
オープンしたばかりのお店で蒸し物を「包GREAT」

台湾旅行でぜひ食べたいグルメのひとつが、小籠包や蒸し餃子などの蒸し物グルメ。おすすめのお店が、台北MRT古亭駅近くにある「包GREAT」です。筆者がランチで訪れた日は道路工事中で周辺の道がガタガタしていましたが、一歩店内に足を踏み入れれば、明るく居心地の良い空間が広がりました。

というのも、「包GREAT」は2020年に新しくオープンしたばかり。木目調と白を基調とした内装は爽やかで、気持ちよく食事ができる雰囲気です。店内はカウンター席が4席にテーブル席が4つほどと、こぢんまりしており、おひとりさまの利用客も多くいらっしゃいました。12時が近づくにつれ、席がどんどんと埋まっていきます。
注文票に記入し先会計

注文はまず注文票に記入し、先に会計を済ませます。蒸し物はほとんどが1セイロ8個入りで、価格は90~150元(約360~600円)とリーズナブルです。このほかにも4個入りの燒賣(シュウマイ)や、三鮮鍋貼(焼き餃子)などのメニューも提供されています。

料理ができあがるのを待つ間に、調味料コーナーで調味料を配合しておくとよいでしょう。薑絲(細切り生姜)、醤油、白醋(白酢)、辣椒(トウガラシ)が置かれています。箸やレンゲ、取り皿などもすべてこのコーナーにあり、セルフサービスで取ってくる形です。
大きなエビが迫力満点!人気メニュー「蝦仁蒸餃(エビ蒸し餃子)」

しばらくすると、料理がどんどん運ばれてきます。

こちらは人気メニュー「蝦仁蒸餃(エビ蒸し餃子)」です。セイロの中に並ぶそれぞれの蒸し餃子には、3cmほどの大きなエビがどどんとのっていて、迫力満点! ほかの店でも中のあんにエビが入ったエビ蒸し餃子はよく見かけますが、外側に大きなエビが丸ごとのった蒸し餃子は珍しいです。

ひとくちいただいてみると、エビのプリっとした食感に驚きます。弾力があり、かむたびにエビの旨味が広がります。蒸し餃子の中のあんにも、豚肉と共にカットされたエビが入っていて、海鮮の風味を思う存分味わうことができました。これで1セイロ150元(約600円)はお得だなと感じます。
小籠湯包やシュウマイもおすすめ

つづいては小籠湯包を。ちなみに小籠湯包と小籠包の違いですが、基本的には同じものですが、スープが多いことを強調するために「湯」という言葉が加わった、小籠湯包という表記を使っているお店が多いです。といっても例外はあり、小籠包の有名店「鼎泰豊」には小籠包と小籠湯包の2つのメニューがあり、小籠湯包は付け合わせのスープと一緒に小籠包をいただく形です。
「包GREAT」の場合は、セイロに8個の小籠湯包がきれいに並べられています。

薄い皮の中には肉汁がたっぷり。最初に薄皮を箸で少し割って、スープをひとくちいただいてから頬張ると、肉汁がこぼれることなくいただくことができます。薄皮の中に入った肉のあんは豚肉の旨味たっぷり。

燒賣(シュウマイ)は、皮が黄色で見た目が鮮やかです。弾力のあるプリっとした食感の豚肉あんの中にはエビと椎茸が入っていて、それぞれの食材が存在感を放ち、小さくても食べ応えがあります。
「包GREAT」は、エビ蒸し餃子をはじめとする蒸しもの料理をリーズナブルにいただくことができ、いつか台湾に家族や友人が遊びに来てくれた時にはぜひ一緒に行きたいと感じるお店でした。地元の方に人気なのも納得です。
包GREAT
住所:台北市大安區金山南路二段169號
[All photos by Yui Imai]
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Yui Imai ライター
語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。
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