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動画撮影の楽しさを再発見! DJI「Osmo Action」は女子旅でも大活躍

Posted by: 水澤敬
掲載日: Apr 4th, 2020. 更新日: Apr 7th, 2023

旅行先やちょっとした街歩きで、写真に合わせて動画も撮るというスタイルが定着してきました。ただスマホカメラでは、とっさのタイミングで動画アプリを起動するのに時間がかかります。それに画質に不満があるといった声も……。そんなときは、アクションカメラでスマートに動画撮影をしてみては。今回は、アクションカメラの最新機種、DJI「Osmo Action(オズモアクション)」を使ってみました!

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DJI Osmo Actionイメージ


動画撮影の初心者でも簡単に使い出せるのがうれしい!

アクションカメラと聞くと、どうしても「使い方が難しいんじゃない?」というイメージを持つかもしれません。それに、どんな機種を選べばいいか迷ってしまいますよね。実際、動画撮影の設定などを、どうすればいいかわからないから、オートで簡単に撮影できるスマホカメラという人も少なくありません。

でも動画こそ、とっさのタイミングで撮影することが多いため、スマホでは撮影チャンスを逃しがちなんです。一般的なスマホで動画撮影する場合、スマホの画面ロックを解除し、フォトアプリを起動し、動画モードを選択して録画ボタンを押すというアクションが必要になります。これがアクションカメラなら、電源を入れて録画ボタンを押すだけで動画撮影が可能となるのです。このフットワークの良さが、アクションカメラ最大の魅力と言ってもいいかもしれません。

Osmo Actionパッケージ
今回、本格的な動画が撮影できて、しかも簡単に使いこなせる“女子旅に最適”なアクションカメラを探しました。そこでピックアップしたのが、DJI「Osmo Action(オズモアクション)」です。それでは、実際にOsmo Actionを使ってみて、どのくらい簡単なのか、どんな機能があるのか、ご紹介していきましょう。

Osmo Action本体
実際にOsmo Actionを購入して、いざ“開封の儀”! パッケージは非常にコンパクトで、開けてみるとOsmo Actionが鎮座しています。サイズは幅65×高さ42×奥行き35mmと非常に小さいのですが、手にとってみると金属製で程よい重さ(124g)。ボディこそ小さいものの、静止画で1200万画素のセンサーを搭載しているのでカメラとしても使いでがあるのです。

Osmo Action内容物
実は他社の低価格アクションカメラも持っているのですが、たくさんのアダプターが同梱されていて、何をどう使えばいいのかわからず、宝の持ち腐れという思いがありました。その点、Osmo Actionにパッケージングされているのは本体とカバー、2種類のアダプターにUSBケーブル、バッテリーケースと取扱説明書のみ。アダプターは車載カメラとして使用するためのもので、両面テープで固定できるようになっています。

それでは、実際に使い始めるまでの手順について、簡単に説明していきましょう。

専用アプリをダウンロードすればカメラを操作することができる

Osmo ActionはスマホとWi-Fi接続することで、リモートで撮影したり、撮った動画や写真を再生することができます。そのためには、専用アプリ「DJI Mimo」を事前にインストールしておく必要があります。Osmo Actionを起動すると、最初にDJI Mimoでアクティベートを求められますので、表示されたQRコードを読み取るか、APP Store/Google Playで検索すれば無料でダウンロードできます。

DJI Mimoアクティベート画面
DJI Mimoでアクティベートしたら、スマホとOsmo Actionを接続します。ここで注意しなければならないのは、記録用のマイクロSDカード(別売)をセットしておかなければいけないということです。このOsmo Actionに関しては、カメラ側にメモリーを内蔵していないため、マイクロSDカードがなければ何もできないのです。

しかし、ここでも注意が必要になります。Osmo Actionで使用するマイクロSDカードは、書き込み速度が30MB/秒以上のものでないと、正しく動作しない可能性があるのです。

DJI Mimoトップ画面
筆者は最初、手持ちの静止画撮影用マイクロSDカードをセットしたところ、Osmo Actionに「カード低速」という表示が出てしまいました。実際、動画の記録画質によっては撮影できないこともあるため、メーカー推奨以上の書き込み速度のあるマイクロSDカードを必ず用意するようにしましょう。

カード低速表示
今回、書き込み速度80MB/秒のマイクロSDカードを別途購入しました。容量は32GBですが、いわゆるYouTubeなどに投稿するための動画はフルHD(1920×1080、30fps)で十分なので、この記録画質であれば2時間ほどの撮影が可能になります。もし自宅に4Kテレビがあり、大画面で高精細な動画を楽しみたいということであれば、4K/60fpsという高画質で撮影するため、マイクロSDカードは128GBといった大容量カードが必要です。

動画用マイクロSDカード
Osmo Actionの大きな特徴として、カメラの前後に液晶モニター(デュアルスクリーン)が搭載されていることが挙げられます。特にフロントモニターは、自撮り撮影の確認用にとても便利。これが女子にとって、非常にうれしい機能となっています。

フロントモニターで自撮り撮影

広い画面でサッとスナップできる静止画撮影機能

それでは、まずは静止画(写真)を撮影してみます。静止画に関しては、画面の縦横比が2種類(16:9、4:3)から選ぶことができます。

静止画16:9

静止画4:3
カメラが趣味の筆者にとっては「なぜ3:2のアスペクト比がないんだ!」という気持ちもありますが、それは贅沢というものですね(笑)。1200万画素の高画質で、しかもスマホカメラよりも遥かに広い画角で撮影できるため、スナップカメラとしても活用できます。しかも、このOsmo Actionには強力な手ブレ補正機能が搭載されていますので、このように夕方の撮影でもブレずに撮影することができるんです。

