旅先のホテルで眠れないときに試したい!快眠セラピストが教える、バスタオルで使った「快眠枕」の作り方

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 27th, 2021

なかなか旅に出られない日々が続いていますが、最高の行楽シーズンが始まります。この秋、どこかへ旅行する人もいると思いますが、そんな皆さんにぜひ試してほしい旅先での快眠枕づくりのテクニックを睡眠の専門家に教えてもらいました。

眠る女性

バスタオルを使った快眠枕づくり

バスタオル
救急ばんそうこう「ケアリーヴ」や「セロテープ」などを製造販売するニチバンが、「自粛痛」と「睡眠」をテーマにセミナーを開催。新型コロナウイルス感染症の自粛で体の不調を感じる人に向けた快眠のコツを、快眠セラピストの三橋美穂さんに聞きました。

三橋さんは、睡眠の専門家として各種メディアで見かける有名人です。寝具メーカーに勤務後に独立し、1万人以上の睡眠をサポートしてきた実績があるそう。人の頭を触れば、どのような枕が合うかすぐにわかってしまうくらいの経験をお持ちなのだとか。その三橋さん登壇のイベントにTABIZINEのライターとして筆者が参加。バスタオルを使った「快眠枕」づくりを教わりました。

旅先での快眠は、旅を楽しむ上で不可欠です。快眠にとっては「枕」も大きな鍵を握ります。普段よりも疲労しているので、旅先ではすぐに眠れる人もいる一方で、慣れない環境で眠れない人の場合は、「快眠枕」がひとつの解決策になってくれるかもしれません。

使う道具は、本当に旅先のバスタオルだけ。特に寝ると、うつむくように首が曲がってしまう高い枕しかない宿泊先では、試してみると良さそうだと思いました。

バスタオルを1枚、ないしは2枚で枕をつくる

長方形のバスタオルを真ん中で縦に半分に折り、真ん中で横に半分に折り、橋の一端を10cmほど折り返した状態。ここから、さらに真ん中で半分に折る

使う道具は部屋に用意されているバスタオルです。お風呂上りに体をふいてしまって部屋にない場合は、フロントにお願いしてフレッシュなバスタオルを1枚、ないしは2枚持ってきてもらうといいかもしれません。

バスタオルを縦に半分に折り、半分に折ったバスタオルを今度は横方向で半分に折ります。分厚い長方形が出来上がったら、端の一辺を10cmほど折り返し、その折り返し部分をサンドイッチするような形でもう一度バスタオルを半分に折ります。

この段階で正方形に近いタオルが出来上がると思います。その分厚いタオルをベッドの枕元に置き、10cmほど折り返した部分が首の後ろのすき間を埋めるように置いて横になります。

快眠のためには首周りのすき間を埋め、直立している時と同じくらいの首の角度を保つ必要があると三橋さんは言います。バスタオルでつくった快眠枕の場合は、折り返しの部分で首の後ろを埋め、ちょうどいい首の角度をつくり上げるのですね。

高さを調節する

同じサイズの折りたたんだバスタオルを下に重ねて高さを出してもいい

しかし、好みとしてちょっと高めの枕でないと落ち着かない人もいるでしょう。その場合は、先ほどつくった「快眠枕」の下に、同じサイズに四角く折り畳んだバスタオルを重ねて置いてください。高さが出るので人によって眠りやすくなるそうです。

もちろん、旅先の日中に太陽光を浴びる、できるだけ普段と同じ時間に寝る、緊張した心身をストレッチでほぐす、眠る前にスマホを見ないなどの快眠習慣が前提として必要です。

三橋さんによれば、睡眠不足は心身に想像以上のネガティブな影響を与えるといいます。短期の旅行では問題ないですが、例えば6時間睡眠を2週間続けると、2晩徹夜した状態と同じくらいに生産性は落ちるとか。長期出張などでは要注意ですよね。

せっかくの旅先で興奮して眠れない気持ちもわかりますが、翌日以降の旅の続きを満喫するためにも快眠習慣を維持し、寝心地が問題になる場合は、上述のバスタオルを使った「快眠枕」のアイデアを試してみてください。

ちなみに長距離移動で肩や首、腰に痛みを感じた場合は、ニチバンの湿布薬「ロイヒ膏ロキソプロフェン」を旅先のドラッグストアで買って使ってみるのもよさそうです。やはり筋肉が緊張していたり痛みがあったりすると、快眠は難しいと三橋さんも指摘します。旅先の薬局やドラッグストアで探してみては。
ニチバン「ロイヒ膏ロキソプロフェン」

取材協力:ニチバン
https://www.nichiban.co.jp/

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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