トリップアドバイザー旅行者の口コミで選ばれた、世界のベストエアライン
旅の情報サイト「TripAdvisor®」（トリップアドバイザー）は、トリップアドバイザー上で旅行者に高く評価された「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2019」を発表しました。2018年1月～2018年12月の1年間口コミの質、量、及び5段階評価をもとに集計した世界のベストエアラインランキング。世界中の旅行者が選んだエアラインベスト10には、あなたのご贔屓の航空会社が入っているでしょうか。トリップアドバイザー上のエコノミークラス利用客による口コミを含めて、第10位からご紹介いたします。
第10位 ANA（全日空）
(C)Angel DiBilio / Shutterstock.com
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第10位は、ANA（全日空）でした。日本のエアラインがベスト10入りです。
●機内安全ビデオは歌舞伎役者が演じていて、興味深く楽しい。外国人も興味を示すだろう。（2019年3月国内線エコノミークラス利用）
●機内サービスは何も文句はないし、スマホやタブレットのアプリの使い勝手はANAは使いやすい。羽田の国際線のラウンジのヌードルバーが好き。（2019年4月国内線エコノミークラス利用）
●日本的な丁寧なサービス。同乗した母はとても安心していた。（2019年1月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●バンコク経由サムイ島のフライトで帰る前日に台風で島の空港が閉鎖されると大騒ぎになり、ホテルのフロントにも「翌日の空港閉鎖」のポスターが貼られたので、東京のANAの事務所に電話で連絡したところ「バンコクエアのHPのどこを見てもそのような発表がありません」の一点張り。エクスペディアでチケットを購入した方は、エクスペディアから空港閉鎖の連絡が来たという話を聞き、対応の差に驚いた。（2019年1月国際線エコノミークラス利用）
●ドリンクや機内食が配られるのが遅すぎ。乗務員数が不足しているのでは？機内食（特に朝食のパンケーキとソーセージ）は美味しくなくて閉口。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
外国人の利用客は、清潔、CAが笑顔で親切、時間が正確と感激気味。さすが日本！と高く評価していますね。日本人は安心して乗れると思う一方で、フライトキャンセルの対応には不満を感じている利用客も見受けます。
第9位 Jet2.com
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第9位は、Jet2.comでした。イギリスのLCC（格安航空会社）ですが、利用客のカスタマーサービスの満足度が高いエアライン。 フレンドリー、親切などCA（客室乗務員）の評価が高さが目立ちます。
●最近はずっとこのエアラインを利用。スタッフがフレンドリーで親切。フライトもスムーズ。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
●格安航空会社でもきちんとしているので驚いた。スタッフが親切で、感じが良い。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●客室乗務員は食べ物や免税品を乗客に販売するためライトを落とさないので、まぶしくて眠ることができない。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
●早く予約をしすぎると割高になる。自分より後に予約した人の方が価格が安くてガッカリ。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
格安航空会社にしては珍しく、ボーイング737や757やエアバスA320の大型機を保有。ドリンクや食事、映画などのエンターテイメントは有料。付加価値はいらない、目的地への移動手段と考える旅行者に好まれています。
第8位 ニュージーランド航空
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第8位は、ニュージーランド航空でした。40年間事故が起こっていないエアラインで、エアライン・レイティングス・ドットコム(AirlineRatings.com)で、最も安全な20社に選ばれています。
●片道￥85,000の追加のスカイカウチシートが素晴らしい。エコノミーシート３席分を独り占めで、ビジネスクラス並みにフルフラットに。（2019年1月国際線エコノミークラス利用）
●機内食がおいしい。ニュージーランドワインも赤白シャンパンと、選択可能。食事の途中にもCAさんがワインをもって回ってきてくれる。座席のタッチパネルで、クッキータイムやコーヒー、ワインなどをオーダー可能。（2019年2月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●海外に住んでいるニュージーランド人として、香港からニュージーランド行きの搭乗を楽しみにしていたが、座席も硬くガッカリした。アイシェード、靴下、歯ブラシなどのセット、夕食のメニュー、夕食前の飲み物、または濡れたタオルが手に入るような時代は終わってしまったようだ。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
