旅にまつわるさまざまな費用や価格料金をとりあげるTABIZINE【リアルなお金の話】特集。
2年前の6月に、ミュンヘン、ローマ、アルベロベッロ、レッチェ、フィレンツェを周りました。久々のヨーロッパでつい欲張ってしまいました。ミュンヘンまでのフライトはマイレージを使いましたが、そうなるとなおのこと他の交通費も安く上げたくなります。当時いくらかかったか見てみましょう!
※当時のレート(€1=135円〜142円台)で計算しています。
土曜日 羽田12:30発 ミュンヘン17:20着 NH217(ANA)
チケット手配時、マイルを使うのでほぼタダ気分でしたが、3万3,080円のサーチャージ。それでも普通に買うことに比べたら安いものだと気を取り直しました。
ANAで預ける手荷物はエコノミーで23㎏×2が許されていますが、LCC対策で軽く。羽田で量ったときは、10.5㎏。その中には500mlの水のペットボトルも含まれています。現地で買いそびれることもあるので、1本入れておくと便利です。
空港からミュンヘン中心地までの電車代は€12(約1,717円)でした。
月曜日 ミュンヘン9:20発 ローマ10:55着 VY6299(Vueling)
再び電車で空港まで。電車代は€12(約1,717円)。
ミュンヘンでの預け荷物は13.1㎏。1ℓの水も含んでいます。この航空会社は1個あたり23㎏を超えていたら1㎏につき€12請求されるということで、この時点では余裕でした。
この日のフライトはバルセロナのLCC。€58.38(約8,018円)です。以前ローマまでLCCで安く飛んだものの、夜遅めに到着、街までタクシー代が€30かかったのが残念だったので、トータルで考え早めのフライトをチョイス。
空港から街中までは、電車で€14(約1,995円)。
火曜日 ローマ8:15発 ブリンディシ9:30着 FR7103(Ryanair)
この日の荷物は11.7㎏。フライトは€43.08(約5,855円)。ライアンエアーの預け荷物は15㎏までか20㎏までかを選択しその分料金上乗せ。実際超過していたら1㎏あたり€10です。できればムダ金は払いたくありません。
空港からはアルベロベッロまでバスで。€8.4(約1,200円)
電車でレッチェまで。€8.4(約1,192円)。
木曜日 ブリンディシ16:00発 ピサ17:35着 FR9779(Ryanair)
ライアンエアーで€76.44(約10,389円)。13.3㎏。フィレンツェ行きのフライトが高かったりしたので、ピサ行きを選択しました。フィレンツェの中心地までバスで€6(約846円)。所要時間は1時間ほどなので問題なし。
友人が花を手にバス停で迎えてくれました。
日曜日 フィレンツェ17:00発 ミュンヘン18:15着 EN8197(AIR DOLOMITI)
このフライトが痛恨の€192.28(26,399円)。安いものがみつからず、都市の訪問順を入れ替えた場合など試算しましたが、結局これがベストでした。安くあげようとしても、落とし穴があったりするものですね。
空港までは友人が車で送ってくれました。
フィレンツェではおみやげを渡し大分軽くなりましたが、逆にいただいたり、買い物をしたり。それでもこのLCCは、預け荷物ありの場合23㎏までOKなので、心も大分ゆったり。
日曜日 ミュンヘン21:25発羽田月曜日15:50着 NH218(ANA)
空港で友人へのお土産購入ラストスパート。もう荷物の重さは余裕なので気楽です。
今回の旅の総費用
さて、LLCでの移動が多かったこの旅、現地での交通費はトータルで約6万円。高いと見るか、安いと見るか。
そして参考までに10日間の旅の総額は、日本円に換算して約36万2000円。
筆者の場合、友人宅に2泊し、食事をご馳走になったり、ドライブに連れていってもらったりしたので、宿泊費等少なくなっている分がありますが、その分友人宅に手土産を持っていったりしています。また、ショッピングをしない方はもっと安くあげることができるでしょう。
【内訳】
現地での交通費:5万9330円
宿泊費:5万4470円(2泊は友人宅のため無料)
食費:2万8210円
友人宅への手土産代:約1万円
お土産代:1万9320円
ショッピング:6万1740円
観光:2840円
総費用:約36万1910円
※筆者はマイルを使って渡航したため前述の通りサーチャージ料金のみがですが、ここでは東京-ミュンヘン間の往復航空券の参考価格を記載しています。また、航空券の価格は航空会社や時期によって異なります。
LCCは、シートのくったり感など割り切った感じが寂しいときもありますが、安いフライトをみつけたときの興奮を生んでくれるし、自由度をぐっと広げてくれる存在。筆者の場合、もう旅の計画には欠かせません。
[All Photos by Shio Narumi]