【世界グルメクイズ12】名物の写真から推察!ここはどこの国でしょう?

Posted by: Nao

掲載日: May 26th, 2022

まだまだ海外に行きづらい今。こんなときは世界各地の写真を見て異国情緒を味わうのも一興かもしれません。そこで、前回好評を博した「世界グルメクイズ」を再び出題。今回はグルメ写真に加え、その国の主要農作物もヒントとしてピックアップ。地理の授業を思い出しながら、どこの国なのか想像してみてください。


 

第1問

まずは初級編から。この国は「ブルーベリー」の生産量が世界一。なお、2位にはペルー、3位にはカナダがランクインしています。(2020年統計)


Page Light Studios / Shutterstock.com

この国は17世紀以降、主に欧州からの移民が移住して発展。南部はフランス、スペイン系の人々の影響を強く受け、独特の食文化が形成されています。こちらは南部の都市ではお馴染みの、フランス語で”揚げた生地”を意味するスイーツ。さて、どこの国かわかりますか?


Andriy Blokhin / Shutterstock.com

正解は「アメリカ」でした。ブルーベリーの主な生産地は東部各州やカリフォルニア州、オレゴン州、テキサス州など。ちなみに、日本はアメリカ産ブルーベリーの重要な輸出相手国で、韓国に次いで2位となっています。

ルイジアナ州・ニューオーリンズの「ベニエ(Beignet)」は、小麦粉生地を油で揚げた四角いドーナツ。たっぷり粉砂糖をまぶすのが特徴です。1862年創業の「カフェ・デュ・モンド」はベニエが名物のコーヒースタンド。映画「シェフ(三つ星フードトラック始めました)」に登場したことでも話題を呼びました。

第2問

この国は「イチヂク」の生産量が世界一。一大産地は西部のエーゲ海に面した地方。農園だけでなく街路樹としても植えれらていて、人々の日常の溶け込んでいます。

イチジクの種類も豊富で、さまざまな料理やスイーツに大活躍。こちらは乾燥白イチヂクを牛乳で仕立てたスイーツ。発酵させることから現地の言葉で“眠るイチヂク”を意味します。さて、どこの国かわかりますか?

正解は「トルコ」でした。イチヂクの原産地はアラビア半島南部で、地中海沿岸地域では6000年以上前から栽培が始まりました。ちなみに生産量2位はエジプト、3位はモロッコ。(2018年統計)

「インジル・ウユトマス(İncir Uyutması)」はトルコを代表するスイーツの一つ。温めた牛乳でイチヂクを2時間ほど発酵させるのが特徴。トルコのお茶、チャイとともに味わうのが定番です。

第3問

最後の問題です。この国は「カカオ」の生産量が世界一。世界生産量のおよそ4割を占めています。(2020年統計)

こちらはこの国の郷土料理。鶏肉をトマトなどの野菜とじっくり煮込んだシチューで、水を一切加えないのが特徴。”カナリ”という花瓶のような土鍋で作るのが伝統的な作り方です。さて、どこの国かわかりますか?


Roman Yanushevsky / Shutterstock.com

正解は「コートジボワール」でした。カカオは赤道から南北20度以内の亜熱帯地域でしか育たず、世界生産量のおよそ7割をコートジボワールを含む西アフリカの国々が占めています。

「ケジェヌ(Kedjenou)」は国民食の一つで、唐辛子や生姜が効いたスパイシーな味わい。水を加えないことで素材の旨味が凝縮するのもこの料理の魅力です。すりおろしたキャッサバで作るアチュケという副菜を添えるの定番スタイル。

以上、ご当地グルメの写真から推察する世界都市クイズでした。気になる国があったら、ぜひ旅先リストに加えてみてはいかがでしょうか?

 

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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