●フライトキャンセルになった時のスタッフの対応がイマイチ。贔屓のエアラインだったが、年間のフライトでしばしばあるディレイ（遅延）を考えると、他のエアラインの方がマシである。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
CAのフレンドリーなサービス、機内で振舞われる豊富な種類のニュージーランドワインに人気が高いようです。また追加料金を払えば、エコノミーでも「スカイカウチ」でビジネスクラス並みの乗り心地に。ただし、往年のサービスを知るファンにとっては、過去と比較すると期待ハズレな面もあるようです。
第7位 アズールブラジル航空
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第7位は、アズールブラジル航空でした。アズールブラジル航空(AD)は、約100都市に路線を持つLCC（格安航空会社）。ユナイテッド航空（UAL/UA）とコードシェア（共同運航）しています。ブラジルでは評価が高いエアライン。
●飛行機内でのCAのカスタマーサービスは秀逸。3時間のフライトなのに、スナックがあるのも嬉しい。（2018年11月国内線エコノミークラス利用）
●航空機の座席レイアウトは、左右２列でカップルには快適。飲み物、お菓子のサービスも他の航空会社より充実。航空券は片道購入だと通常は割高だが、アズールブラジル航空は値段が変わらないのはありがたい。（2015年12月国内線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●フライトが遅れた上、乗り継ぎ便がキャンセル。予定していた計画が狂い、旅が台無しに。（2019年4月国内線エコノミークラス利用）
●フライトが濃霧で遅れ待っている間に、乗務員の就業時間オーバーの理由でフライトキャンセルに。誰も事情を説明してくれなかった。（2019年4月国内線エコノミークラス利用）
LCC（格安航空会社）には珍しく、ドリンクやスナックのサービスがあり、接客態度も良いと評価が高いようです。一方で、フライトの遅れやキャンセルに対する対応に不手際を感じる利用客がいます。
第6位 サウスウエスト航空
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第6位は、サウスウエスト航空でした。アメリカ・ダラスを拠点とするサウスウエスト航空(WN)は、世界最大で元祖のLCC（格安航空会社）。他の格安航空会社と異なり、サウスウエスト航空では「2個以上の預け入れ荷物に対して料金を徴収していない」「ドリンクやスナックも無料で提供」は、利用客にとって好もしいポイント。
●預け入れ荷物は２つまで無料、飛行機というより普通の公共交通機関のバスに近い。のみものもスナックも出た。グループの場合は、事前のチェックインはオンラインで早めに。（同伴者と一緒に座れなくなる）。（2018年11月国内線エコノミークラス利用）
●チェックイン順で整理番号が決まる。犬優先なのか、犬を連れた人は一番前の席で、犬は足元にお利口さんに伏せをした状態で着席していた。（2018年1月国内線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●フライトのキャンセルの連絡は、テキストサービスで追加料金が必要。そのことを知らずに、フライトのキャンセルを知らされなかった。（2019年4月国内線エコノミークラス利用）
●先着順搭乗は事実上有料会員に良い席は取られるので、ネットによるチェックインは有名無実。（2018年10月国内線エコノミークラス利用）
飛行機というよりバスに近い感覚、犬も一緒に搭乗可能というのは、いかにもアメリカのエアラインです。一方でフライトキャンセルなどトラブルに対するフォローの甘さに不満を感じる利用客も。
第5位 JAL（日本航空）
(C) PR Times
東京2020大会「みんなのJAL2020ジェット」就航期間 2019年4月8日～2020年10月末（予定）
(C) PR Times
第5位は、JAL（日本航空）でした。日本のベストエアラインには3年連続でJAL（日本航空）が選ばれ、世界のベストエアラインランキングにおいても5位という快挙。
●国内線も国際線もほぼJAL利用。丁寧なサービスで安心。荷物預かりなども色々手助けしてくれ、他国のエアラインにない良さを感じる。多少高くても、いざというときの便も用意してくれるので利用する。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
●障害者がいたので荷物の運びやチェックインなど手伝ってくれ、とても助かった。フライト中も気にかけてくれたので、小さな助けも頼みやすかった。（2019年1月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●成田ー台北桃園線は小型機運行で、混雑度も高く、オーバーヘッドコンパートメントも満杯状態。自分の荷物はCAさんが他の荷物を入れるために移動してしまい、探すのに苦労した。機内食は近距離のためか、簡素で味もコンビニ弁当以下というお粗末さ。座席幅も狭い。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
●北海道からの到着便が大幅に遅れ関空からの出発が遅延。東京到着後の終電無し。荷物破損、補償無し。（2019年1月国内線エコノミークラス利用）
安心のエアライン、日本のCAがテキパキとして素晴らしいという意見が多いなか、国際線では外国人のCAが多く、日本語が通じない、サービスの姿勢が異なるなどの違和感を感じる利用客もいます。
第4位 エミレーツ航空
(C) 2019 The Emirates Group.All Rights Reserved.
