
「いりこ」の生産が盛んな「いりこの島」

© 伊吹島プロジェクト
今回、産地直送の味を自宅に届けてもらえるWEBサイト「旅する久世福e商店」でお取り寄せしたのは、香川県観音寺市伊吹島でつくられている「伊吹島アクアパッツァセット」です。
香川県観音寺市伊吹島は、観音寺港の沖合10kmの瀬戸内海に浮かぶ周囲5.4kmの小さな島。観音寺港から定期船で25分、いりこの加工工場が並ぶ、この島ならではの風景を見ることができます。
6月中旬から9月中旬がカタクチイワシの漁期で、いわし漁網元の加工場(イリバ)では「釜揚げ」(蒸し煮)が行われているそうです。
それ以外にも次のような名所があります。
- 桜まつりが開催される桜の名所「波切不動尊」
- 「島四国」巡礼の第1番札所「泉蔵院」や88番所札所「荒神社」
- 夕日が沈むのを恋人と一緒に見るという幸せになるいう「ハートのベンチ」
- 高さ3.5mもある島民手作りの「大きなイス」は夕日の穴場スポット

香川県といえば「讃岐うどん」。伊吹島で生産される「伊吹いりこ」はうどんの出汁には欠かせないそうです。「いりこ」は、カタクチイワシを干したもので、「煮干し」のことですね。
伊吹島でいわし漁を営む網元15軒が、伊吹いりこには適していない脂がのったカタクチイワシ(通称:脂いわし)を活用した「釜揚げいりこ」を消費者へ届けたいと立ち上げたのが「伊吹島プロジェクト」。脂いわしを蒸し煮して冷凍加工した「釜揚げいりこ」は、2019年の発売以降、全国的に人気が高まっているそうです。今回お取り寄せしたアクアパッツァにも「釜揚げいりこ」が入っています。
真鯛、釜揚げいりこ、イカ、小エビと盛りだくさん

旅する久世福e商店でオーダーした「伊吹島アクアパッツァセット」(3,000円 税・送料込)が、冷凍状態で自宅に届きました。箱には真鯛(400g)、釜揚げいりこ(100g)、イカ(100g)、小エビ(100g)が入っています。

まずは材料を一晩かけて自然解凍します。
なかなか大きなサイズの真鯛に、たっぷりの釜揚げいりこも。イカは小さいので、こちらも姿のままです。小エビは殻付きですが、そのまま使えそうです。
ちなみに、真鯛はうろこも内臓も下処理済みなのでよかった! すぐに調理を始められます。

そのほか準備するものは、好みの野菜と調味料です。ミニトマト、しめじ、ブロッコリー、パセリ、ニンニク、ブラックオリーブに、白ワイン、オリーブオイル、塩・胡椒などを用意しました。
鍋で焼いて蒸し煮にするだけ!
全長30cmほどの真鯛をまるごと調理するので、深めのフライパンで作ります。今回はすき焼き鍋を使いました。厚手の鉄製なので、いい感じに火が入ります。

まずは、オリーブオイルとニンニクスライスを加熱し、そこに真鯛を乗せて両面を色よく焼いていきます。

白ワインを入れて沸騰したら、釜揚げいりこ、イカ、小エビ、ブロッコリーとしめじを隙間に入れて軽く火を通します。

トマトをトッピングしたら8分から10分蒸し焼きに。

仕上げにパセリを振れば完成です。こんなゴージャスなアクアパッツアが簡単に出来上がりました。

シメのパスタで堪能しつくします!

アクアパッツア、全部を食べきらないうちに(と言ってもたっぷりの量なので大丈夫です)、茹でたパスタを入れて味を絡めていただきます。少しピリリとさせようと、唐辛子の輪切りも入れてみました。ペスカトーレ風に出汁の味をパスタにしっかり絡ませます。

これはもうたまりませんね。瀬戸内のうまい魚の出汁ですから、パスタとしての完成度もぴかいちに仕上がりました。パスタのほかに、リゾットもおいしそうです。
[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed]
Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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