年末年始の旅行者必見!気候帯別、旅行先の気候&服装を調査

Posted by: AYA

掲載日: Dec 9th, 2019

年末年始まであと少し。旅先は決まり、綿密に計画を立てている最中ではないでしょうか。冬場なので暖かい国へ行く予定の人でも実は夜は冷え込み、持って行った洋服では足りない!逆に多すぎた!なんてことにならないために冬場に異なる気候帯の国々を旅した筆者が気候帯別、旅先の気候や服装を紹介します。

あなたは覚えている?大きく分けて5つの気候帯

みなさん、中学校や高校の時に習った気候帯について覚えていますか?大人になってから何となく赤道に近い国が暑いのは覚えているけど、熱帯?温帯?などうる覚えでガイドブックを見て、そんな気候帯だったんだ!と思い出す人も多いはず・・・。

ここで少しおさらい。
世界は大きく分けて5つの気候帯に分かれています。
赤道に近く、一年中暑い熱帯。雨が少なく昼と夜の寒暖差が大きい乾燥帯。日本のように四季がある温帯。冬の寒さが厳しい冷帯(亜寒帯)に、北極や南極など、一年中寒い寒帯・・・。

何となく思い出してきましたか?

もちろん熱帯とひとくくりに言っても、シンガポールは一年中気温が高く、降水量が多い熱帯雨林気候。タイのバンコクは一年中気温が高いけれど、雨季と乾季があるサバナ気候と呼ばれる気候区に細かく分かれているのですが、今回はあまり観光では行かないような寒帯以外の4つの気候帯別の冬(12月〜2月)の気候とそれに合わせた服装を紹介します!

寒い日本を抜け出して行きたくなる!熱帯の冬

熱帯に属する国(都市)や地域
東南アジア、フィリピン、インドネシア、カリブ海沿岸周辺地域、アマゾン川流域、ハワイ、コンゴ川流域を中心とするアフリカ大陸、オーストラリア北部、沖縄県・・・等

カンボジア
(C)AYA

寒い日本を抜け出して、ハワイやタイ、インドネシアのバリ島や更に足を伸ばしてカリブ海沿岸の地域にまで旅行する人も多いのではないでしょうか。

筆者は年末年始にタイ・バンコクやカンボジア・シェムリアップ、ハワイのマウイ島、オーストラリア・ケアンズ周辺。1月下旬頃にメキシコ・カンクンに旅しましたが、ケアンズとマウイ島以外は常夏!という感じの気候で、ちょうど乾季ということもあり、写真のようなカラッと気持ち良く晴れた日が毎日続いていました。

ハワイ
(C)AYA

ハワイ・マウイ島は熱帯と言えども、11月から3月が雨季ということもあり、写真のような良い天気にビーチで泳ぐ人もいるのですが、雨の日や夜は結構冷え込みます。オーストラリア・ケアンズ周辺は雨季なのですが、南半球ということもあり、雨季でも気温は高くジメッとした真夏という感じの気候です。

おすすめの服装
熱帯でも、行き先が乾季ならタンクトップやTシャツの割合が多くても安心!雨季なら長袖や上着も少し持って行った方が安心!ですが、その国の気候の特徴にも要注意!(南半球オーストラリア・ケアンズのように雨季でもじめっとして蒸し暑いことも・・・)

真夏とは言わないけれど、日中は比較的過ごしやすい乾燥帯

乾燥帯に属する国(都市)・地域
主に分布するのは緯度が20~30度の中緯度地帯。定番の観光地だと、モロッコ・マラケシュ、サハラ砂漠、オーストラリア・アリススプリングス、モンゴル・ウランバートル、エジプト・カイロ、ギザ、アラブ首長国連邦・ドバイ・・・等

乾燥帯は降水量が少ないので、あまり植物が育たない砂漠がある場所や、竹の短い草原などある場所(モンゴルなど・・)がこの気候帯に分布されているようです。

モロッコ
(C)AYA

筆者は1月にモロッコのマラケシュ、サハラ砂漠に旅した際、昼間は初夏のような気持ちの良い気候なのですが、夜は極寒。太陽が沈むととたんに寒くなります。雨の影響で冷え込むことがないのはありがたいですが、昼夜の気温の差がとても大きいです。

おすすめの服装
日中は薄手の長袖、長ズボンで春の装いで丁度良いぐらい。でも朝晩はぐっと冷え込むので厚手のコートは必須!