(C) 2019 The Emirates Group.All Rights Reserved.
第4位は、エミレーツ航空でした。アラブ首長国連邦に本社を置くエミレーツ航空 (EK) は、中東最大の航空会社。6大陸に就航している数少ない航空会社の1つです。
●トランジット1時間25分でターミナル3を端から端まで移動しなければならなかった時、スタッフが機体を降りたところで待機してくれ迷うことなく乗り換えができた。フライトも遅れることなく、離陸着陸も今までのフライトの中で一番上手だなと感じた。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
●CAはフレンドリー（おまけに美男美女！）で機内の設備も充実、総合すると良かった。機内が暗くなった時の星空の演出に感動した。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●小さい子連れのエコノミーユーザーには全く優しくない。コールセンターの対応も信じられないほど適当、「文句があったら会社に直接メールして」と言い放たれた。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
●話題の映画「ボヘミアンラプソディー」は同性愛の場面など、イスラム教のお国柄ふさわしくないと思われるシーンは全てカット。劇場で2回、ここ3カ月間に全日空、中華航空、タイ航空と機内でも20回程見たが内容がカットされたのはエミレーツ航空だけ。（2019年2月国際線エコノミークラス利用）
口コミを見ると、ビジネスクラス以上の利用客は良いレビューをつけており、エコノミークラスの利用客はサービスに格差を感じている様子が伺われます。路線によっても、利用客の感じ方に差が生じるようです。
第3位 エバー航空
(C)EQRoy / Shutterstock.com
(C)Hi-Point / Shutterstock.com
第3位は、エバー航空でした。台湾ではチャイナエアラインに次ぐ、2番目に大きな航空会社。ANA（全日空）とコードシェア。
●関空→台北→バンコク→ウィーン→アムステルダム→バンコク→台北→高雄→関空 合計70730円。往路はトランジット含め20時間以上かかったが、復路は台湾で2日間リフレッシュ。エバー航空は時期や取り方によってはとんでもなく安くなる。（2019年2月国際線エコノミークラス利用）
●想像以上に機内食が美味しかった。CAさんも皆丁寧。同じアジア人だからか、まず中国語で話しかけられるが、そこはご愛嬌。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●2019/01 羽田、台北を利用。世界的に評価の高いと聞いていたので初搭乗を楽しみにしていたが、羽田チェックインの際にはオーバーブッキングで、次の便にしてくださいと開口一番。帰国便では出発も遅れ、CAが足りないのがまる解りで、食事の片付けもドリンクサービスも回っていず、食事後のトレイを乗客が何人も自分で持っていくはめに。期待はずれ。（2019年1月国際線エコノミークラス利用）
●CAさんはうわべの態度は良いが、丁寧ではなく、こなしている感じであまりいい印象は持てなかった。はっきり意思表示をしないと、聞こえないふりや、見えないふりをしているのが何回か見受けられた。（2018年8月国際線エコノミークラス利用）
価格が安いことは高評価。ただし、日本人とは国民性が違うせいか、CAさんの態度に評価が分かれる様子です。
第2位 カタール航空
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(C)Dmitry Birin / Shutterstock.com
第2位は、カタール航空でした。カタール航空（QR）は、カタールのフラッグキャリア。
●ビジネスクラスは世界的に有名なカタール航空だが、エコノミーはふつうな感じ。機内食のメニューが配られ選べるのは良かった。アメニティーも揃っている。日本発の便には数名日本人CAがいた。（2019年2月国際線エコノミークラス利用）
●東京ードーハはエコノミー、ドーハーヘルシンキはビジネスにアップグレードされた。格安チケットで購入したので、得した感じ。（2019年1月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●エコノミークラスの機内食が味も悪く、国際線の機内食としては標準以下。一番悪いのがCAの態度で、CA優先でお客様をお客と思わないのではないのでは。トラブルがあっても時計を見て時間がないと応答するだけ。どうして評価が高い航空会社なのか疑問。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
