話題の「台湾メロンパン」実は“香港パイナップルパン”?台北の人気店で食べてみたら・・・

Posted by: Yui Imai

掲載日: Mar 13th, 2021

台湾で暮らす筆者は、日本で“台湾メロンパン”と呼ばれるパンが流行っていると聞いたとき「えっ、これ香港グルメでは・・・?」と驚いた記憶があります。メロンパンに厚切りバターを挟んだこのグルメ、確かに台湾の街中でよく見かけますが、これ実は香港発祥なのです。でもせっかくなので、台湾人の友人とこの話題のグルメを台北で食べてきました!

招牌冰火菠蘿油

台湾メロンパンではなく香港パイナップルパン?

日本で「台湾メロンパン」として知られるこのグルメ、現地の言葉では「菠蘿油」もしくは「菠蘿包」と表記します。ちなみに「菠蘿」という単語はメロンではなく、パイナップルという意味です。といっても、日本のメロンパンもメロンの味がするわけではないので、メロンパンと表記すること自体は問題がないのでは?と個人的には思います。

そして、このパンを販売するお店の看板やメニューには、香港から来たお店であることを示す「港式」という文字が入っていることが多いです。

台北・師大夜市の人気店「好好味冰火菠蘿油」

好好味冰火菠蘿油

今回、台湾人の友人と共に訪れたのは、台北MRT台電大樓駅近くの師大夜市にある「好好味冰火菠蘿油(ハオハオウェイビンフオボーローヨウ)」というお店。筆者はオープンしたての午後2時過ぎに訪れたため、お客さんの姿はまばらでしたが、夜市がにぎわう時間帯は行列ができることも多くある人気店です。

メニュー表

一番人気の看板メニューは、あたたかいパンで冷たいバターを挟んだ「招牌冰火菠蘿油」です。バターに加え、チーズを挟んだものなどもあります。どのパンもドリンクとセットで購入すると5元引きとなります。

招牌冰火菠蘿油

筆者はこの「招牌冰火菠蘿油」と「港式凍檸茶」(香港式アイスレモンティー)をセットで注文してみました。合計価格は80元(約310円)です。

カロリーの高さに罪悪感を覚えつつも期待以上のおいしさ!

招牌冰火菠蘿油

実は筆者は、このパンを食べるのは今回が初めて。というのも「メロンパンに厚切りバターって重そうだし、カロリー高そう」と思って避けていたのです。日本ではやらなかったら、この先も食べる機会がなかったかも。

バターがたっぷり

パンを持ち上げてちらっとめくってみても、バターがたっぷり・・・!

台湾メロンパンのお味は?

ドキドキしながらも、さっそくひとくちいただいてみます。メロンパンの部分は表面がサクッとしつつも中はやわらかく、そこにバターの風味がふわっと口いっぱいに広がります。温かいパンで冷たいバターを挟んでいるため、買った瞬間は冷たかったバターが食べすすめるうちに、とろ~りと溶け出していきます。

うん、これは期待以上のおいしさかも。重いかな?と思っていましたが、そんなことはなく、クリーミーで濃厚なバターが口いっぱいに広がる瞬間がたまらない!カロリーの高さに罪悪感を覚えつつも、そのおいしさから、あっという間にひとつ食べきってしまいました。

レモンティー

セットで購入したレモンティーは、レモンの酸味が爽やかでパンとの相性がバツグン。

ちなみに一緒に食べた台湾人の友人に「このパン日本で“台湾メロンパン”として流行ってるの、知ってる?」と聞いてみたところ、驚いた表情で「これ香港発祥だよ?」と言っていました。

「台湾メロンパン」という名称にはいろいろと思うところはあるものの、台湾で食べた「香港メロンパン(パイナップルパン?)」は、日本で人気が出るのも納得のおいしさでした!特に今回訪れた「好好味冰火菠蘿油」は、いつか台北に来られたときにぜひ寄っていただきたいお店です。

好好味冰火菠蘿油
住所:台北市大安區龍泉街19-1號
営業時間:14:00~22:30

[All photos by Yui Imai]
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PROFILE

Yui Imai

Yui Imai ライター

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。

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