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ラスキアイスプッラとは?
フィンランド語で「ラスキアイスプッラ(Laskiaispulla)」と呼ばれるこのスイーツは、春を待ちわびるこの時期限定で食べられる伝統菓子です。
イメージとしてはシュークリームのような見た目ですが、カルダモンのスパイスがふんだんに効いたずっしりとした重めのパン菓子の中を繰り抜いて、中にはアーモンドペーストやラズベリージャムなどを詰め込み、その上に生クリームをのせ、最後に帽子に見立ててかぶせたらナッツなどをのせて出来上がりです。
ボリューム満点でカロリーも気になりますが、ガブリとかぶれば病みつきになるおいしさで大人気のスイーツです。お隣スウェーデンでは、「セムラ」と呼ばれ食べられています。日本でもここ最近北欧カフェなどで「セムラ」が販売されており、人気が出てきているスイーツです。
この時期どこのカフェやスーパーなどでも売られ、家庭でも自家製のラスキアイスプッラが作られるほどみんなが食べるスイーツですが、それぞれに味が異なります。この時期ヘルシンキにお越しの方は、ぜひ色々な「ラスキアイスプッラ」を食べ比べしてみるのも楽しいでしょう! 今回は、美味しいラスキアイスプッラが食べられる、ヘルシンキ市内の老舗カフェを2軒ご紹介します。
【1】カフェ エクベリ(Ekberg 1852 Ltd)
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カフェエクベリは、創業1852年、ヘルシンキで最も古いカフェとして知られ、創業者の家族が代々経営しており、現在で4代目。歴史はあるけれど気取らない雰囲気で地元の人に愛されているカフェです。
ケーキやペストリーはすべて自社製で、隣のブティックでも購入が可能です。焼きたてのパンやキッシュはとても美味しく、定番の朝ごはんからランチまで大人気です! もちろん、テイクアウトもできるので、旅行で来られた方も気軽に立ち寄ることができるのでオススメです。
ここのラスキアイスプッラは伝統レシピで手作りされ、香ばしい香り豊かなアーモンドペーストに濃厚な生クリームが味わい深い一品。
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Ekberg Café(カフェエクベリ)
住所:Bulevardi 9 00120 Helsinki
電話番号:+358 9 6811 860
営業時間:カフェ 【月〜金】7:30〜19:00 【土日】9:00〜17:00
パンとペストリーショップ 【月〜金】7:30〜18:00 【土】9:00〜16:00
HP:
https://www.ekberg.fi/en/
【2】Karl Fazer Café(カール・ファッツエルカフェ)
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フィンランドを代表するチョコレートとお菓子のメーカーファッツエルの本店カフェでは、ケーキの種類が豊富に揃います。フィンランドにご旅行中、甘いものが食べたくなったらここの本店カフェをオススメします。
本店では、ランチ(サラダ・スープなど)はじめ、朝食ブッフェ、週末はブランチブッフェ、コーヒー休憩、など朝から夜まで1日を通して利用することができ便利です。女性一人旅でも気軽に入れてお茶ができるのも嬉しいです。併設のショップではお土産のチョコレートなどが購入可能です。
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そんなファッツエルカフェのラスキアイスプッラはこちらです。甘すぎないクリームと、酸味の効いたラズベリージャムやヌガー味もあります。お茶のお供にぜひ試してみてくださいね。
Karl Fazer Café(カール・ファッツエルカフェ)
住所:Kluuvikatu 3, 00100 Helsinki
電話番号:+358 20 7296702
営業時間:カフェ 【月〜金】7:30~22:00【土】9:00〜22:00【日】10:00~18:00
HP:
https://www.fazer.fi/fazer-cafe/
この時期ヘルシンキにお越しの際は、ぜひ季節限定の春スイーツ、「ラスキアイスプッラ」をご堪能ください。
[Photos which has name: by Yuko Räsänen]
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Yuko Rasanen
2015年よりヘルシンキ在住のライター・コーディネーター。
15歳から7年間高校と大学教育をロンドンで過ごす。2011年夏に訪れたフィンランドの自然とライフスタイルに魅了され、現地企業で仕事を得て、単身移住。
コーディネーターとして企業視察や個人旅行など、フィンランド及びヨーロッパと日本をつなぐコミュニケーション全般に携わる。
ライターとして、フィンランドのライフスタイルや暮らしの様子などを日々発信している。
ヘルシンキの自然が豊かな島にフィンランド人の夫と暮らしている。夏はサマーコテージで過ごし森で摘んだブルーベリーでパイを作り、冬はサウナと凍った湖の上を散歩したりと、自然のなかでの生活を楽しんでいる。
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