
(C)ラフォンテ
さとうきび畑の前にあるジェラテリア

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奄美大島の北部、赤尾木という集落にあるジェラテリア「La Fonte(ラフォンテ)」。“いずみ農園”直営のジェラテリアで、今年の3月で10周年を迎えました。

しまバスの「赤尾木」か「東海岸」バス停から徒歩3分、さとうきび畑の目の前にあります。筆者はバスで出かけた後に寄りましたが、バス停から近く、看板が出ていたのでわかりやすかったです。

白を基調に木目を生かしたシンプル&ナチュラルな外観と店内は、おしゃれで清潔感があります。特にさとうきび畑と山の緑を臨めるテラス席は開放感があり、ジェラートをいただくのに最高のロケーションです。
無農薬のパッションフルーツがきっかけ

2006年に農薬を使わずにパッションフルーツを育てたのがきっかけで、今では一年を通してさまざまなフルーツを作る“いずみ農園”。「畑で日々いろいろな作物と向き合う中、 大切に育てた果物からおいしくてハッピーになれるものを生み出したい」(HPより)という思いから、ジェラート店を始めるに至ったそうです。
また黒糖や海塩など奄美産の食材は、生産者の元へ行き、一緒に手作りしているのだとか。
常時10種類そろうジェラート

ショーケースには常時10種類のジェラートが並んでいます。毎朝選ばれるというフレーバーは、年中味わえる定番と季節のフルーツや食材を生かしたものとを少しずつ入れ替えているそう。開店当初から変わらず、全て店内のキッチンでの手作りです。

パッションフルーツやマンゴー、奄美黒糖や真塩などご当地ジェラートが魅力的!

ダブル(2種類)480円(税込)が普通のサイズです。ドリンクも充実しています。ジェラートもドリンクも持ち帰りOK。下記のオンラインショップから購入もできます。

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パッションフルーツシャーベットと真塩(マシュ)を選びました。塩は隣の笠利町打田原産です。もうひとつはマンゴーシャーベットとチョコレート。
パッションフルーツは奄美で食べて以来、大好きになりました。この独特の酸っぱさがたまりません!塩テイストのスイーツは甘辛感があってこれもおいしい!
食べ頃を迎えた旬のフルーツや、豊穣な自然に恵まれた奄美の食材ならではの力強さ、自然の持ち味を生かしているからこその上質なジェラートです。店内の雰囲気やメニュー、ジェラートから、全てをきめ細やかに選び、丁寧に手作りし「おいしさを届けたい!」という気持ちが伝わってきます。

店内に本格的なマシンがあったので、エスプレッソ320円(税込)も注文。ジェラートとエスプレッソって合うんですよね。アッフォガートもあるようです。

目の前に自然が広がり気持ちのいい場所です。訪ねたときはあいにくの雨でしたが、海にも山にも行けないこんな日こそ、のんびりジェラートを楽しむのもいいものです。

近くの手広海岸には、干潮時にハート形の潮溜が現れる「ハートロック」があります。残念ながら筆者は見られませんでしたが、恋愛運アップを求める人やカップルたちに人気なようです。

(C)ラフォンテ
時間があれば、何度も通ってさまざまな種類を味わいたい「ラフォンテ」。お気に入りのフレーバーをみつけて下さいね。
[Photos by Yo Rosinberg]
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ロザンベール葉
主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。
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