そろそろ夏のバカンスシーズンが近づいてきました。スーツケースを新調したいと考えている人もいるかもしれませんね。
今回は、バッグとラゲージの総合メーカー「エース」の広報の方に、“失敗しないスーツケースの選び方”についてお聞きしてみました!
失敗しないスーツケースのサイズの選び方は?
(C)ACE
最適なスーツケースのサイズの目安は、「1泊=10リットル」。季節や、旅先の気候によって衣類の量や必要なアイテムは変わってきますが、基本的には以下を参考にするとよいでしょう。
・45〜50リットル:3泊程度の旅行、近場の海外旅行など
・60〜85リットル:5泊程度の海外旅行、遠方の海外旅行、荷物を多めに持っていく必要がある場合
・85リットル〜:10泊以上の海外旅行、遠方の海外周遊旅行、家族旅行など
機内持ち込みが可能なサイズは?
(C)ACE
航空会社により変わりますが、基本的には幅、奥行き、高さの合計が115cm以内、10kg以内。3辺それぞれの内訳も注意が必要で、高さ55cm以内、幅40cm以内、奥行き25cm以内となります。持ち込めるのは、身の回り品1個のほか、航空会社が規定したサイズの手荷物を1個まで、です。
機内持ち込みサイズのスーツケースのメリットは、「飛行機を降りてすぐ移動ができるので時間が節約できる」「ロストバゲージを防げる」「スーツケースの破損を防げる」など。出張や弾丸旅行、なるべくたくさんの観光スポットを巡りたいときなどは特におすすめです。
無料の預け入れが可能なサイズは?
こちらも航空会社の規定により変わりますが、幅・奥行・高さの3辺を合計して157cm以内なら多くの航空会社で無料で預かってくれます。サイズを確認するときは、収納時のハンドルやキャスターも含めて測るようにしてくださいね。
おすすめのデザインや色は?人気の傾向は?
軽くて耐久性の高い樹脂製のスーツケースが、主流であり人気です。金属製のものより安価でデザインも豊富。
表面のデザインは、鏡面仕上げといって、表面が鏡のようにツルツルとした光沢を放ち、発色のよいカラーが映えるデザインが若い世代を中心に人気です。一方で、表面に細かな凸凹をつけてマットに仕上げた「シボあり加工」のものは、落ち着いた印象になることから幅広い世代に支持されています。傷や汚れが目立ちにくい点もうれしいポイントですね。
>>>鏡面仕上げのおすすめスーツケース
>>>シボあり加工おすすめスーツケース
旅行用のスーツケースなら目立つ色がおすすめ
明るい色のスーツケースは気持ちもわくわくする、ということもありますが、空港のターンテーブルで見つけやすいという利点も。目立つ色だと盗難で狙われるリスクも減らせるかもしれませんね。
リブ加工のスーツケースは衝撃にも強い
スーツケースの表面に施される凸凹したライン。このデザインを、リブ加工と言います。リブデザインはメーカーによりバリエーションや個性がありますが、ただおしゃれなだけでなく、スーツケースの強度を高めてくれる効果もあります。
金属素材のスーツケースは男性やこだわりの強い人に人気
金属(アルミニウム)のものは、丈夫で使い込むほど味が出るというよさがあります。スタイリッシュな印象もありますよね。ただ、スーツケース自体が重いので、軽さを求める人には向いていません。
内装がおしゃれなスーツケースは女性に大人気
花柄にリゾート柄に幾何学模様・・・スーツケースの内装に一目惚れ。そんな女性も増えているそう。たっぷり入るポケットは、旅行出発直前まで使う化粧品や充電器類などを収納するのにも便利です。
USBポート付きのスーツケースも!
USBポート付きで自分のモバイルバッテリーと繋げるタイプのスーツケースもあります。
フレーム式とファスナー式、どっちがおすすめ?
軽量なスーツケースがいい人はファスナー式、保護性重視ならフレーム式がおすすめです。
ファスナー式は、軽いだけでなく、ちょっとモノを出したい、しまいたい、というときに少しだけファスナーを開けられるのも便利。ただ、強い力がかかるとたわむので、その分保護性は低くなります。
フレーム式は密閉性が高いので、瓶など割れ物を持ち帰りたいときはより安心です。開閉がワンタッチでできるメリットも。ただし、ちょっとモノを取り出したいというときも、スーツケースを開けるための広いスペースが必要になります。
キャスターの機能ってそんなに大切?
キャスターなんてどのスーツケースでもそんなに違いはないのでは? そう思う人もいると思いますが、実はけっこう大切なポイントなのです。そもそも、スーツケースから飛び出ているキャスターは一番負荷や衝撃がかかりやすい部分。壊れるリスクも高いのです。
小型のスーツケースに搭載されることが多い2輪キャスターは、キャスター部分が大きいことが多く、力強い走行性がメリット。不安定な場所でも自立できます。
一方、4輪キャスターは小回りがきくのがよいところ。垂直のまま動かせるので、大きくて重いスーツケースを移動するときに向いています。
移動時の“音”が気になる人はサイレントキャスターがおすすめ
深夜早朝便をよく利用する人、アパートやマンションなどで移動時の音がご近所に迷惑にならないか心配な人などは、サイレントキャスター搭載のスーツケースを選ぶといいでしょう。静音性のあるキャスターと、そうでないキャスターでは、移動時の“音”が全く違います。
ストッパー機能付きが便利で安心
4輪キャスターのデメリットは、電車やバスの中、坂道やすべりやすい床の場所で勝手に動いてしまうこと。それを防いでくれるのが、キャスターのストッパー機能です。ハンドルの手元のスイッチでワンタッチ操作できるタイプもあります。
取り回しのしやすさ重視なら双輪キャスターを
双輪(ダブルホイール)キャスターは、一般的な単輪キャスターよりも駆動性が高まるとされています。きちんと整備されていない道が多い旅先や、石畳の多いヨーロッパなどに渡航することが多い人は、検討してみる価値ありですよ。
TSAロックの有無もチェック!
アメリカ運輸保安局によって認可されたロックシステムが、TSAロック。アメリカへ旅行する際はスーツケースの鍵をかけることを禁止されていますが、TSAロックがあれば鍵をかけて荷物を預け入れすることができます。アメリカの空港スタッフはTSA専用ツールでロックを解除することができるからです。
スーツケースは見た目のデザインとサイズしか気にしていなかったという人は、想像以上におさえるべきポイントがあって驚かれたのではないでしょうか。あなたの旅のスタイルに合わせて、ぴったりのスーツケースを選んでくださいね。
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