●2017からの断交の影響で、飛行空路が遠回りするため遅れがち。どんな天候でも気流でも、狭いイラン上空を飛んでいくのは怖い。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
エミレーツ航空と同様で、ビジネスクラス利用は評価が高く、エコノミークラスは格差を感じている利用客が多いようです。周辺の中東諸国と国交を断絶しているため、断行している各国の上空を飛べず、イラン上空を飛ぶルートに不安も。
第1位 シンガポール航空
(C)Sorbis / Shutterstock.com
第1位は、シンガポール航空でした。2年連続世界1位となった、シンガポールのナショナルフラッグキャリアのシンガポール航空。CAさんの美人度、ユニフォームは美しい民族衣装「サロンケバヤ」、高品質のサービスで評価の高いエアラインです。
●エコノミーでは珍しい、機内食のメニュー表や歯ブラシ、機内用靴下を全員に配布。出発時間もすべてオンタイム。日本発着便は日本人客室乗務員も搭乗しているので、英語に不安がある人も安心。（2019年4月国際線エコノミークラス利用）
●機体不良で代替機待ちになり、予定の約13時間後にようやく出発。待ち時間のために、空港内で利用できるお食事クーポン、軽食、空港内ホテルの休憩を提供してくれたのは高評価。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
【イマイチと思った利用客の口コミ】
●問い合わせ窓口の対応が不親切です！メールも電話も！何度も不愉快な思いをしています。（2019年3月国際線エコノミークラス利用）
●自分の席の機械類が壊れていてテレビがつかず、リクライニングも倒れず休めなかった。避難方法の指示をモニターで流す際も、CAさんからそちらの機材が壊れているので前のをみてくださいと言われた。壊れているのが分かっているなら、対応の仕方が他にあるのでは？（2018年12月国際線エコノミークラス利用）
「悪い」「とても悪い」のネガティブな口コミが全体数の10％以下と、利用客の満足度の高いエアライン。ビジネスクラス利用客からは、「欧米のエアラインに比べ、CAさんが若くて美人ぞろい。若い美人でにこやかでテキパキしている。」と現場のCAさんの評価が高い一方、電話やメールの問い合わせの対応について不親切との声があります。
世界のベストエアライン トップ10
世界1位に輝いたのは昨年に引き続きシンガポール航空。日本のベストエアラインには3年連続でJAL（日本航空）が選ばれ、世界のベストエアラインランキングにおいても5位に輝いています。ベスト10の中で、LCC（格安航空会社）が3社もランクインしており、今後も増える可能性を感じますね。
参照した口コミは、私たちが利用する機会が多い、エコノミークラスの口コミを選んでご紹介しました。ただし、個人の意見で性格や感覚に左右するものなので、参考としてご覧ください。人間と同じくエアラインも個性があり、100パーセント完璧な会社はないですから、あなたのフライトでは何を優先したいのかを考えエアラインを選ぶことをお勧めします。
1位 シンガポール航空
2位 カタール航空
3位 エバー航空
4位 エミレーツ航空
5位 JAL（日本航空）
6位 サウスウエスト航空
7位 アズールブラジル航空
8位 ニュージーランド航空
9位 Jet2.com
10位 ANA（全日空）
■ 「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2019」は下記のURLからご覧いただけます。
https://www.tripadvisor.jp/TravelersChoice-Airlines
「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2019」は、2018年1月～2018年12月の1年間にトリップアドバイザー上に投稿されたエアラインの口コミの質、量、及び5段階評価をもとに集計したものです。
[Photos by shutterstock.com]
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PROFILE
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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