヴァージニア州)
第13位 ラスベガス(アメリカ ネバダ州)
第14位 サルヴァドール(ブラジル)
第15位 ダナン(ベトナム)
第16位 コスタアレグレ(メキシコ)
第17位 パパロア・トラック(ニュージーランド)
第18位 プーリア州(イタリア)
第19位 タトラ山脈(スロバキア)
第20位 カルガリー(カナダ)
第21位以降は、52 places to go in 2019 New York Timesで確認できます。
ニューヨークタイムズが推薦した52カ所の旅行先。日本から選出された瀬戸内の島々を始め、世界の魅力的な都市の数々。紐解いてみると、それぞれの異なった魅力と歴史背景があり、美味も気になり、行ってみたくなるものです。2019年は未知の扉を開き、期待と旅心を荷物に詰めて旅立ちましょうか。
[52 places to go in 2019 New York Times]
写真提供: 三豊市観光交流局
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