2017年に桃園空港MRTが開通以来、台北と桃園空港間の移動がぐっと便利になりました。台北駅から桃園空港まで30分ほどでアクセスできるというのはとても魅力的!
ただ、利用したことのある方の感想の中には「台北駅でものすごく歩いた」というコメントをよく見かけます。なぜなら台北駅は台湾新幹線や台湾鉄道、地下鉄MRTにバスステーションも直結、地下街だっていくつもある巨大な駅だからです。
東京駅や新宿駅で何度か迷子になったことのある筆者は、台湾に住んでいて何度も台北駅に行ったことがあるにも関わらず、はじめて乗る時は台北駅で迷子にならないか心配でした。
この記事では、筆者が実際に台北MRTで台北駅に到着してからMRT桃園国際空港線の台北駅まで向かうまでの道のりを紹介します。ここは気をつけないと迷いそうだなと感じた点や、覚えておくと便利かもと感じた点を特にピックアップしたいと思います。
台北駅に到着!
多くの方は台北MRTで台北駅まで行かれることでしょう。交通の要である台北駅では、スーツケースなどの大きな荷物を持って移動されている方も多くみかけます。
まずはこの表示を頼りに
桃園空港MRT台北駅までは「桃園機場捷運 Taoyuan Airport MRT」という表示を頼りに歩いていきましょう。至る所に表示されているのでわかりやすいです。
あれ?中山地下街に着いちゃった?
しかし、筆者は表示通りにすすんでいたのにもかかわらず「中山地下街」と書かれた入り口に到着してしまいました。中山地下街はMRT中山駅へと続く地下街で何度も通ったことがあるためここではないな、と後ろを振り返って見てみると・・・。
「桃園機場捷運」と書かれた表示を見つけることができました。おかしいな? と思ったらまわりを見渡して表示を探すことが大切なのかもしれません。
台北駅の各所には平面図もあるため、現在地がどこになるのか確認しながら行くと安心です。それにしても台北駅ってほんとうに広いなぁと来るたびに感じます。地下街だけでも「K区地下街」、「Z区站前地下街」、「Y区台北地下街」、先ほどの「中山地下街」とたくさんあり、急いでいる時に間違って行ってしまったら大変です。
ひたすらまっすぐ!
こんな風景が見えてきたら、表示の通りひたすらまっすぐ歩いていきます。道の途中には鉄道弁当のお店もありますが、MRTは飲食禁止なのでご注意ください。
Y区台北地下街と並行している?
長い道を歩いていると、道に並行するような形で「Y区台北地下街」への入り口があることに気づきます。
ここで平面図をよく見てみましょう。
拡大するとわかるように「Y区台北地下街」のY12U、Y16Uといった出口と桃園空港MRT台北駅が繋がっています。
試しに台北地下街へと続くエスカレーターで、下へと降りてみます。
エスカレーターを降りたらすぐ目の前に「Y区台北地下街」が広がっています。これなら桃園空港に向かう前に最後のショッピングやランチだって楽しめちゃいますね。
「Y区台北地下街」から桃園空港MRT台北駅へと向かう表示だってとてもわかりやすいです。
再び元の道へ戻りましょう。ここまで来たら後はエスカレーターを下っていくだけ。
MRT桃園国際空港線台北駅に到着
新しくできたばかりの桃園空港MRT台北駅は、近代的で開放感があります。台北駅から桃園空港までの料金は160元で、台湾の交通ICカード悠遊卡も使うことができます。
ちなみにお手洗いは1つ目のエスカレーターを降りた横にあります。改札を通りすぎた先にはお手洗いはないのでお気を付けください。
直達車と普通車がある
空港MRTには直達車(快速)と普通車(各駅停車)の二種類があります。
直達車は、A1台北車站、A3新北產業園區站、A8長庚醫院站、A12機場第一航廈站(第一ターミナル)、A13機場第二航廈站(第二ターミナル)の順に停車します。普通車は各駅停車となります。どちらも約15分に1本の頻度で運航しています。
あっという間に空港に到着
直達車に乗ると、30分ちょっとで桃園空港に到着します。車内にはスーツケースを置くスペースもありますよ。筆者は午後2時の列車に発車ぎりぎりの時間に乗車しましたが席は空いており、座っていくことができました。
台北から桃園空港まで約30分でアクセスできる桃園空港MRTですが、台北駅に行き慣れていないと場合によっては迷ってしまうかもしれません。心配な方は時間に余裕を持って向かってくださいね。無事に迷わずたどり着いて時間があまったら、Y区台北地下街でショッピングを楽しむのもおすすめですよ。
https://www.tymetro.com.tw/cht/index.php
[All Photos by Yui Imai]