ハンモック泊ってなんだろう?
2本の木を支えに吊るしたハンモックで就寝するキャンプスタイルのこと。タープを組み合わせたり、専用のハンモックテントを使用したりと、アレンジもさまざま。
ゆらゆらと揺れる心地よさを感じながら、星空を見上げたり読書をしたりと、一般的なテント泊とは異なる楽しみを満喫することできるのです。
ハンモック泊の「メリット」は?
- 浮遊感効果でリラックスできる
- 荷物がコンパクトになる
- テントに比べるとリーズナブル
- 虫の侵入を防げる
- 設営&撤収が簡単
- 木さえあれば傾斜がある場所にも設営可能
- 地面からの影響を受けないので、テント泊では厳しい条件でも設営可能
- ハンモック1つで「座る・寝る」ができる
浮遊感をたっぷり味わえるのがなにより魅力ですが、テントに比べると非常にコンパクトに収納でき軽量なので、持ち運びにストレスを感じることもありません。また、地面から離れていることもあり、女性や子どもが苦手とする「虫」の侵入も大幅に減少するので、アウトドアに慣れていない人も快適に過ごせるところも見逃せない特徴なのです。
ハンモックに蚊帳を付ければ、夏はとくに悩まされる虫対策にも効果的。ちなみに蚊帳付きのハンモックもあります。
また、設営&撤収の手軽さもハンモックならでは。2本の木に吊るすだけなので、テント設営のようにポールを入れたり、ペグを打ったりする手間もなく、設営にかかる時間を大幅に削減できますよ。
テント泊では、なるべく平坦なところに設営する必要がありますが、ハンモックなら傾斜があっても問題なし。テントでは避ける傾斜がきついところや川沿いに設営することも可能です。このようにハンモック泊ならではのお気に入りのポイントを探すのもまた楽しいもの。
ちなみに、椅子としても利用できるうれしい一面も。テーブルに高さを合わせて設営すれば食事も大丈夫。荷物を減らしつつ、ちょっぴり優雅なを過ごせますよ。
ハンモック泊の「デメリット」は?
- 設置できる場所が限定される
- 基本的にソロでしか利用できない
- フリースペースが少ない
- 雨風を凌ぐにはタープの併用が必要
- タープ併用にはロープワークなどを覚える必要も
- 寒い日や冬季はアンダーブランケットなどの防寒具も必要
一方で、木がないサイトでは利用できないデメリットも忘れてはいけないポイントです。また、基本的にソロでの使用(種類によっては2人以上で使用できるものもあります)になるので、寂しがり屋さんは避けた方がいいかもしれません。当然、荷物を置いたりできるフリースペースも少ないことも覚えておいた方がいいことです。
さらに、とくに女性なら周囲からの視線は気になるもの。そこで併用したいのがタープです。雨風を防ぐこともできるので、ぜひ用意しておきたいですよね。
その場合は、ハンモックの上にタープをセットするためのロープ(リッジライン)などを張る必要があるので、数種類のロープワークを覚えておくことが必要です。ちなみに筆者は、4種類ほどロープワークを覚えましたが、逆に言えばこれだけ覚えればOKで、ほかのさまざまな場面でも役に立てられています。
とくに寒い季節は、ハンモックの下に付けるブランケットなどの防寒対策アイテムも用意すべきです。ただし、それを別途購入するとしても、テント泊に比べてリーズナブルに楽しめることは間違いありません。
女子こそハンモック泊がおすすめ?必要なものは?
ハンモックだけなら、数分で設営が可能です。簡単にできるので女子でも難なくクリアできますよ! ここからは、ハンモック泊に必要なアイテムを紹介します。
- ハンモック(蚊帳一体型がおすすめ)
- ハンモックベルト
- カラビナ
- 寝袋
- アンダーブランケット(寒い時期)
- タープ&ペグ&ロープ
基本的には、「ハンモック本体」と、木などに吊るすための「ハンモックベルト」、「寝袋」があればOKです。筆者のは、芸能人のヒロシさんも愛用している「DD Hammocks」を選んでいます。価格は1万円ちょっととリーズナブル! また、ハンモックベルト&カラビナは、メーカーなどをこだわらなければ1,000〜2,000円で入手可能ですよ。
また、上の写真で左側が筆者が使っているアンダーブラケットです。こちらもハンモック同様に、片手で持てるほどコンパクトに収納できます。
ハンモック泊の手順を解説
まずは、ハンモックを吊るせる立木を探します。ポイントは2本の木の間隔。筆者の場合は、いつも7~8歩の間隔を確保できる木を探しています。
次に、ハンモックベルトを2本の木にそれぞれ巻きつけます。この時、木の表面を保護するためのあて布などを用意しておくとベター!
次に、カラビナを使って、ハンモックベルトとハンモックを連結させます。ハンモックの高さを確認しながら、カラビナを付ける場所を微調整しましょう。
最後は、実際に中心あたり座ったり寝転がったりして、地面との距離や傾斜などをチェックしましょう。これでハンモックの設営は完成。とても簡単です!
ちなみに、タープを張る場合は、自分の目線ほどのの高さになるようにロープをセットします。
いかがでしたか? 今回は、実は簡単&快適な「ハンモック泊」の魅力を紹介しました。「ロープワークを覚えるのが面倒かも……」という人は、まずは暖かい日のデイキャンプで試してみるのもいいかもしれません。この独特の浮遊感は、一度体験すると病みつきになるはずですよ!