
冬限定の「こたつ船」でのんびり楽しむ舟遊び
国宝・松江城のお堀をぐるりと巡る“ぐるっと松江 堀川めぐり”は、1周約3.7km、50分ほどの遊覧。乗船場所は、「大手前広場」「カラコロ広場」「ふれあい広場」の3カ所。どこから乗船しても下船しても大丈夫。1,500円の1日乗車券なので、何度でも乗り降りでき、松江巡りの交通手段として活用する方法も。15~20分ほど待てば次の船がやってきます。
今回は、松江城のたもとにある「大手前広場」から乗船。
11月~4月は、冬の風物詩でもある豆炭を使った“こたつ船”が運航。水面を渡る風は冷たいので、足元がほっこり温かい“こたつ船”は風情たっぷり。夏にはチリンチリンと涼を運ぶ“風鈴船”が運航するのだとか。
へさきから、靴を脱いで乗船する船の大きさは、全長約8m、幅約2m。写真を撮るなら最後に乗船すると進行方向1番前に。船頭さんの近くでガイドをよく聞きたければ最初に乗船すると、進行方向1番後ろの船頭さんの近くに。
早速、おこたに足を潜り込ませて、ぬくぬくしながら、お殿様気分で舟遊びを楽しみましょう。
見えてきたのは武家屋敷が連ねていた、江戸時代の面影を残す「塩見縄手(しおみなわて)」。
堀幅も広く、青空が水面に映り込んで美しいこと。
頭を下げろ~! 17の橋を通り抜ける堀川めぐり
堀川めぐりは、歴史地区・自然地区・市街地区の3つのエリアからなり、先ほどの「塩見縄手」は歴史地区。そこを抜けるとだんだんと堀幅も狭くなり、鬱蒼とした緑に包まれた自然地区に。
全部で17の橋を通り抜けていくのですが、ここからが堀川めぐりの真骨頂!?
前方に見えてきたのは「うべや橋」。なんだか橋の高さが……
船頭さんの合図とともに、屋根が下がり、体を倒してこたつに顔を付けるような格好に!
だって、こんなに低いんですよ~!! しかも約40m続きます。
このように橋の高さが低くて、屋根を下げて通り抜ける橋は全部で4橋。この「うべや橋」のほかに、「甲部橋」「新米子橋」「普門院橋」があり、ちょっとしたアトラクションのよう。

橋の下の反響が一番いいという「幸橋」では、船頭さんのエコーを聞かせた美声も!
変化に富んだ街並みを楽しみながら

「大手前広場」乗船場の調度反対側にあたる、「カラコロ広場」乗船場近くまでやってきました。こちらが市街地区。真っ白な石造りの建物は「旧日銀松江支店ビル」。
川沿いには飲食店やおみやげ屋さんが点在し、そぞろ歩くにはぴったりのエリア。
“頭下げ注意!!”の看板が示すように、「甲部橋」でも体を傾けた態勢を!


歴史地区に戻ってきたら、お堀越しに松江城を望むビュースポットで締めくくり。乗船してきた「大手前広場」乗船場へと、ゆらりゆらりと船は向かいます。
※2022年3月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります
[Photos by (C)tawawa]

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TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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