母国と違う!タイ人が日本で驚いたこと5選〜日本人は本当に仏教徒なの?〜

Posted by: 目黒沙弥

掲載日: Nov 21st, 2016

東南アジアでも目覚しい発展を遂げ毎年たくさんの観光客が訪れる微笑みの国、タイ。一年を通して比較的暖かい場所に暮らす彼らからすると、日本の四季でさえ珍しく感じるそうですがそれ以外にも驚くことはたくさんあるそうです。今回はタイから初めて訪日した観光客が話してくれた、5つのことをご紹介します。

1.生モノが多い!

母国と違う!タイ人が日本に来て驚いたこと5選〜生モノのオンパレード!?〜

日本にいるとあまり気付くことはありませんが、日本食は生モノ料理のオンパレード! それはお寿司や刺身などの代表的なものから、馬肉や牡蠣、卵かけ御飯や苦手な外国人が多い納豆までバリエーションは多岐に渡ります。日本と比べるとタイでは生モノを食べる習慣はあまり定着しておらず、日本に来た時はひとつひとつの食材の鮮度の良さや食中毒が起こらない徹底した品質管理に驚いたのだとか。

2.宗教に対しての意識の違い

母国と違う!タイ人が日本に来て驚いたこと5選〜生モノのオンパレード!?〜

言わずと知れた、多くの仏教徒が住んでいる国タイ。僧侶になるためには仏教の精神を身につけるため小さい頃から仏教についてかなりの量を勉強が必要で、娯楽や嗜好品などの一切を禁止されています。タイの仏教徒にとっては僧侶は崇拝の対象で、毎日お祈りだって欠かしません。そのため国家元首であり「タイ仏教の頂点」という地位にいた国王の崩御は、一か月経ったいまでも国民の心に影を落とし続けています。そんな仏教徒のタイ人がまず日本に来て思うことは「日本人は本当に仏教徒なの?」ということ。お祈りをすることもそこまで習慣化されているわけでもない日本の宗教感に、驚くタイ人が多発している模様です。

3.歩くの早すぎ!

母国と違う!タイ人が日本に来て驚いたこと5選〜生モノのオンパレード!?〜

ゆっくりとした時間軸のなかに生きている人が圧倒的に多いタイ人からすると、日本人の歩くスピードは「クレイジー!」と表現されてしまうほど。とくに駅構内での東京のサラリーマンの歩くスピードは早い上に多いのでぶつからないか心配で、「人生で一番気を付けて歩いたよ!」とのことです。

歩くスピードの速さについては、「日本人ってなんでそうなの?」バリ島の人が感じる日本人の謎5選でも不思議がられていましたし、【実話】日本を訪れた外国人が本気で感動する12のことではスクランブル交差点で人と人がぶつからないことに驚く声もありましたね。

4.ゴミ箱がない!

母国と違う!タイ人が日本に来て驚いたこと5選〜生モノのオンパレード!?〜

「ゴミひとつ落ちていないのに、ゴミ箱がないのはなんで?」これは筆者のタイ人の友人に言われたことですが、実は指摘されるまであまり気付かなかったのが事実です。そういえばと思い起こせば、タイには一定間隔でゴミ箱が設置されており、常に満杯にゴミが入れられています。実は日本は他の国に比べると公共のゴミ箱の数が圧倒的に少ない国。「ゴミは持ち帰る」という文化が根付いている私たちからすると普通のことで特に日常生活で困ることはないですが、ゴミ箱がある生活に慣れている彼らからすると「不思議だし不便」とのこと。

全く同じ指摘をオランダ人もしています(笑)。「母国と違う!オランダ人が日本で驚いたこと7選〜トイレ専用のスリッパがある!〜」をどうぞ!

5.時間通りの公共交通機関

母国と違う!タイ人が日本に来て驚いたこと5選〜生モノのオンパレード!?〜

分刻みでスケジュール運行している日本の公共交通機関。日本に住んでいたら当たり前のように感じてしまいますが、タイでは「ありえない」ことだと言います。遅れたとしても日本のように深くお詫びすることも遅延証明証をすぐに発行してくれることもないので、初めて日本に来るタイ人は皆口を揃えて「素晴らしい!」と感動するのだとか。ちなみタイでは2014年から長距離列車のみ一部女性専用車両を導入しましたが、日本の徹底された女性専用車両の取り組みはタイ人女性にとって衝撃でもあり、「見習わなければならないポイントのひとつ」だと話してくれました。

そういえば、数分遅れたお詫びのアナウンスを「ジョーク」だと思っていたクロアチア人の証言もありましたね(母国と違う!クロアチア人が日本で驚いたこと7選〜◯◯はCGじゃないの?〜)。

いかがでしたでしょうか? 同じアジア圏といえど日本とタイでは文化や食、習慣などさまざまな違いがあるようで言われて気付くこともしばしば・・・。ただ筆者がインタビューしたタイ人はみんな日本の素晴らしさを目を輝かせながら語ってくれただけでなく、「絶対また来たい!」という嬉しい言葉まで残してくれました。いまもなおタイ国内では国王の崩御によるダメージは大きく、それはどれだけ甚大な喪失であったのかを物語っています。ここで国王の御冥福をお祈り申し上げるとともに、少しでも早く多くの人々の心が癒え彼らの顔に「タイの微笑み」が戻ることを願っています。

[All photos by Shutterstock]

PROFILE

目黒沙弥

Saya Meguro ライター

北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。

北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。

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