高級ホテルのクラブルームがオンライン旅サイトより断然安い！「IHG会員」公式HPからの予約体験をリポート

写真はイメージ（インターコンチネンタル・ニャチャンのクラブラウンジからの眺め）

まずは有名ホテルグループの会員になる

写真はイメージ（インターコンチネンタル・アシアナ・サイゴンのエクゼクティブスイート）

「旅行前に安くホテルを探すならオンライン旅行サイトから」というのが常識になっている昨今ですが、実は高級ホテルに限っては、直接ホテル公式サイトから予約した方が断然安くてお得なことが分かりました。ただし宿泊希望ホテルの会員メンバーになっている場合です。

2020年4月に博多に行く用事ができて、いつも使っているホテル予約サイトを見た後、偶然にもその日のメールマガジンで来ていた、インターコンチネンタル系列のIHG（Intercontinental Hotels Groupの略）リワーズクラブのHPをクリックしてみました。

随分昔、海外旅行の際にIHGホテルグループの会員カードを作っていたので、時々メールマガジンが送られてきます。IHGリワーズクラブホテルグループとは、イギリスに本部を置き、世界中に展開する下記のホテルグループです。

ANAクラウンプラザ博多のクラブルームが1泊1万4000円前後

まず、日本の某有名ホテル予約サイト（Ｊ）で見ると、朝食付きの1泊が1万6545円。その後、ホテルに直接予約するIHG会員料金だと、朝食付きの同じカテゴリーのシングル客室で1万1540円。4000円も安い！ 朝食ナシなら9450円。

そして、なんと！ クラブフロアルーム（後述）の金額が、1泊平均して14000円前後。これをＪで見てみると１泊が2倍に近い料金なのです!!

クラブフロアとは？ 至れり尽くせりのサービスを知らないと損！

ご存知の方も多いかと思いますが、一流ホテルには一般の客室よりワンランク上のファシリティを備えた客室のあるクラブフロア（エグゼクティブフロア）なるものがあります。大抵は高層階にあって夜景が楽しめ、専用ラウンジもあり、チェックイン・アウトも専用受付でできてロビーに並ぶこともありません。

大きな魅力は専用ラウンジでの無料ミールサービス！ 午後はコーヒーや紅茶とケーキ食べ放題のアフタヌーンティー、夕方は17時半から19時半までのカクテルサービス。シャンパンやワインなどが飲み放題になるほか、オシャレなアペタイザーも用意。朝食もここで取ります。

もちろん、フィットネスセンター内のプールやジム、サウナなども使い放題。嬉しいことに、クラブフロアのラウンジには1名無料で友人を招待できます。泡のアルコールを好きなだけ友人や恋人といただけるなんて、それだけでも元は取れますよね！

ANAクラウンプラザ博多で一番安いシングルルームを取って朝食2090円を付けても、１万1540円、ならば2500円プラスしてクラブルーム1万4000円を予約し、ワンランク上のサービスを受けて、優雅なホテル滞在を楽しんだ方が断然お得だと思いませんか？

ちなみに、IHGリワーズクラブ会員になるのは無料、年会費もなし。会員ステータスには、クラブ、ゴールド（年に10泊以上）、プラチナ（年に40泊以上）、スパイア（年に75泊以上）があり、宿泊前日の夕方6時まではキャンセル料は取られません。

ANAのIHG系ホテルは、2020年3月16日現在日本全国に36あります。箱根にもホテルインディゴがあるようなので、次の箱根旅行はIHG会員公式ＨＰから予約しようと思っています。

他のホテルグループもチェックしてみて！

IHGリワーズクラブ以外にも、ホテルオークラ・ニッコーグループの「ワン・ハーモニー」、ハイアット系の「ワールド・オブ・ハイアット」、ヒルトン系の「ヒルトン・オナーズ」、シェラトンやマリオット、メリディアンのグループ「マリオット・ボンヴォイ」などあります。実際、これらのホテル会員になって、優雅なサービスを受けて泊まり比べをしてみるもの楽しそうですね。

[All photos by Sachiko Suzuki]

PROFILE

鈴木幸子

sachikosuzuki 旅行記者、エディトリアル・ディレクター

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ／池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。

出版社勤務や地球の歩き方編集を経て2001年に独立。世界60か国以上を頻繁に取材し、一期一会のハッピーな記事を書いています。JTBるるぶ「アンコールワットとカンボジア」初版制作。著書『もち歩きイラスト会話集タイ／池田書店』、『みやざきの自然災害』ほか。有限会社らきカンパニー主宰。「らき」はギリシャ・クレタ島の地酒の名前です。