ほとんど日本と同じような気候!温帯

温帯に属する国(都市)、地域
緯度30~40度の地域(大陸西岸はもうすこし高緯度の国も)
ヨーロッパ(特に南西部イタリア、スペイン、イギリスなど)、日本(北海道、沖縄を除く)、太平洋沿岸北西部(ワシントン州など)、ニュージーランド・・・等

四季がある温帯は日本と同じような気候ですが、イギリス・ロンドンのように一年中気温や降水量に変化がない場所もあれば、地中海沿い、イタリア・ローマやフランス・ニースなど降水量もさほど多くなく、夏は乾燥し、冬は雨が多い場所もあります。

イギリス
(C)AYA

冬場にヨーロッパを旅したことがある筆者ですが、寒い気候より暑い気候が好きなので、12月のヨーロッパの中ではやっぱり地中海沿いが冬場でも天気の良い日はカラッと晴れるので過ごしやすかったです。そして北に行くほど雪や雨も降っていたり・・・気温も低かったり・・・。なので暖かい冬の日を過ごしたければ、地中海沿いへ。雪が見たい、日本と同じような寒さや天気がいいという人は、温帯の中でももう少し緯度の高い場所がおすすめです。写真は冬のイギリス。なんだかちょっとどんよりしています。

おすすめの服装
地中海沿いなど、温帯でも降水量の少ない国なら日本と同じような服装で問題なし!むしろヒートテックなども薄手でもそんなに寒くないです。でも、緯度が上がれば上がるほど、少し厚着できるよう用意が必要。

日本より寒い!極寒の冷帯(亜寒帯)

冷帯(亜寒帯)に属する国(都市)、地域
緯度40~60度の地域。
北海道、ロシア、ドイツ東部から東ヨーロッパにかけて、アメリカ北部〜カナダ、アイスランド南部・・・等

夏には気温が上昇するものの、冬の寒さが厳しい冷帯の地域。冬場の北海道に行ったことある方はイメージしやすいかもしれませんが、とにかく寒い!

筆者は12月中旬から下旬にアメリカのミシガン州や、北極圏にも入るフィンランドのロバニエミへ行きました。

とにかく雪!ミシガン州は11月から雪が降るそうです。

フィンランド
(C)AYA

写真はフィンランドのロバニエミ。サンタクロース村があるこの街はもちろん一面真っ白。気温がマイナス16℃なんていう日もありました。体の芯から凍りそうなほどで日本ではほとんど感じたことのないぐらいの寒さでした。

ただ、外が寒い分室内はとっても暖かいのも冷帯の国の特徴ではないでしょうか。

おすすめの服装
とにかく寒い!ので、日本の本州の冬場の服装以上に厚着が必要です。緯度が高いこともあり、ロバニエミではおしゃれは諦めスポーツ用のウィンドブレーカーが手放せないほどでした。スキー用のジャケットでもいいぐらいかも!?マフラー、手袋など、防寒具は必須です。

同じ冬でも地域や国、緯度が違うだけでこんなに違う世界の気候。最近は地球温暖化による気温上昇などの影響もあり、気候帯が少し変わりつつもあるようですが、少しでも目安になればと思います。もちろん、ピンポイントで旅先の気候を調べることも忘れずに。

準備万端で、旅先で素敵な冬のひとときを過ごして下さいね!

PROFILE

AYA

aya ライター

海、山、岩と、とにかく自然と遊ぶのが大好きで、常にワクワクすることを探し世界を旅するバックパッカー。世界一周、フランスでのワーキングホリデーを経験し、渡航国は33カ国。砂漠に、火山に、野生動物との出会い・・・旅したからこそ出会えた人、見えたもの、知れたことなど発信していきます!

海、山、岩と、とにかく自然と遊ぶのが大好きで、常にワクワクすることを探し世界を旅するバックパッカー。世界一周、フランスでのワーキングホリデーを経験し、渡航国は33カ国。砂漠に、火山に、野生動物との出会い・・・旅したからこそ出会えた人、見えたもの、知れたことなど発信していきます!

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