どじょう森様(河内神社)
川棚クスの森(下関市)
樹齢1000年の大樹
鬱蒼とした森のような、国指定天然記念物「川棚クスの森」は、実は一本の樟(クス)の大樹。樹齢約1000年、目通り幹周り11.2m、樹高27m、枝張り東西58m、南北53m、葉の先端を結んだ下地面の外周(樹冠投影)は、約180mに達する県内最大のクスの木。「新日本名木百選」にも選ばれています。大枝がくねくねと空へ向かって枝を伸ばすさまは、伝説上の大蛇「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」のよう。大樹は日差しを遮り、私たちを木陰で涼ませ、癒やしてくれます。
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
俳人・種田山頭火は、樟を見て感銘を受け、3つの句を詠みました。その句碑は、樟の木の傍にたっています。国指定天然記念物の川棚クスの森は、2017年より枯れた枝葉が目立つようになったため、山口県の樹木医会により手当てを行っています。ぜひ、パワーを取り戻し、より樹齢を重ねてほしいものですね。
■参照
国指定天然記念物「川棚のクスの森」について 下関市
★開運ポイント<長寿>
1本の木でありながら、うっそうとした森のよう。1000年の樹齢を重ねてきた大樹からは、長寿のエネルギーをいただけそうです。
どじょう森様(美祢市)
腰から下の病にご利益
700年ほど前、田んぼには蛭(ヒル)が多く困っていた百姓達がお告げにより、池を造って霊水と共にどじょうを放し、水波売大神の御分霊を扇山へお迎えして河内大明神としてあがめ信仰するうち、不思議なことに蛭が消え去ったそうです。その後、腰から下の病で苦しんでいた人が、どじょうを供えて祈願したところ、すぐにご利益がありました。それ以来「どじょう森様」と呼ばれ、人々に広まり次々に参拝に来るようになったそうです。
写真提供:一般社団法人山口県観光連盟
どじょうは神魚と伝えられ、昔は生きたどじょうを供えて、病気快方の御利益を願いました。現在では生きたどじょうではなく、自分の年の数だけ、どじょうの絵を描きお供えします。モノクロで描いている人もいれば、カラフルなペンで描いている人もいますよ。どじょうの神様とは、ちょっとユーモラスで珍しい神様ですね。
★開運ポイント<腰から下の病>
主におねしょの神様として有名だそうですが、足腰の弱い人、不妊、夫婦の不和などに、ご利益がある神様として信仰されているそうです。
別府弁天池(美祢市)
長寿になり、財宝を授かる水
写真提供:山口県
別府厳島神社の境内にある、日本名水百選に選定された「別府弁天池」。水深4mの底まで見えるほどの透明度の高さと、ほかには類を見ないブルーの美しさに、誰もが心を奪われます。弁天池の名前は、水不足に悩む長者が、夢のお告げにより弁財天を祀ると、水が湧き出したという伝説からついたようです。水温は14度の冷たさ、湧出量は毎秒約180リットル、適度なカルシウムを含んでいる水。
★開運ポイント<健康長寿・財宝>
別府弁天池の名水を飲むと長寿になる上、「財宝を授かる」という言い伝えもあるので、美しいと眺めているよりはさっそく飲んだほうが良さそうです。水汲み場には、5つの蛇口があり汲みやすいので、容器を持って訪れたいですね。
©︎kanoa
今回は、山口県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットで良い運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。
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sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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