
山梨から日本の四季を表現する「和乃果」
山梨県の自然に育まれた果実やワインを使った新スイーツブランド「和乃果」。同県の創業90年の老舗菓子店「清月」と協力し、果物×菓子から生まれる新しい魅力をお菓子にしています。

「和乃果」という名には、山梨と日本の果実の“果”、和菓子の“和”・ つながりの“和”・世界へ向けて誇る和の国(日本)の“和”という意味と想いが込められているそうです。果実の形や大きさにかかわらず、その時一番おいしい果実を使っています。

今回、旬を迎えた巨峰・苺・柿・キウイなどとワインを中心に、「つつむ」「はさむ」「おす」「まく」というラインナップで登場しています。
「つつむ」(果実ショコラ)

フランスの高級ショコラでつつんだ4粒の一口チョコレート。

大きめのチョコレートの下には「和乃果」と書かれていて、思わぬ発見。

赤をワンポイントにホワイトチョコレートがつつむのは「苺」。

有機栽培のいちごを使って、いちごクリームはミルキーで、いちごのジュレと2層仕立てがやわらかく香ります。

早川町で無農薬の自然栽培で作られた「荏胡麻(えごま)」を使った一粒。黒糖とブラウンシュガーの深い甘みの後に、山椒黒・黒ごま・青のりなど和のスパイスが押し寄せます。さらに最後に唐辛子が存在感を放つ、めくるめく味わいです。

銀河のように輝くのは勝沼醸造の赤と白のワインを閉じ込めた2粒のチョコレート。

フルーティーで芳醇な「赤ワイン」。弾けるような食感にさっぱりとした「白ワイン」(写真)。赤と白のワインがとろりとあふれ、ビターチョコがその後を追いかけて、大人の至福が詰まっています。
(8個入4,200円~、12個入6,200円~・税込/賞味期限21日間)
「はさむ」(果実バターサンド)
ドライフルーツ・ワイン・発酵バターのクリームを、アーモンドプードル入りのサブレではさんだ4種類。

手の先にちょこんとのり、少しの温度変化でバターが溶け始めるほど繊細。

白ワインが効いた「柿」(下)、ケーキのようにリッチな「苺」(下から2番目)、酸味が爽やかな「キウイ」(上から2番目)。3種は白ワインに合わせ、果実本来のおいしさを軽やかに味わえます。

赤ワインと合わせた「巨峰」(下)は、濃厚で噛むほどに優雅さに浸ります。バタークリームがしっとりとしており、ひとつで十分リッチでありつつ重くない。サブレと細かく刻んだ果実の歯切れの良さに心躍ります。
(8個入3,800円~/12個入5,800円~・税込/賞味期限は14日間)
「おす」(果実干菓子)

フリーズドライの果実をパウダーにし、熟練の技で押し、かたどった砂糖菓子。

「苺」(左下)「桃」(右下)「シャインマスカット」(下から2段目)は口の中でふわっととろけ、干菓子なのに果実のジュワッとあふれる感覚を彷彿とさせます。「荏胡麻」(上から2段目)は甘さの中に七味がスパイシーで癖になる味わい。“パミス(ワインの搾りかす)”を有効活用した「ワインパミス」(上)はふんわり葡萄が香ります。農家さんと連携し、廃棄のパミスまで余すことなくお菓子に生まれ変わっています。

そのままでお茶請けにしたり、紅茶に入れてフルーツティーにしてみたり。私も「荏胡麻」を紅茶に入れてチャイティー風にして楽しみました。
現在本店限定販売、今後お取り寄せも予定(16個入3,500円~、24個入5,000円~・税込/賞味期限は30日間)。
「まく」(果実ロールケーキ)
県産北杜米の米粉のもちもち生地に、厳選果実とタカナシ乳業の生乳100%の生クリームをまいた贅沢な一品。

(写真提供:和乃果)
今回はいただいていませんが、白が果実の色を際立たせ、そのおいしさを確信してしまいます。こちらは、1日10本限定・土日のみ本店限定販売です(2,600円~・税込/賞味期限2日間)。
本店とお取り寄せで果実の芸術を味わおう

(写真提供:和乃果)
山梨の本店は「農」をコンセプトに建築家・甲斐晋介さんが手がけています。仙台から移築した築200年以上の武家屋敷を改築し、100年前の干菓子作りの貴重な型の展示やカフェスペースも設けています。

さらに、お菓子のパッケージデザインも一味違います。同県ご出身のろうけつ染めアーティスト・古屋絵菜さんの「桃の花」のデザインは、今後の世界進出も見据えて和のテイストに。

商品によって2段3段重ねになっていて、しかけ絵本のような演出をした作品。大切に手元に置いておきたくなる玉手箱です。

山梨の自然と農家さんが育む四季の果実は、「つつむ」「はさむ」といった所作の菓子名にも和の音が美しい。芸術的で生命力にあふれる和乃果の世界観を、本店でお取り寄せで心に響かせてみませんか?
和乃果
HP(お取り寄せ):
https://wanocajitu.jp
(季節の果実ごとに価格が異なります)
和乃果 牧丘本店
住所:山梨県山梨市牧丘町西保下1126
電話:090-1842-7110
営業時間:10:30~16:30
定休日:火・水(祝日の場合は営業)
[(提供写真以外)all photos by kurisencho]

kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
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