スマホカメラで撮影した動画と比較してみた

次にOsmo Actionのメイン機能である動画撮影を試してみました。先ほども言いましたが、YouTubeなどに投稿してシェアするためにはフルHD(1920×1080、30fps)で必要十分な動画クオリティなので、まず事前に設定しておきます。ちなみにフルHDは横1920×縦1080ピクセルの画面サイズで、30fps(1秒間に30コマの静止画)というフレームレートの動画を指します。

クイックスイッチボタン
まずはOsmo Action本体の側面にある「クイックスイッチボタン」を押していくと動画の撮影モードを選択できます。

動画モードを選択
ここでは「動画」を選び、液晶モニターのタッチパネルを下から上にスワイプすると、記録画質を選びことができます。ここで解像度1080Pを選び、FPSは30を選べば準備OKです。

動画の解像度、フレームレート選択画面
では、実際にOsmo Actionで撮影した動画を見てみましょう。

Osmo Actionを手持ちで撮影しながら歩いた動画です。夕方の薄暮の状態で撮影したのですが、手ブレもなく安定した映像に仕上がっています。

次にiPhone7で撮影した動画です。

こちらは昼間の晴天で撮影条件は良いのですが、手持ち撮影では少し手ブレしている感じがします。そして、映像もOsmo Actionに比べると、ややぼんやりしている印象です。

なお、動画の記録形式ですがiPhone7は「mov」と呼ばれるアップル社の規格ですが、Osmo Actionはmovに加え、より汎用性の高い「mp4」という規格でも撮影できます。編集まで考えた場合、mp4で撮影しておくほうが便利です。

面白い映像表現が楽しめる「タイムラプス動画」も撮れる

Osmo Actionでは「タイムラプス動画」も簡単に撮影できます。このタイムラプス動画とは、映画のコマ落としのような映像のことで、数秒に1コマずつ写真を撮影し、それをつなげて作成します。このOsmo Actionでは何秒おきに写真を撮影するか、動画の長さをどれくらいにするか設定することができます。今回は5秒おきに30分間ほど撮影して作成した動画で、およそ5秒ほどと短いものですが、三脚などで固定して放置しておけば、もっと長い動画も撮影可能です。昼から夕方、夜に移り変わる風景とか、YouTubeなどで良く目にする料理動画などに活用するのもいいかもしれませんね。

ライブ配信のプラットフォーム選択画面

また、このOsmo Actionはライブ配信にも対応しており、facebookやYouTubeでの生配信にも活用できます。なお、DJIは中国のメーカーなのでHuya TV、BiliBiliでのライブ配信用に「RTMP」も用意されています。

動画撮影の楽しさが幅広いOsmo Actionを無料で試せるチャンス!

雪でも平気なOsmo Action
いかがでしたか。DJI Osmo Actionは高品質の動画・静止画撮影ができ、スマホと連動して記録した動画をさまざまなプラットフォームで活用できるアクションカメラです。使いこなしも簡単で、さまざまなアクティビティシーンで活躍してくれることは間違いありません。特に、これまでカメラが弱いとされていた寒冷地での撮影も、マイナス10℃まで動作可能なため、スキー場のゲレンデでも活躍の場が広がります。また、背面のタッチスクリーンには防水シールと疎水性コーティングが施されているため、水深11メートルまで防水性を発揮します。これから夏に向け、ダイビングなどでOsmo Actionを水中撮影に活用するといった楽しみ方もできるのです。

「Get Action!」キャンペーン実施中

なお現在、志賀高原スキー場、八方尾根スキー場(4月下旬までの予定)、栂池高原スキー場(5月初旬までの予定)の3ヶ所で、Osmo Actionを無料で貸し出してくれる「Get Action!」キャンペーンを実施中なので、各スキー場に問い合わせてみてください。ちなみにマイクロSDカードはセットされており、一部ゲレンデでは撮影済みのカードを1,000円で買い取ることもできるので確認してみましょう!

ゲレンデでOsmo Actionを使ってみた

スキーをしながら撮影できるOsmo Action

新型コロナウイルスの感染拡大で、旅行の予定が延期・中止となっている現状ですが、無事に終息したらOsmo Actionを持って出かけてみませんか。なお、2020年4月12日までセール期間として、販売価格が大きく値下げされている(DJIストアでは税込45,650円→36,960円)ので、このタイミングでゲットしてみては?

【DJI Osmo Action】
サイズ:65(縦)×42(横)×35(高さ)mm
重さ:124g(バッテリー含む)
センサー:1/2.3インチCMOSセンサー
有効画素数:1200万画素
ISO感度:100~3200(動画/静止画)
充電時間:90分
参考価格:36,960円(税込)
オンラインストア:https://store.dji.com/jp/product/osmo-action?site=brandsite&from=osmo-action_buy_now_bottom&vid=80181

水澤敬

Takashi Mizusawa
カメラ誌をメインに出版社にて編集者として15年ほど従事したのち、 フリーランスとして独立。カメラ・写真、ガジェット系だけでなく、商品 レビュー系記事執筆やインタビュー取材などを行う。 ・東京都在住 ・旅行した海外:アメリカ(ラスベガス、ハワイ)、メキシコ、ベトナム、オー ストラリア、イギリス ・旅行していない国内:鳥取、島根、長崎 ・ライター歴:編集・ライター歴20年以上。雑誌、書籍、フリーペーパー、ムッ ク、広告媒体、Webサイトなど、マルチメディアで編集・執筆経験あり。 ・媒体歴:Yahoo!Japan、マイナビ、CAPA(学研プラス)、フォトテクニックデ ジタル(玄光社)など。 ・得意分野:カメラ・写真、ガジェット全般、旅行、グルメ、人事 ・趣味:写真、音楽制作、旅行、プロ野球観戦、観賞魚飼育など。

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