カレーのスパイスとして有名な「クミン」。胃腸の消化促進や免疫力の向上、【魔法のスパイス】ダイエット効果のある「クミン」で目指せスリムボディ!でも紹介したダイエット効果などが知られるスパイスです。どちらかというとインドや中東のスパイスといったイメージがありますが、ヨーロッでも古くから定着しています。なんと、古くは金銭代わりにクミンが使われていた歴史もあるほど!
エスニック料理はもちろん、普段使いにもぴったりのクミン。毎日の食卓にも取り入れやすい、クミン活用術をお伝えします。
クミンシード&チーズ
クミンシードを練り込んだ「ライデンチーズ」を筆頭に、クミン入りのゴーダチーズやエダムチーズなど、チーズとクミンの相性の良さは知られるところ。これらはオランダのチーズですが、フランスにもクミンシードを練り込んだマンステルチーズやラクレットチーズなどもあります。
【超簡単レシピ その1】食パンにとけるチーズをのせてトースターでカリッと焼き上げたところにクミンシードを少量振りかけてみましょう。クミンの香りがチーズに移り、いつものトーストが香り高い一品に大変身!
【超簡単レシピ その2】ゴーダチーズやチェダーチーズなどを適当なサイズにカットしてお皿に盛りつけたら、クミンシードを散らします。クラッカーやパンを添えれば、即席おつまみの完成!
クミン&ニンジン
ニンジンとクミンの相性はバツグン! フランスでは、ニンジンのマリネ「キャロットラペ」やニンジンのポタージュ、ニンジンのソテーなどにクミンシードやクミンパウダーを少量加えることもあるほど、ニンジンとクミンは定番の組み合わせです。フランスの家庭料理「レンズ豆とソーセージの煮物」を作る際に、ハーブの代わりにクミンを入れてもグッド。ご飯によく合う味に仕上がりますよ。
【超簡単レシピ】フライパンにオリーブオイル大さじ1、ニンニクのみじん切り小さじ1、クミンシード小さじ2を入れて弱火で炒める。香りが立ってきたら中火にして、2〜3mmの厚さに輪切りにしたニンジン1本分を加えて炒める。水大さじ1〜2を加えて3〜4分ほど炒め煮に。塩・コショウで味を調え、ニンジンに火が通るまで炒めれば完成。副菜にもおつまみにも最適な1品です。
クミンパウダー&カボチャ
免疫力を高め、冷え性改善や美肌効果も期待できるカボチャ。今の時期には積極的に食べたい野菜のひとつです。そんなカボチャは、スープの隠し味にクミンパウダーを入れると、とても美味しく仕上がります。また、カボチャにクミンパウダーを振りかけてオーブンで焼くと、ご飯によく合うおかずに大変身!
【超簡単レシピ】ボウルにオリーブオイル大さじ1、ニンニクのみじん切り小さじ1、クミンパウダー小さじ1、塩小さじ1/2・コショウ少々を入れて混ぜ合わせ、一口大にカットしたカボチャ1/8コ分を入れて、よく混ぜる。耐熱皿に移し、190℃に予熱したオーブンで30分間、カボチャが柔らかくなるまで焼く。
朝食や副菜、そしておつまみにと、毎日の食卓にも取り入れやすい「クミン」。ウエストラインや胃腸の調子が気になる方には、特におすすめのスパイスです。
[レシピ制作:sweetsholic]
[marmiton.org、organicfacts.net]
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