沖縄旅で素敵な出会いを~カラダにも人にも優しい天然酵母パン店「ノワノワ」

Posted by: Nao

掲載日: Mar 29th, 2022

沖縄本島の北部、本部半島に位置する今帰仁村(なきじんそん)。美しい海に抱かれながら大規模な開発は進んでおらず、沖縄の原風景が残るリゾート地として注目を集めます。ここ数年は高感度なショップも続々登場しており、新たなカルチャーを発信。今回は、天然酵母を使ったパンが人気の「Bakery cafe ノワノワ」をご紹介しましょう。

天然酵母パンが話題のベーカリーカフェ

今帰仁村東部、国道505線から一本入った路地裏にある「Bakery cafe ノワノワ」。テイクアウト専門のパン店「BREAD and more ノワノワ」の2号店として、2021年5月にオープンしたベーカリーカフェです。白い瓦屋根が目印。

本店と同じく、販売するのは天然酵母や地元食材を使ったパンやスイーツ。「安心して食べてもらいたいから、材料にはとことんこだわってます」と語るのは、オーナーの与那嶺梨沙さん。小麦粉は国産に限定し、白砂糖の代わりにきび糖や黒糖を活用。安心安全の配慮からマーガリンやショートニングは一切不使用という徹底ぶりです。

カフェスペースは柔らかな陽光が差し込み、居心地の良さもひとしお。一人ランチにぴったりなカウンターからキッズフレンドリーなお座敷まで備わります。訪れた日は地元のお客さんで賑わっていて、年齢層も実にさまざま。地域に愛されていることがしみじみ伝わってきました。

地域の美味をパンで堪能

パンは常時20〜25種類を用意。ハード系からスイーツ系、惣菜系と多彩なラインナップを誇ります。なかでも人気を集めるのが小ぶりなパンシリーズ。白パンは生地のふんわり感と小麦の香りが心地よく、全制覇したくなるおいしさです。

思わず写真に収めたくなるルックスの鮮やかなサンドイッチ。フィリングはできるだけ地元産の素材を使用していて、この日は近所のお医者さんが本業の傍ら育てているという無農薬野菜がサンド。愛情と土地の恵みが詰まった一品です。スープは4種類からチョイス可能。手作りのクラムチャウダーはアサリの出汁の濃厚感がたまりません。

お土産に選びたい焼き菓子も充実しています。イチオシは、薬膳スパイスアドバイザーの資格を持つオーナーが焼き上げたスパイスクッキー。“コリアンダー×アニス”や“クミン×オレガノ”など、ハーブの魅惑のマリアージュが楽しめますよ。いつものお茶時間が格上げされること間違いなし!

地域の子どもたちのお腹を満たす支援

思わず心を打たれたのが、地域の子どもたちを支援する活動を行なっていること。これはお客さんが500円寄付することで、お店に来た子どもが500円分の食事を楽しめるというもの。ショーケースの下に貼られているのは、子どもたちからのお礼のメッセージの数々。パンを通して、寄付者と子どもたちのつながりが生まれているのです。

かねてより「子どもたちのために何かできないか」と模索していたという与那嶺さん。2号店をこの場所に構えたのも、すぐ近くに学校があり、子どもが来店しやすい立地だったからとのこと。今後も持続可能な形で、地域の子どもを支えていきたいと言います。

カラダにも人にやさしい「Bakery cafe ノワノワ」。次の沖縄旅では、オーナーのあたたかな人柄溢れるパン店で、心安らぐひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

Bakery cafe ノワノワ
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村仲宗根296
TEL:090-1942-9996
営業日:木曜日、金曜日、土曜日
営業時間:12時〜18時
URL:https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000127017

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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